インバウンド拡大の政府方針は必ずしも一般市民の支持を得ていない

2月2日

今日の日経15面、クロスマーケティング社のネットアンケート。「訪日外国人が、もっと増えて欲しいか?」の質問に「そう思わない」が44.1%もいたことに衝撃。政府や観光業界の旗振りとは裏腹に、市民感覚レベルではインバウンド観光戦略は支持されていない

中韓ガー」「反日桑田ガー」というネトウヨが「インバウンド増加に反対」してるのは判る。しかし所謂ネトウヨが、社会の44.1%もいるとは思えない/「別にネトウヨじゃないけど、外国人が増えるのがなんとなく嫌だ」というライトな反対者が少なくないことが判る

インバウンド関係者は、この世論調査を重く受け止めなければならない。市民レベルでインバウンドフレンドリーな雰囲気にしなければ、「観光関係者じゃない一般市民から、酷い仕打ちを受けた」とインバウンド客からクレームを受けることになる

因みにインバウンドに関係ない役所のキャリア官僚と先日飲んだんだが、「インバウンド」というワードを彼は知らなかった。「インバウンド」って、まだ業界専門用語なのか?

多分、一般市民は「インバウンド」と「移民」をごっちゃに混同してるんじゃないかな?