アジェンダの確認
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)13時41分24秒
返信・引用
要は、あじあ号様は、
「高学歴主婦ほど、専業主婦率が高い」という前提に疑義を呈している、という解釈でいいですか?
逆に言えば、「高学歴主婦ほど、専業主婦率が高い」というエビデンスを提示すればOK?
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db2000/0006si.htm
>「専業主婦層の形成と変容」
>杉野勇・米村千代 20000615 原純輔編『近代化と社会階層』,日本の階層システム1,東京大学出版会
>▼主婦転換と主婦の学歴
>「女性が高学歴化すれば、労働市場への進出が進むという図式を単純には考えがちであるが、
>逆に主婦化しやすい要因もある」(p.183)
>主婦転換する割合:中等学歴>高等学歴>初等学歴(女性の学歴)
>夫の学歴が高いほど妻の主婦転換率は高くなる
>「夫の学歴の高さは妻の主婦転換率を高め、女性本人が高等学歴であることは主婦転換率を低める」(p.183)
>「女性本人が高学歴であることは、主婦転換に対して両方向的に働くことになる」(p.184)
>▼職業別にみた主婦化のしやすさ
>・夫が結婚時にホワイトカラーor大企業のブルーカラーの層:40〜45%の妻が主婦に転換 ――もっとも高い
>・初職がホワイトカラーor大企業のブルーカラーである女性の主婦転換率:約45% ――もっとも高い
>「夫の階層的地位の高さは、どうやら専業主婦化を促進している」(p.185)
>専業主婦という在り方の条件
>・夫が主な稼ぎ手として被雇用労働に従事する
>・夫の賃金収入だけで世帯の生計が維持できる
>「高学歴・高威信職業の夫の妻ほど、専業主婦化を可能にする条件も要請する条件も多くなる」(p.186)
>3 再就職のパターン
>「女性が高学歴であることは、それ自体は主婦転換率を低くとどめる傾向があるが、
>いったん「主婦転換」した高学歴女性は専業主婦にとどまりやすい。
>なお、夫の学歴が高いほど、主婦転換率が高く再就職率が低い」(p.186)
>「高学歴女性は、結婚してキャリアを継続するか、専業主婦化してそのまま無職にとどまるかの分岐点が顕著になる」(p.187)
>「専門職層(この層は当然高学歴であると考えられる)は、比較的主婦転換しにくい代わりに、
>いったん主婦になった後は再就職もしにくい。それに対して中小企業のブルーカラー層は、
>主婦転換しにくい上に、主婦になってからの再就職率も高いのである」(pp.187-188)
>↓
>☆「中小企業ブルーカラー層が主婦になる・主婦に留まることがなかなか困難であるのに対し、
>ホワイトカラー・大企業ブルーカラー層は主婦になれるし主婦に留まれるのであり、
>専門職層になると、あまり主婦にならないが、一度主婦になったらそのまま主婦でいつづけるのである」(p.188)
論文 「女性雑誌『VERY』にみる幸福な専業主婦像」石崎裕子
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)20時14分5秒
返信・引用
http://www.nwec.jp/jp/data/journal808.pdf
>女性の高学歴化には、フルタイム就業型の職場進出と専業主婦化の二極分化を促進する可能性がある。
>この点を踏まえれば、紹介文に書き添えられた出身校や夫の職業からは、高学歴だからこそ、
>専業主婦という選択肢を持ち得る層の存在が明らかにされる。
>読者モデルのプロフィールからは、専業主婦となった高学歴女性たちが、
>『VERY』の読者層を形成していることが推測できる。
>さらに言えば、『VERY』が読者層としてターゲットにしたのは、
>出身校や夫の社会的地位、経済力が、自己のアイデンティティを
>支える上で不可欠の女性たちである。
「パラサイト・シングルの時代」(山田昌弘)
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)20時16分48秒
返信・引用
http://www.geocities.jp/amasabu/b1030.htm
>『日本では今まで、高学歴女性は高学歴男性と結婚した後、専業主婦化していた。
>そして、収入の相対的に低い男性と結婚した女性は、家計援助のため共稼ぎするので、
>夫婦の合算収入の差は、大きくならない。実は、これが、日本社会で総中流化が
>進行した理由なのである』
仏に学び若者の“妊活”支援を(サンケイビズ)
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)20時21分12秒
