鉄コの部屋 (85)飛行艇・飛行船の活用を!

(なんでも掲示板 01年12月・03年10月・06年06月 投稿済)



飛行艇の開発を 投稿者:スルッとKANTO  

空港が無い地域で、海岸沿いの地域には飛行艇を導入してはいかがか?
まずは東京(江戸川水面?)〜小笠原であろう。
これが成功すれば、東京〜宮古(岩手)、東京〜舞鶴、東京〜尾鷲、東京〜大阪(淀川水面?)
宇和島、東京〜大阪〜宿毛、東京〜大阪〜延岡、等で実現して欲しい。
特に、江戸川〜淀川、となれば東京都心〜大阪都心の路線になるため、多少ジェット機より
速度が遅くても、航空から利用客が相当シフトするだろう。
(空域調整の問題はありますが)

ところで、エアヨコハマの横浜〜小笠原間飛行艇計画は頓挫したみたいです。
やはり高速船スーパーテクノライナーか?

                                                                                                                                                              • -

(無題)  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 6月22日(水)21時52分19秒

スーパーテクノライナー

http://www.asahi.com/business/update/0610/107.html
東京〜父島高速船計画が暗礁に 「大赤字」と運航会社

原因としては原油高と、父島の宿泊施設不足(によるとのこと。
しかし、小笠原への観光客は、「おがさわら丸」の輸送人員以上にはありえないので、
船内宿泊を認める「シーホテル」を導入すれば、宿泊不足は解消されるハズではないのか?

                                                                                                                                                              • -

ホテルシップ  投稿者: くろだ  投稿日: 6月22日(水)22時24分23秒

> しかし、小笠原への観光客は、「おがさわら丸」の輸送人員以上にはありえないので、
>船内宿泊を認める「シーホテル」を導入すれば、宿泊不足は解消されるハズではないのか?

ホテルシップ制度ならもうありますが。
 例: http://www.ogasawarakaiun.co.jp/ogamaru/
スルッとKANTOさん、長期滞在が計算に入ってないのでは?

                                                                                                                                                              • -

(

飛行船の開発を 投稿者:スルッとKANTO  投稿日:10月 3日(金)22時33分18秒

今日の日経に、名古屋の「日本飛行船」に日本郵船が出資する、という記事があった。

日本飛行船は愛知万博向けに遊覧飛行を行う計画のようであるが、もっと積極的な
活用方法を考えてみたい。

1.都市発の輸送手段
  飛行船のメリット(航空機と比較して)としては、「離発着時の騒音が殆どない」と
  いうことである。
  (デメリットは「速度」が遅いということのみ)
 
  これは即ち、騒音問題がうるさい都市において、飛行場の新設よりもトラブルが
  少ない、と考えられるのである。

  ただ、問題としては、離発着時にある程度の広さのスペースが必要なことである。  
  http://www.makesnet.com/top_page/okugai_top/flow/base.html
  によれば、70m×70mの広さのスペースが必要で、しかもその回りには
  建物が無い事が望ましい、とされる。

  離発着場に一番いいのは河川敷、それ以外では学校のグラウンドであるが、
  学校のグラウンドを常に商業輸送に使うわけにはいかないだろう。

  発想を転換して、例えば幕張メッセ等の巨大な建物の屋上に着陸する、というのも
  いいかもしれない。

  できれば、もっと小さいスペースで離着陸できる飛行船を開発してほしい。
  (ヘリポートの大きさまで地積を小さくできればベスト
   因みにヘリポートで36m×36m)

  例えば都内〜伊豆大島などの場合、距離も短い為、
  飛行機とのスピード差がさほど問題とならない。
  (飛行船でも時速120キロ程度は出せる)
  都心から飛行船が離発着ができて、料金がリーズナブルになれば、
  競争力はあるといえる。
  大阪付近では例えば大阪〜小豆島とかどうだろうか?

  大阪付近は山が多いが、山を越えて例えば大阪〜新宮とかの
  飛行船航路も考えられる。

  つまり、中距離(100〜200キロ)の輸送手段としては、
  充分に使い物になる、と言える。
  もっとも、速度は高速バス並みといえるので、
  まともに鉄道や高速道路等が走っているエリアは対象外となる。
  なので、大阪〜新宮などの高速が無いエリアが望ましい。

  もしくは鉄道があっても乗換が強いられるエリア、例えば
  東京からでは会津若松とか高山とかへ飛ばしてもいい。
  岐阜市まででも3時間程度で飛べる。
  新幹線の名古屋乗換より多少時間はかかるが、乗換がない点と、
  空中観光できる点を考えると、案外人気を集めるかもしれない。

  大阪からは、甲府とか前橋とか、新幹線網では遠回りになる都市へも
  4〜5時間で到達できるので、可能性はある。
  あと、倉吉市とか室戸市へ飛ばしても面白そうだ。
 
