私事になるが、一昨日「情操教育の一環?」としてホタルを見に行った。
東京都心部では椿山荘のホタルは有名だが、いかんせん
「ホタルバイキングで1万円」もするようでは、
親の情操に悪影響だ(爆)
で、福生市のホタル祭り、ここは牛浜駅と熊川駅の中間点付近の
小川にホタルを放っているようだが、一説では
「新潟でヤゴを買い付けて、成虫になったら放つ」ということなので、
「純天然モノ」ではないらしい。
(一昨日は「ホタル祭り」だったので、それにあわせて放っているらしい。)
ホタルは10〜20匹程度観察できたが、それに対して人間は
数百人いて、その背後では屋台やステージがあって、酒が乱舞していたので、
落ち着いて見れる状況ではない。
できれば静かな環境で見たいものだが、天然繁殖ホタルであれば、
別に昨日・今日見に行ってもいるのだろうが、
人工放虫であれば、もう今日はいないかもしれない。
(ホタルの成虫の寿命は短いのだ)
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ところで、ホタルの習性として、
「暗い場所を好む」というより「暗いところでないと発光しない」。
そもそもホタルの発光は繁殖行動によるものであり、
暗いところが少ない→光らない→繁殖しない→絶滅の危機、
という問題になっている。
満月の夜は光らない、という位にデリケートなのである。
私見では、ホタル減少の理由は水質環境というより光害問題の
方が大きいのではないか、と思う。
ともあれ、ホタル鑑賞のためには、フラッシュ撮影はご法度であり、
ましてや車のヘッドライトなどは「論外」である。
しかし、ホタル鑑賞のために水もキレイで光も少ない田舎に
行こうとすれば、現状ではクルマに頼るしかない、という
矛盾がある。
で、過去の鉄コログをふと思い出した。
「岩泉線のいわゆる「秘境駅」などに、583系寝台特急を
乗り入れさせ、秘境駅で味わう大自然ツアー、を
親子向けに売り出せばいいのではないか」
人家もまばらな秘境駅、まさにここはホタル繁殖にうってつけの
環境ではないか(猛爆)
しかも、交通手段として鉄道が「独占」できる。
秘境駅にホタルを繁殖させ、専用電車が19時半ごろ到着する。
到着後ライトは減光し、運転士がホタルの現場へ案内する。
鑑賞後、21時ごろにホタル電車は出発する。
※ホタルのピークは20時〜21時である。
東京から遠い岩泉線であれば、寝台設備を有した583系を入れて、
車中1泊のツアーに仕立てる。
都会から近い秘境駅(野岩鉄道や飯田線?)では、日帰りツアーとする。
(東京到着が0時近くになってしまうが)
ホタルで一献傾けたい人は、電車だから何の遠慮もいらない。
クルマのホタル狩りでは出来ない芸当である。