ビジネス・経済ブレーク９７・ネット時代に印紙税は意味あるか？

（なんでも掲示板　０６年０４月　投稿済）

ネットの時代に印紙税は意味あるか？投稿者：ｽﾙッとKANTO 投稿日： 5月22日(月)20時36分57秒

先日の日経で、企業が銀行から一定枠の与信枠を確保して、
機動的に必要時に資金を調達する手法、通称「コミットメントライン」について、
税務署が（初期の包括契約でなく）個別の借入額決定行為について印紙税を
課すことを決めた、という話題があった。

それに対抗して、企業側は「文書化せずに」メールで借入額決定を
連絡通知するようにしているらしい。

今後、メール文書について、電子認証制度の普及により
偽造行為が防止されて法的拘束力が認められる場合、
一般の契約行為も電子メール化される可能性がある。

例えば電子領収書とか。

そうした場合、従来形の領収書では印紙税の納付が必要だったのに、
電子領収書では印紙税課税が困難になる。

このように法的文書が電子化していく将来において、果たして
紙ベースの「契約書」を前提とした印紙税制度がどこまで有効なのか、
甚だ疑問である。