「魚沼コシヒカリが最上級」の常識が崩れる日

5月9日

自分は味音痴なので、コメの銘柄なんかは『どうでもいい』/だが、子供はコメの銘柄にこだわりがあるらしく、『銘柄次第で、食べっぷりが全然違う』らしい(妻談)/で、『北海道産・ゆめぴりか』にしたら、『ものすごく食べっぷりが良くなった』らしい/ゆめぴりか?

調べてみると、『ゆめぴりか』は、食味評価でも『はなまる急上昇中』らしく、魚沼コシヒカリには一歩及ばないが、魚沼以外の新潟産コシヒカリよりは上評価らしい。知らなかった/あと10年もすれば、コメの食味の評価も変わるのかも。魚沼コシヒカリをありがたがる世代は旧世代で、若者はゆめぴりか。

そいうえば、30年前には『こしひかり』に並ぶブランドだった『ササニシキ』って、完全にどっかいったよなあ/魚沼コシヒカリも、30年後にはササニシキみたいに凋落している可能性/そもそも、魚沼コシヒカリのブランド化は、上越新幹線田中角栄の影響力も大きかったらしい

最近の若い人なんて、『田中角栄、Who?』だもんな。真紀子ですら、ウチの子は知らないだろう/40年前の角栄ブーム、新潟ブームと同時に、『魚沼コシヒカリ神話』が過大評価された可能性。どんどんブランド化が進化したが、純粋に食味だけでは、そんなに特筆するものでは、無かった?

北海道は広すぎる。『北海道産ゆめぴりか』と言われても、函館とか八雲で栽培されたのか、苫小牧なのか、岩見沢なのか深川なのか、さっぱり判らない。多分岩見沢〜深川エリアだとは思うが/さすがに十勝平野とか北見盆地、名寄盆地ではないだろう

食の常識は続々変わる/『子供はニンジンが嫌いな筈』なんてのは、完全に過去の常識だからな。今では『子供の好きな野菜』の方に、ニンジンはランクインしている

40年前だと『嫌いな野菜』の座をピーマンと二分していたニンジンが、今や子供たちの人気食材に変身しているのは、恐らく品種がガラッと変わったからだろうな/ひょっとして、ピーマンも、40年後には子供の人気食材に変身している可能性も。

ウチの下の子なんか、なぜかピーマンは好きだからなあ。トマトは嫌いらしいが/子供と女性に人気の野菜が『さつまいも』だが、これは成人男性にはトコトン嫌われている。

『男性が喜ぶサツマイモ』の開発の方が、『子供が喜ぶピーマン』の開発より、難しいような気がする。

札幌のラーメンは『味噌』という常識も、結構後付けだったりする。元々は、醤油ラーメンの方が主流だった/サンヨー食品の『サッポロ一番』が、『白菜、しいたけ、にーんじん、季節のお野菜いかがです〜』なCMを流して、一気に『札幌のラーメンは、味噌だ』という『常識』が日本中に定着してしまった