ソ連は北海道じゃなく東北を攻めてた?

3月18日
実家にあった25年前の「自衛隊もし戦わば」という本を読んだ。アメリカ、ロシア、韓国と戦った場合の戦闘予想/今この手の本を出すなら、戦闘相手は「中国」「北朝鮮」辺りになりそうだが、当時は脅威と思われてなかったんだろうな

その25年前の本によれば、経済的に困窮していた当時でも、ロシア極東軍は「空軍基地が100ヵ所ある」らしい。日本は東日本で6ヵ所。だからロシア空軍は同時発信で日本を爆撃して制空権をカンタンに奪える、とあった/当時ですらそうなのだから、今だともっとロシアが優位だろう

25年前の本では「ロシア軍は北海道の一部は占領できるものの、徴兵兵士の士気が弱くて自壊するだろう」とあった/しかし現代だと自壊は期待できないから、北海道占領が継続成功するのか?

この本の大前提は、アメリカは日米安保に基づいて、ロシア攻撃「しない」という前提で書いてる/つまり、日米安保は未だに対ロシアでは有効、とも言える

亡くなった江畑謙介が「日本は対ソ連では北海道を攻められる前提で北海道の自衛隊を強化してたが、弱点を攻めるのが戦争の常道であり、防備が手薄な本州を攻める可能性の方が高かったのでは?」と疑義を呈していた/第二次大戦で、連合軍はイギリス至近のカレーでなく、防備手薄なノルマンディーに上陸

自衛隊もし戦わば」で、仮に中国による侵攻をシミュレーションしてみた場合、沖縄とか九州とかじゃなく、自衛隊が手薄な四国あたりの上陸なんてのも想定しなきゃならないのかな?