  札幌から道内の空港の無い町へ飛ばしてもいい。

  (想定航路)
  札幌〜浜頓別/札幌〜枝幸/札幌〜興部/札幌〜羽幌/
  札幌〜陸別/札幌〜富良野/札幌〜江差/札幌〜瀬棚

  東京〜会津若松/東京〜相馬/東京〜岐阜/東京〜各務原/
  東京〜上高地/東京〜木曽福島/東京〜高山/東京〜福井

  大阪〜前橋/大阪〜軽井沢/大阪〜甲府/大阪〜下田/大阪〜高山/
  大阪〜新宮/大阪〜尾鷲/大阪〜倉吉/大阪〜室戸

  福岡〜延岡/福岡〜佐伯/福岡〜豊後竹田/福岡〜日南

2.離島航路
  滑走路を新設するよりは安上がりと思われる。
  現在滑走路のない離島への輸送などにいかがだろうか?

  以前「鉄コ」で小笠原への飛行艇の導入を提言したが、
  飛行船でもいいかもしれない。
  (飛行艇より速度が各段と落ちるが、夜行運行すればいい。
   現状の飛行船では夜行運行は難しいが・・・)

  先述の小豆島などは、空港無しの島としては大きい方なので、
  飛行船航路の対象になりうる。

(想定航路)
  札幌〜天売/札幌〜焼尻/東京〜大島/東京〜小笠原/大阪〜小豆島/
  小笠原父島〜母島/鹿児島〜甑島/鹿児島〜トカラ列島/那覇西表島

3.夜行航路
  夜間も運航できるようにすれば、飛行船を昼夜フル稼働できて
  コストが安くなる。

  東京〜札幌では10時間程度で飛行できるだろう。
  夜9時に東京を出て、朝7時に札幌に着く。
  これだと充分航空機に対抗できる。

  大阪〜札幌とか東京〜那覇とかは、所要時間がチョット
  掛かりすぎるかもしれない・・・

  あと、海外へも夜行便を飛ばしてもいい。
  例えば大阪〜釜山とかソウルとか。

(想定航路)
  札幌〜東京/札幌〜大阪/東京〜福岡/東京〜那覇/大阪〜鹿児島/
  大阪〜那覇/福岡〜那覇/鹿児島〜那覇/東京〜小笠原/大阪〜小笠原

  大阪〜釜山/大阪〜ソウル/大阪〜済州島/大阪〜光州/大阪〜太邸/大阪〜大田/
  福岡〜ソウル/福岡〜上海/那覇台北/那覇〜香港/
  札幌〜ウラジオストク/札幌〜ハバロフスク/札幌〜ユジノサハリンスク

4.山岳物資輸送
  例えば富士山の山頂とかへ物資を輸送する場合、ヘリよりも
  輸送力はある。
  
  ただこの場合、富士山に着陸はできないだろうから、
  着陸しないまま(空中のまま)で、物資を地上〜飛行船間で
  上げ下ろしができるようなシステムを開発する
  必要があるだろう

  この「上げ下ろし」のシステムを工夫して、人の乗降も
  できるようにすれば、都市部で広いスペースがない場合でも
  飛行船輸送の活躍の場が広がる。

  緊急医療や災害の場合を考えれば、「上げ下ろし」システムを
  開発して、着陸しなくてもいい飛行船輸送システムを開発する事は
  意義があると思う。
  
5.都市内超高層物資輸送
  超高層ビル建設現場等のクレーンの代わりに
  飛行船で物資を輸送するアイデアがある。

6.電波塔・通信衛星の代替
  無人飛行船を使って通信の中継基地にするアイデアがある。

                                                                                                                                                              • -

上記投稿に対するレスです。
飛行船 投稿者:あじあ号  投稿日:10月 4日(土)09時58分01秒

これの欠点は天候の悪化に弱いことではないでしょうか?
それと、水素ガスを使っていたために火災事故を起こしたヒンデンブルク号
記憶が悪い意味で残っているのかも。
ちなみに、現在使用のヘリウムガスは燃えませんが。

風船爆弾と潜水艦で爆撃機を運搬しての米本土爆撃 投稿者:あじあ号  投稿日:10月 4日(土)10時09分05秒

これを馬鹿にする人もいるが、そうでもない。

1 風船爆弾
 通常爆弾だけでは、それほど効果はない。(米本土で数名死傷者があった
らしいが。)ただし、原爆又は日本で開発していた生物兵器を搭載すれば、脅威
である。このため、米国は風船爆弾が米本土に到着していたことだけは報道統制
をしたらしい。
 なお、風船爆弾は当時の先端技術だったそうだが・・私は文系なのでよくわからない。

