70年代の雷オヤジは復員兵のPTSDだった?

「60〜70年代に街にいたカミナリ親父は、大戦復員兵のPTSDではなかったのか?」という大胆な仮説。こういう仮説が、心理学者や社会学者じゃなく、一作家からしか出ないのは何故? / “「カミナリおやじ」は誰? 平野啓一郎 :日本経…” http://htn.to/NXigFvj

逆に言えば、何故平野啓一郎は、「カミナリ親父は、復員兵のPTSDだ」と気付けたのか?アメリカの復員兵のPTSDの話を聞いて、それを日本に当て嵌めたのか?/こういう社会学的に興味ある考察が、「日経文化欄」という場所で展開されてるのが面白い

逆に言えば、復員兵を追跡調査して、PTSD問題を炙り出したアメリカ社会の「懐の深さ」が判る。日本では復員兵の追跡調査なんてことは思い付きもしなくて、結局復員兵はカミナリ親父になった後に亡くなって行って、その事実に気付いたのは作家だけだった