ネット・パソコンブレーク86・社内ブログ(SNS)は霞ヶ関にこそ

ネット・パソコンブレーク86・社内ブログ(SNS)は霞ヶ関にこそ導入せよ

(なんでも掲示板 06年03月 投稿済)

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社内ブログ・社内SNSは、本来霞ヶ関こそ導入せよ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 3月20日(月)13時27分44秒


Googleの急成長の秘密として「社内ブログの存在」を挙げる人が多い。
これは、社員にのみ閲覧可能なブログを全社員が執筆し、
社員が仕事の進捗状況や私的なこともブログにカキコする、と
いうものである。
社員にのみ閲覧可能、という性格を見れば、
SNSソーシャルネットワークサービス)に
近似しているともいえる。

従来なら
「今日の打ち合わせ結果を、A部長とB課長、あとCさんにも
メールしなければならなかったな」ということで個別メールし、
うっかりメールし忘れてB課長に怒られ、他方で別の部のDさんは
「打ち合わせの結果って誰が知っているのかな?」と社内を探し回る、
という非効率な世界が広がっていた。

それが、ブログを書いてしまえば、A部長もB課長もCさんも、
そして本来対象外のDさんも見ることができ、場合によっては
Dさんがコメントを入れる、ということによりさらに社内議論が
発展する、ということになる。

平たく言えば「知の社内共有化」である。

で、企業が社内ブログを入れるかどうか、は、その会社の「勝手」である。
「ウチは別に効率的な経営を目指さない、アナログで進む」という
社長がいて社内ブログ導入を拒否するのなら、株主には何か文句を
言われるかもしれないが、ある意味では「自業自得」である。

しかし、霞ヶ関は違う。
国民のための行政効率化を目指すのなら、霞ヶ関こそ「社内ブログ」
もとい「省内ブログ」を導入すべきだ。

農林水産省課長補佐 A氏のブログ
 3月20日
 今日は厚生労働省と共同で○●審議会の準備打ち合わせがあった。
 その中で・・」
 と執筆すれば、そのブログを厚生労働省のみならず
 財務省経済産業省の官僚も閲覧することができる。

ここで目指すべきは行政の効率化であるが、将来的には情報公開の
1ツールとすることも考えられる。
つまり、10年以上経過したら、このブログを一般に公開するのである。

というか、今でも内容によっては「SNS」にせずに、一般公開しても
いいのではないか?
時々役所が仰々しく「パブリックコメントの募集」をしているが、
そんなことしなくても、各官僚がブログを執筆して、そこへのコメント受付で
用が足りる、とも言える。



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もろもろ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 3月28日(火)18時51分10秒


1.先日「霞ヶ関こそ省内ブログを導入すべき」と書いたが、
 腰が重い霞ヶ関より先に、県や市町村で先にパイロット的に導入してはいかがか?

 中田氏が再選された横浜市とか、横浜じゃ図体が大きければ
 武蔵野市とか鎌倉市とか。



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公文書アーカイブを作るくらいなら、最初からブログ行政を行えばいい 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:10月28日(土)18時19分6秒



日経ネタ
地方自治体で、公文書のアーカイブを作る動きが出てきている、という。
しかし、その場合、
「物理的スペースの関係で、文書の10%程度しか保管できない」という。

行政記録を残して、後世における行政研究の一助にしようという発想は大いに
理解できるが、物理的スペースの問題により、アーカイブ化を制約するのは
いかがなものか?

そもそもアーカイブ用物理的スペースも、広い意味での「庁舎の一部」であり、
むやみに税金を使うべきではない。
紙ベースの保管だと、空調管理費とか、結構かかるのではないか?
「保存すべき10%の文書を選り分ける作業」に従事する人件費もムダ。

ということで、「紙によるアーカイブより、電子アーカイブの方が、はるかに優れている」。
しかし、最初に公文書を「紙」で作ってしまったのなら、
「紙公文書を電子アーカイブに返還する作業」だけでも、一手かかってしまう。

最初から公文書を電子データに一本化すれば、そのようなムダ作業は減る。

であれば、さらに進めて、公文書をオール電子化して、一般ネットユーザーが
自由に閲覧・トラックバックできるようにすればいい。

要は、「ブログ行政」に一本化すれば、それが自動的にアーカイブになるのである。


あと、先日の日経に載ってたネタ。

>とある村で、道路拡幅工事(想定予算30億円)が絶対に必要だ、ということで
>議論になった。
>お金はない、でも絶対に必要だ、じゃあ住民の方々が勤労奉仕してよ。
>ということで「実際の費用=3,000万円」で作ってしまった。
>このハナシ自体も面白かったのだが、
>「この議論をマスコミにガラス張り公開したこと」を
>確か作家の江波戸氏だったと思うが、評価していた。

ここで思ったのが、
「村議会とか●●審議会とか教育委員会とか、ブログ化できるんじゃないのか?」
ということ。

人口数千人の村であれば、数人の村議会議員を選んで村議会開くより、
村役場のブログにおいて「道路拡幅工事」とか議論した方が、より効率的である。
※高齢者がブログ使えるのか、という別問題は置いておいて。

憲法上、村議会は廃止できないのかな?
でも確か地方自治法で、村であれば村民による直接会議が認められていた、という
気がするが。



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ブログ行政とは? 投稿者:あじあ号 投稿日:10月28日(土)19時37分59秒


>公文書をオール電子化して、一般ネットユーザーが自由に閲覧・トラックバックできるようにすればいい。
なるほど。しかし、次(2)の文章と前(1)の文章の関係が判らないのですが。
>要は、「ブログ行政」に一本化すれば、それが自動的にアーカイブになるのである。
ひょっとして、職員が打った文章(メモ書きも全部)を電子情報として残せと言うのですか?



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公文書って、 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:10月30日(月)22時24分20秒


メモ書きも公文書で保管すべきなのかな?
まあ、中には歴史的に貴重なメモ書きもあるだろうし、確かメモ書きでも
裁判上の証拠能力はあるので、公文書で保管すべきなんでしょうが、
そこまで言い出せばキリがないので、一応は電子化公文書のみアーカイブ保管して、
ポストイット」のようなものは保管しなくていいような気がする。



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(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:11月 4日(土)01時31分5秒


総務省が情報通信分野で、専門家のSNSを立ち上げて、そこで政策論議を行うらしい。
最初は10名程度の専門家を総務省事務局が招いて、
その専門家が「この人には論議に来て欲しい」という
「専門家仲間」をSNSに招待する仕組みらしい。

小生が散々主張している「行政のブログ化」の変形版と思うが、情報公開の観点からは
非可視化のSNSよりは、可視化されるブログの方が望ましいのは言うまでもない。
トラックバック・コメントのアクセス権を招待制にすればいいだけである。