2 米本土爆撃
 日本本土から大型爆撃機で爆撃することも検討されたが、航空機の開発、その量産
の困難性から、成功しなかった。(当然だが1機だけで爆撃しても効果はほとんど無い)
ただし、日本の潜水艦で米本土西海岸付近まで小型爆撃機を運び、海上から出撃して
爆撃したことがあった。
 1機で効果があるのか?であるが、これはあると思う。
 というのは、本土爆撃され、それが報道されれば、議会で問題となり、日本の
潜水艦が西海岸に近づかないように、海軍を防御のため西海岸に呼び戻せという主張
が生じ、日本へ攻撃する戦力から引き抜かれ、戦力が減少することとなる。
 これは、頭が良い作戦だと思うが、どうでしょう。
 余談だが、戦後この爆撃機パイロットは勇気があるとして、米国に招待された
らしい。

                                                                                                                                                              • -

飛行船の気嚢とキャビンを分離せよ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2007年 6月 9日(土)12時13分28秒


ときどき、飛行船を本格輸送に使えないか・・・と妄想するが、
昨日思いついたアイデア

現在の飛行船最大の欠点は「大きすぎる」ことである。

ヘリウムによる浮力を得るためには、相当量のヘリウムガスが必要に
なるので「止むを得ない」のであるが、そのためにジャンボ機をも上回る
大きさになってしまい、都会等では着陸できないのである。
折角の静粛性の性能を生かしきれていないのだ。

しかし、乗客が乗り込む部分(キャビン)は、せいぜい
マイクロバス程度の大きさがあればいい。
それくらいの大きさなら、幼稚園の園庭でも着陸できる。

であれば、ヘリウムガス部分(気嚢)とキャビンを
分離すれば解決するのではないか?

具体的設計イメージ。

気嚢部分がキャビンを「吊り下げる」構造にする。
(見た目イメージは「気球」に近くなる)
最低限、4箇所を強固なワイヤー(長さ100m程度)で
吊り下げる。

気嚢部分は、キャビンの上空100mの場所に「浮いている」
格好になる。
キャビンが幼稚園の園庭に着陸ていていも、
「ジャンボ機並みの大きさ」の気嚢は上空100mの
ところにあることになるわけであり、周囲に超高層マンションでも
ない限り、住宅密集地にもアプローチは可能になる。

推進装置(上下左右へ方向転換可能)は、多分プロペラになるのだろうが、
それは気嚢とキャビンの両方に設置する。
離陸時は、気嚢のプロペラとキャビンのプロペラが同時に作動して、
シンクロしながら浮上することになる。

プロペラ停止時には浮力が重力を上回る設計になるのであろうか。
つまり、プロペラを作動させないと、自然と上空に上がってしまうようになる。
なので、キャビンが地上にいる時は、「船が碇を下ろす」ように、
「飛んでいかないように」しっかりと結わえるようになる。

なんか漠としたイメージだが、なんかこの設計コンセプトで飛行船作れる気がする。
誰か作ってみませんか?



                                                                                                                                                              • -

↑のアイデアが実用化すれば、 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2007年 6月 9日(土)12時26分54秒


例えば、片側2車線・両側4車線の道路を一時封鎖すれば、
道路にキャビンが「着陸」できます。
(飛んでいかないように係留する必要がありますが)

災害時の活用手段として、騒音性が問題となるヘリコプターより
はるかに優位な輸送手段になりえます。
道路不通時に、空路経由の輸送手段にもなるし。

陸上自衛隊辺り、検討しないのか?

「平時」においても、建築工事現場への資材搬入の新ルートになりえる。
サイズを小さくして、「キャビンに作業員1人と、搭載荷重4トン」の
ミニ飛行船を作ってもいい。
道路が狭くて4トン車乗り入れできない超住宅密集地に
おける新築工事とかに、活躍しそうだ。

というか、鉄道のピギーバック輸送のマネをして、
「軽トラックをそのままキャビンになる」ような飛行船を
作ってはどうか?

いや逆だ、
「キャビンが陸上で自走してマイクロバスやトラックになる」だ。



                                                                                                                                                              • -

参考サイト
(飛行船)
飛行船サポーターズクラブ
http://www.tt.rim.or.jp/~haruki/sc/index_2.html


中日新聞 2002年7月3日記事
http://www.chunichi.co.jp/banpaku/topics/2002/0703-1.html


読売新聞 2003年7月1日記事
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokeizai/asita030701.html

飛行艇
新明和工業 飛行艇物語
http://www.shinmaywa.co.jp/special/story.htm

★幻の横浜〜小笠原航路関係
小笠原に定期航空路
http://www.ogpress.com/2p/topix/hikoutei.html


小笠原空港問題
http://nandemoy.oc.to/o-guide/airport/

横浜国際航空
http://homepage2.nifty.com/yoyotoru/yokohama.html