なぜドイツは英仏を追い越せた?

7月17日
一行ネタ/なぜドイツは、第一次大戦までの間に「新興国」として急発展でき、第一次大戦で敗戦しても急復活でき、揚げ句ヒトラーが国を滅ぼしても再復活してヨーロッパ随一の強国になれたのか?/「植民地が少ない」等のハンディがあるのに、何故英仏に追い付き追い越せたのか?国民性の問題か?

地政学的に分析すると「ヨーロッパの中央部に位置している」から、ヨーロッパ西縁の英仏よりポジションが有利、とか「ライン川の水運で国内輸送コストが低廉化された」からなのか?

それとも、1890〜1900年頃から、「実は、植民地の存在は本国経済にはマイナス」になっていて、「持たざるドイツ」の方が「持つ英仏」より有利になっていたのか?

ビスマルクの国家改革で、ドイツの方が企業活動が英仏より有利だったのか?或いは「規制緩和」されていたのか?それとも国民側の社会保障が英仏より充実してたのか?教育が充実してたのか?

科学技術の問題かもしれない。英仏は19世紀前半に見つかった技術にこだわりすぎて、19世紀後半の新興技術をいち早く採用したドイツが追い越して行ったのかも

それとも、「民主主義な英仏より、(当時は)開発独裁だったドイツの方が、経済成長には適していた」ということか?

世界史の教科書は「ドイツが急発展した」とだけしか書いてない。「何故英仏は発展スピードが減速してしまったのか?」は書いてないんだよな

この辺はうまく説明できないのかも/後世の歴史教科書に「日本は1990以後、経済成長がピタリと止まりました」とは書けるが、「何故止まったのか」を教科書は書けないのと同じ/今の日本って、経済的には韓国台湾に追い付かれてるからな。19世紀末の英仏とドイツの関係と同じ

経済は一定レベルまで達すると、それ以上には成長できなくなるのかな?英仏は1870年頃にはその水準に達してしまい、ドイツは遅れて1900年頃にその水準に達したとか