ビジネス・経済ブレーク65・ソニーはオジサンブランド

ビジネス・経済ブレーク65・ソニーはオジサンブランド
(なんでも掲示板 05年10月 投稿済)

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ソニーはオジサンブランド  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:10月12日(水)07時55分25秒

先日の日経でITジャーナリストの山根一真氏が
ソニーよ、早くソニーらしさを取り戻せ」と
アジっていた。
(「アジ」で判る人、トシがばれますよ)

ソニーらしさ」って、何だ?

恐らく
「クール(かっこいい)」
「独創的」
「スリムでコンパクト」
「最先端」
ということだろう。

で、恐らくソニーにこのようなレッテルが貼られる理由としては、
世界で始めてトランジスタトリニトロン等のAV機器を産みだし、
ウォークマン」で音楽シーンを一変させたからだろう。

その黄金期が、丁度「団塊の世代」にマッチしているのである。
なので、団塊の世代には
ソニーなら目新しい最先端のモノを、きっと出してくれる」という
ソニー神話」めいたものがある。

さらには「盛田&井深」コンビによる成長神話が、戦後生まれ企業としての
サクセスストーリーとして、よけいブランドに箔を付けている。
現代でいえば「プロジェクトX」的ネタなのである。

で、ソニー神話の信奉者からすれば、最近のヒット商品もなく迷走するソニー
「らしくない」のである。
山根氏に言わせれば
「少年への悪影響を考慮せずにプレイステーションでゲーム機事業を拡大する
 ソニーは、ソニーではない」らしい。

しかし、もう少し下の世代にとっては、ソニー神話のような信仰はない。
30代の小生から見ても、単なる一AVメーカーである。

むしろ「VHS・ベータ戦争で無残な敗北を喫したダメメーカー」の
イメージの方が強い。

60〜70年代のソニーイメージである「クール」のイメージの企業を
現代で探せば、もはやソニーではなく、例えばGoogleとかであろう。

ソニーは、50代のオジサンによる「ソニー信仰」により過剰な
プレッシャーを受けている気がする。
誰か「あんたはただの一企業だよ」と言ってあげて、
ソニー本体をソニー信仰の呪縛から解放してやってくれ。

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因みに  投稿者: スルッとKANTO  投稿日:10月12日(水)08時03分56秒

Googleで「ソニー信仰」で検索すると211件ヒット。
う〜ん、やはり宗教だったか・・・

あっ、別にガンバ(松下)のライバルだから叩いている訳じゃないので、
念のため。

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