2%成長を侮れない

1月25日
年率2%成長って、一見低成長のように見えるが、30年経過したら単利計算でも累計60%成長している計算なんだな。複利計算すればもっと成長していることに/つまり、30年後の子供の代は、親の代より1.6倍豊かになっている計算。次代に希望が持てる

で、「失われた20年」の間に、かつては一人当たり購買力GDPが日本の半分程度だった韓国・台湾が、地道に3〜4%程度成長して、今では0%成長の日本とGDPで肩を並べていたりする。「3〜4%成長」を侮れない。

原田泰氏によれば、1870⇒1945の日本の成長率を、そのまま1945以降に伸ばしていった場合、2015年の日本の一人当たりGDPは、今の中国程度のレベルに留まるものらしい/つまり、「1945年革命」で、日本の経済構造は成長できる体質に変わった。(但し失われた20年直前まで)

結果的には、日本は「戦争に突入して良かった」「敗戦して良かった」と言える。大日本帝国のママだと、今の一人当たりGDPは半分以下に留まっていた。