返信・引用
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120528/mca1205280503006-n3.htm
>実は米国でも高学歴ほど専業主婦が多い。
>名門の経営大学院や法科大学院の女性も専業主婦が多い。
>理由は旦那(多くは元同級生)の稼ぎがいいから。
>米国で高学歴カップルは多産で家庭教育重視。故に女性が家にこもる確率が高いのだ。
これが一番エビデンスとしてしっかりしている
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)20時28分4秒
返信・引用
http://repository.cc.sophia.ac.jp/dspace/bitstream/123456789/32992/1/1201108081.pdf
「女性の学歴と再就職: 結婚・出産退職後の労働市場再参入過程のハザード分析」平尾 桂子(上智大学)
>本論では,既婚女性の再就職に関する先行研究の方法論上の問題点を明らかにするとともに
>学歴の影響について回想法による職業経歴データを用いたハザード分析により再検討した。
>使用したデータは1995年に名占屋市立小学校を通じて母親を対象に行った女性の
>職業経歴と家族経歴に関する調査により収集した。
(中略)
Pdf8ページ目
>つまり、四大卒女性が再就職しないのは夫の収入が高く
>働く必要性が低いからだということを示す。
平尾桂子論文続き
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)20時37分53秒
返信・引用
>数多くの先行研究が明らかにしたように,学歴が高いほど金銭的な報酬よりも
>「やりがい」や「自分の知識や経験を生かせる」等の内的報酬を重視する傾向が
>ある(日本労働研究機構,1998,2000:武石,2001)。
>学歴が内的報酬への欲求度を間接的に表すとすれば,それに見合うような仕事が
>再就職労働市場に用意されていないという「理想」と「現実」の
>ギャップが大きくなることは十分予想される。
>また,妻の再就職を抑制する夫の収入効果は,四大卒女性に特に強い影響を及ぼしていた。
>同じ程度の高収入の夫をもつ高卒の女性と四大卒の女性を比較すると,
>後者の再就職確率は低いことを意味し,四大卒女性の再就職への識閾が
>非金銭的要素によっても高められていることが改めて示唆される。
>無業の就業希望者で「今は働けないが,そのうちできれば働きたい」と考える者に対して
>「どのような状況になれば働けるようになるか」を問うた
>『高学歴専業主婦の就業意識と生活実態』(日本労働研究機構,1998)の
>結果が興味深い。
>高卒と短大卒の回答で最も多かったのが「夫や家族の理解」であるのに対し
>(高卒37.1%,短大35.5%),四大卒の回答で最も多いのは「子どもが中学になったら」(29.0%)である。
>子どもの年齢との関わりに注目すれば,高卒や短大卒は「子どもが小学校に入学したら」
>(高卒25.0%,短大30.6%)と,早い時期を選択するのと対照的である。
>つまり,四大卒女性は「子どもの手が離れる」までに要する期間を長く見積もる
>傾向にある。
都道府県格差の縮小
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)21時42分23秒
返信・引用
高学歴だと専業主婦が増えるが、低学歴だと共働きだから格差縮小する、という指摘あったが、これは都道府県にも当てはまるのでは?
一人当たり所得が高い東京都は、保育所不足なども影響して共働き率が低いため、共働き率が高い北陸などの地方と、「世帯所得」では格差縮小する
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)22時21分47秒
返信・引用
逆に言うと、
「日本経済拡大のために、東京に保育所を整備しろ」とも言える。
保育所整備は、「少子化対策」に効果なしとは言わないが、それ以上に
「潜在年収が800万円の東京の女性が、保育所未整備なことと、旦那が
1,000万円稼いでいることを理由に専業主婦化」しているような場合に、
保育所を整備することで、「上記女性の2人に1人が再勤労」するようになれば、
勤労した会社の生産性が向上することで日本経済が活性化するし、
同時に「世帯年収が1,800万円」になることで、この世帯の消費が拡大して
経済が活性化する。
東京の保育所整備の存在理由は、
「少子化対策のために保育所整備」という因果関係わかりにくい説明するより、
「共働きになってもらって、経済を拡大させるため」という説明の方が
ストレートで判りやすいのでは?
