のら様本を読むには基礎リテラシーが必要

2月13日
改めて、のら様の本を読み直す/「分譲と賃貸、どっちが有利か?」の永遠論争は「金利3%でイーブンになる」と分かりやすい解説。となると、今の環境は、圧倒的に分譲に有利

でも、肌感覚だと、史上空前なローン低金利でも、世の中に「住宅ブーム」は来てない気がする。せいぜい「消費税率アップ前の駆け込み」程度

デベロッパーは、既にタワマン一つ持ってる年収1000万円クラスタ、でも不動産にそんなに詳しくないクラスタに、「タワマン買い換えて、手持ちのタワマンは賃貸に回したらどうですか?」なプロモーションは、まだまだ出来てない気がする。

のら様本84ページに「西向きマンションは、冬に売り出すのが有利じゃないか?」の指摘/レインズデータで、売出季節と方位のクロスデータ取得して、検証できないかな?

のら様本114ページで、中古売却時の「臭いによる減価」問題/エステー化学辺りが、「中古マンションが高く売れる消臭元」なんて商品出せば、ヒットしたりして。脳心理学的に、買い主が気に入ってしまう香り成分を配合

或いは、中古の内見の時に、「買い主をその気にさせるBGM」を流せば、中古の成約価格が50〜100万円くらいアップしたりして。脳科学音楽心理学と不動産の融合

大手不動産仲介会社で、そういう「買い主心理学」の研究してる会社って、ないよな?強いて言えば、ホームステージングしてる野村アーバンネットくらいか?

ソニー不動産は、人工知能による査定なんかやるより、買い主の判断を狂わせる香りやBGMの研究した方が勝算あるのでは?グループにソニーミュージックもあるのだし。

新築マンションが中古マンションより売りやすい理由の一つとして、「新築のモデルルームのBGM効果」は、、、関係ないか。

@aka1you 間違っても谷村有美は流さないな。

一行ネタ/誰か、「マンションコミュニティ掲示板の歩き方」というブログを執筆すれば、案外受けるんじゃないかな?嘘書き込みの見分け方、正しい情報の見分け方

改めて、のら様本を読んだ/自分は、つっかえることなく、ストンと読み進められた/が、多分、「この本、何書いてあるんだろう?」と「ストンと読み進めることが出来ない人」というのが、世の中にはいるんだろうな。というか、その方が多数派だったりして/いわゆる「情弱」っというやつ

で、のら様本をうまく読み進められないタイプの人に限って、高知のブロガーのアジテーションに引っ掛かりやすい気がする

因みに、のら様本は、昨日まで上司の席にあったのを奪ってきて、週末改めて読んだ。元々自分が買った本なんだが

例えば、のら様本16ページに「家族の最大幸福を図る」という概念が出てきます/この単語、「政治は国民多数の最大幸福を図る為にある」という高校ないし大学の公民政治の知識がないと、ストンと理解できない訳です

「最大幸福」と4字でまとめてくれてるので、字数も少なく効率的で、非常に読みやすい/だが、そもそも最大幸福の意味を知らない人にとっては、まず辞書で最大幸福の意味を調べなきゃならない。そういう点が、ストレスになる

その前に、「最大幸福」の意味知らないレベルの人は、辞書の引き方を知らない、という話もある

多分、「いいだのいい家」購入層レベル(世帯年収500万円程度)だと、「最大幸福」という言葉使っても、すんなりとは通じない気がする

だから、いいだのいい家購入層に、のら様本の内容を伝えようとしたら、まず「最大幸福の言い換え」から始まって、ボリュームが数倍になりそう。読んでもらえないだろうなあ

いきなり世帯年収500万円まで「下りていく」のは大変ですが、世帯年収700万円クラスには、何とか伝えることも出来るような気がする。

因みに、うちの妻は池上番組で「成る程、、」と感心してる層だ、、/うちの妻に、のら様本を渡して、読解できるか、試してみたい

あと、情報が整理されてなくて、のら様もテーマ化を避けた「戸建、建売の世界」を整理して本に出来れば、それもブルーオーシャンだろうな

@haruboo0 戸建ての魅力とは、突き詰めると「カスタマイズの魅力」だから、それはリセール時にマイナスに働く/のらブログ読者層なら即理解できるポイントですが、「いいだのいい家」購入層が、その辺どこまで理解してるのか?

「いいだのいい家」購入層が、「別にリセールの出口は少なくていい」と割り切ってるのなら問題はないのです/「いいだのいい家」層が、その辺の理屈を知らずに、後で「損した〜、タカラレーベンのマンション買っとくべきだった〜」と後悔するようだと、困る

ただ、現状は、中古戸建は過少評価になってる気もする。地方は兎も角、東京通勤圏の中古戸建は、アンダーバリューでは?

だから、不動産の心得のある数人が、少額資本でビジネスやるなら、首都圏中古戸建を元にすれば、利鞘を稼ぐ余地がある

ただ、中古戸建はカスタマイズ性が大きいから、なかなか大資本による規格ビジネスが出来ないんだよね。だから、不動産OB数人による業者的ビジネスは出来ても、それ以上の大きさには成長出来ない

中古戸建がカスタマイズ性強すぎることで流動性が損なわれ、大資本による整理もされずにアンダーバリューが放置されるとしたら、社会的にも「不幸」だと思う/ソニーが自慢する「人工知能査定」は、中古戸建の世界に応用できれば、社会的意義も出てくる

因みに、建売の世界は、基本的ローデータからして整備されてない。リクルートの担当者ですら、「ウチで把握できてるのは、首都圏建売ピラミッドの頂点の1割だけです」とのたまう/飯田グループの建売は、建売ピラミッドの底辺じゃなく中腹だからな。底辺には電柱広告な違法スレスレ建売がゴマンとある

@Tokyo_of_Tokyo @haruboo0 マネタイズの観点から言えば、そういう層は可処分所得が高いから、本を買ってくれる可能性高いから、正解ではあります/ただ「それより下の層を巻き込む本が出れば、世の中変わるかも」という無責任な期待も抱いたりします。儲けにはなりませんが

これはいろんなジャンルの本に言えるのですが、前もって「リテラシー偏差値50な読者層向け」とか「偏差値70向け」とか、想定読者層を明示して売って行く方が、何かとスマートだと思う

@5fret 「リセールバリューを考えたら、単世帯に抑えておいた方がいいですよ」なんてアドバイスを、住宅営業マンがする訳ないわな。単純に請負金額が減って、歩合も減っちゃうから

逆に言えば、広めのマンションをカスタマイズリフォームして、二世帯マンションにする、という強者が、1%程度存在してもいいのに、殆ど存在しない。やはりマンションクラスタは、無意識のうちにリセールを意識してるんだな。

のら様本にもデータあったが、リセールバリューがもっとも有利なのは50平米台のマンションらしい。時代はコンパクトマンションを欲している

ただ、自分がマンションクラスタにいながら、一方で「戸建ガンバレ」と言ってるのは、首都圏の中古戸建の普及が、首都圏の出生率引き上げにつながるから。50平米台マンションのリセールバリューが最高な都市圏で、出生率が2になる訳がない