首都圏のバス便エリア非住宅化、鉄道総井の頭線化

8月7日
自分はかねてから『都市に大規模な公園が必要という都市教科書は時代遅れ。高齢化が進んで、徒歩圏内の環境が重要な現代では、ミニ公園を無数に配置した方がいい』が持論なんだが、この前読んだ三浦展の対談本に、全く同じこと言ってる大学教授がいたので、我が意を得た

『行政が大規模公園予定地を指定して、ムリヤリ用買する』よりも、『自然とランダムに発声する空き家を、そのまま取り壊してランダムなミニ公園群にしていった』方が、強制買収の手間もかからないし、空き家対策にもなって一石二鳥、という主張

私見だが、都内の計画道路って、その目的の大半は『渋滞解消』というよりは『防災帯の確保』/クルマ離れが進む現代だと、『渋滞対策の為に』都市計画道路を貫通させる意義は薄れている。あとは『防災帯をいかに確保するか?』/先述の『ランダムに発生した空き地群』に、防災帯の役割果たせないか?

つまり、都市計画道路の予算を削って、モクミツエリアの空き地を公的買収して、ランダム空き地群にする事業に予算投入した方が、『賢い予算の使い方』だと思う

8月8日
三浦展の対談本の中のネタで、『今後首都圏すら人口減少する中』で『首都圏の利便性を維持する』には『駅からバス便の住宅開発を抑制し、駅徒歩圏に人口シフトするような都市政策が望ましい』とあった。これ、つくづく自分が考えていることじゃん/これって、パワービルダーの否定につながる

さしずめ、『東京30キロ圏では、駅から15分以上のエリアでの、建替以外の住宅建設や、戸数を増加させる建替(例:一戸建⇒集合住宅)を、抑止する』みたいな都市計画の変更は、できないのか?

『首都圏鉄道井の頭線化計画』なんて話題も出ていた。これも前から自分が提言し続けていた/駅間距離の長い線区(JRの中距離電車区間など)に、『井の頭線並みの駅間で駅を大量増設』すれば、『鉄道沿線に張り付くように、人が住むようになる』

自分の案は、こういう駅間の長いエリア(例えば大宮以北の高崎線とか)で、700m毎に駅を設置したとして、15両編成の普通電車が全駅停車させるのは無駄だから、そういう新設駅だけを停車するような1両の『レールバス的サイズの電車』を、例えば大宮〜宮原間、宮原〜上尾間に走らせるというもの

あるいは、上りホームと下りホームの両方を作るのは経費が掛かるから、片方のホームだけ作り、その分折り返し乗車を認める、というスキーム。名付けて『片側駅』/片側ホームは、人家が集まっている側に建てる。中距離電車区間だと、片側に人家があって、もう片側は田畑という光景、結構多い

高架じゃなく、地表を鉄道が走ってるエリアに『片側駅』を作れば、跨線橋とかの大掛かりな工事をしなくて済む。1両だけ停車でいいのなら、15両分のホーム作るより安上がり

首都圏50キロ圏だと、まあ10〜20分に1本のペースで電車は来ますから、『折り返し乗車』にしても、20分も待たずに折り返し電車が来るので、そんなに不便ではない

@loveeearth LRT的発想です。或はデュアルモードビークルでもいいと思っています。

JR幹線の脇に国道が走っていて、国道を走る路線バスがJR&国道沿いの人家の域内輸送をしている、という光景はよく見る/そういう路線バスの輸送を、鉄軌道で代替できませんか?というのが自分の提案

@loveeearth 課題は朝ラッシュ時の列車密度でしょうね。どうしてもLRT的ミニ電車は(停車駅が多い故に)スピードが遅いので、通常規格の電車にスグ追いつかれちゃう/朝ラッシュ時でも10分に1本程度のダイヤの区間なら、その間に地域LRTダイヤを挿入できるのでは?

@loveeearth 閉塞については、抜本的な変革、GPS閉塞みたいなものに変える必要があるかもしれません

あと、既存鉄軌道借用LRTは、運営主体をJRじゃなくて3セクにした方がいいかも。元々国道にバス走らせていた会社も資本参加し、運賃設定はJRより割高にする/沿線自治体が『1両の長さのホーム』の施工費を拠出する

たまに仕事で、土浦とか市原とか上尾とか、『JRの中距離電車区間』に行ったりする/そういう場所に行くたびに、『駅間離れていて、でも駅間に人家が結構あるのに、駅がないのは勿体ないなあ』と感じていた次第です

パワービルダーは、柏駅バス便みたいな立地で、2000万円台前半、売れなけれは2000万円未満でドーンと値引き販売する/先述の「鉄軌道沿線への人口シフト」というのは、南柏駅徒歩12分な中古戸建をリノベして、せめて2000万円台前半で供給しなきゃならないハードゲーム

図書館で借りた三浦展の本を読む一方で、自費で買った沖有人の本を読む/基本的に、沖有人の本に書いていることは、『デベ社員なら、全て知ってなきゃ、ならない』レベルの話/むしろ、『一般消費者が読む不動産本には、どういうことが書かれているか?』を把握する為に読んでいる

確かに最新刊『50歳からのご自宅戦略ABC』に書かれていることは、不動産のイロハのイ、ABCである/しかし、郊外に住宅ローンで一戸建てを構えているような一般人で、この本に書かれていることを知ってる人は10%もいない