あらゆる政策は効果検証しよう
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)22時36分3秒
返信・引用
日経書評欄に「貧乏人の経済学」という本の書評が載っていたらしい。
テーマは最貧国向けの援助で、
「食料を緊急支援すべきだ」
「いやインフラの援助がいい」
「まずは教育だろう」
「マイクロファイナンスも効果的だぞ」
「いやいや、下手に援助すると甘えてしまうから、
放っておいて何もしないのがいい」・・・と、
いろんな論者がケンケンガクガクの議論をしている。
しかし、この本の著者は、
「上記議論は、所詮イデオロギー論争でしかない」とばっさり切り捨て、
「各政策を実施した国(地域)、していない国(地域)、それぞれを比較して、
最も効果が出た政策を採用するのが、最も賢い方法」と「実践主義」を提唱している。
・・・これって、あらゆる政策に通じる気がする。
例えば、厚生労働省が「禁煙率引き上げ」に苦慮しているとする。
ならば、
「A県では、タバコ税引上げ、という手法を使って禁煙政策」
「B県では、禁煙教育の徹底、という手法を使って禁煙政策」
「C県では、健康保険料率の変更、という手法を使って禁煙政策」
「D県ではなにもしない」
という「実践」を行って、一番効果が出た政策を実行すればいい。
同様に、メタボ対策とか、国民年金未納対策とか、
それこそ少子化対策とか、県によって異なる政策を「実験」して、
一番効果あった政策を実施すればいいと思うのだが・・・
日本の行政的には、
「禁煙政策を実施しないD県を生み出すのは、人体実験みたいな話で、あってはならない」のか?
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月29日(火)22時58分16秒
返信・引用
食品スーパーとかで、賞味期限が当日になってしまったような品物とか、
閉店間際とか、「タイムセール」を実施するケースが多い。
「何時からタイムセールするか?」
「値引き幅はどれくらいにするか?」
というのは、店長や売り場責任者が、長年のカンに基づいて決めている。
「これから雨の予報だから、早めにタイムセールしよう」
とか
「金曜日は週末で来店が多いから、値引き幅は小幅でいい」
とか。
この「カンに頼っているタイムセール」を、もっと「科学的」に出来ないか?
それこそ、過去の品目別時間帯別売上推移
(これに曜日データ、季節データ、天候データ、気温データが加味される)の
「ビッグデータ」を大量演算すれば、
「どのタイミングで、どれだけ値引きするのが、一番利益確保できるか」が
算出できるのではないか?
で、利益最大化のためには、
「5%引き」「10%引き」のような「キリのいい数字」でなく、
「2%引き」「8%引き」、あるいは「17円引き」「37円引き」のような
「キリの悪い数字」でタイムセールした方がいいかもしれない。
しかし、「10%引きシール」というのは予め用意していても、
「2%引き」「37円引き」なんてキリの悪いシールは用意していない。
また、利益最大化のためには、
「20時半に第一回値下げ、21時20分に第二回値下げ」のように、
多段階値下げがベスト、ということもある。
それこそ、21時迄の売上集計を高速演算した結果、
アルゴリズムが「客足が鈍い、21時20分に第二回緊急値下げだ」と
指示するかもしれない。
しかし、何回も値下げシール張り替えるのは、作業量が多くなって困る。
そこで、
「値札を商品に付けず、値段を知りたい顧客は、
商品についているバーコードを、セルフバーコード読み取り機で読み取って、値段を知る」
というウォルマート方式を提唱したい。
アメリカウォルマートの店内では、値札が存在せず、代わりに随所に
セルフバーコード読み取り機があって、顧客がセルフで読み取って価格を調べている。
ウォルマートがセルフバーコードシステムを導入している理由は、
「値札を廃止することで、値札を付け変える作業を廃止する」ことに加え、
「バーコードを読み取った回数を把握することにより、
『興味を持った(=バーコードを読み取った)が、結局買わなかった』顧客の数を把握したい」ということらしい。
ウォルマートは、日本みたいに生鮮食品の扱いは少ないから、日本のような「タイムセール」の概念は少ないのかもしれないが、
日本ではこの「ウォルマートバーコードシステム」を、タイムセールに応用してはどうか?
スカイマークエアラインの注意書き
投稿者:まる 投稿日:2012年 5月29日(火)23時13分31秒
返信・引用
スカイマークエアラインの航空機には以下の注意書きが搭載されているそうだ。
〈機内での苦情は一切受け付けません。ご理解いただけないお客様には定時運航順守のため退出いただきます〉
〈従来の航空会社の客室乗務員のような丁寧な言葉使いを当社客室乗務員に義務付けておりません。(中略)安全管理のために時には厳しい口調で注意をすることもあります〉
〈客室乗務員は収納の援助をいたしません〉
〈客室乗務員の服装については会社支給のポロシャツまたはウインドブレイカーの着用だけを義務付けており、それ以外は「自由」にしております〉
〈客室乗務員の私語等について苦情を頂くことがありますが、客室乗務員は保安要員として搭乗勤務に就いており接客は補助的なものと位置付けております。お客様に直接関わりのない苦情についてはお受けいたしかねます〉
国土交通省から厳重注意処分など受けている癖に、開き直りにも見える。
客室乗務員の私語を認めればコストダウンにでもなるのかね。
そのうち事故りそうな気がして怖い。