ネット・パソコンブレーク85・「プレ・ブログ世代」のHPの方が優

ネット・パソコンブレーク85・「プレ・ブログ世代」のHPの方が優れている

(なんでも掲示板 06年03月 投稿済)

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「プレ・ブログ世代」のHPの方が優れている。 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 3月17日(金)17時52分44秒


ブログが普及して来ているが、「ブログ世代」(ブログからネットに参加した人)と
いうのは、気軽に文書をアップする。
それはそれで構わない、という意見もあるだろうが、どうも小生のような
「プレ・ブログ世代」(ブログ以前の90年代後半・2000年代前半からホームページで
発信し続けた世代)にとっては、そういう行動には違和感を覚える。

「プレ・ブログ世代」のホームページは、雑記帳のようなホームページは少なくて、
目的・テーマが明確なページばかりだったと記憶している。
おそらく、文書を書く段階で、意識的にせよ無意識的にせよ
「目的を持った文書作り」がされるようにトレーニングされてきたのではないだろうか。

たとえ、執筆者本人が無目的であったとしても、周囲に存在するホームページが
「目的明確HP」ばかりであれば、その記述方法を無意識のうちに真似てしまうのである。

おそらく「プレ・ブログ世代」の人がそのままブログを執筆した場合、
旧来の「くせ」で、比較的テーマ性の高いブログになるのではないか、と
思われる。

他方、最近になってブログを始めた、という人や、今の小中学生(プレブログ時代を知らない)
などは、現在のブログのような「無目的記述」が当たり前、という感覚でもって執筆している。
「テーマ性の取りまとめはトラックバックや「はてなキーワード」にまかせておけばいい」
という感覚であろう。

こういう世代の文書があふれてくると、「インターネットエントロピー」が
上昇してしまって、ネット世界がよりカオスになるのでは、とついつい危惧してしまう。

まあ、これは「ブログ世代に対する年寄りのたわごと」なのだろうか。



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続・プレブログ世代とブログ世代 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 3月28日(火)13時16分32秒


以前小生は、
「ブログ世代は、思考を体系的に練り上げて、エントロピーの低い
 アウトプットにすることに不慣れなのではないか?
 プレブログ世代の文章の方が見やすい」と問題提起したが、
同じことを考えている人がいた。

http://d.hatena.ne.jp/bonotake/20060310/1142011866

>しかし、学生の時にブログで自分の日常や考えてることを
>がんがん書くのが普通になってしまった人にとっては、
>会社(特に大会社)入ったら苦労するだろうなぁ。
>と他人事のようにコメント。

先ほどの「高速道路渋滞」について、
「高速道路で大量にインプットされた世代が、
 次はアウトプットの訓練をすべきだ」と指摘しているブログがある。

http://d.hatena.ne.jp/connect24h/20060226#p1

>本書ではその先では大渋滞が起きており、大渋滞を抜け出すには、
>知の体系化からフロンティアを見つけ出して、その分野でさらに
>先に進むべしと、つなげている。
>私はこれを先に進むべきはアウトプットを出すべきと追記させて
>いただこうと思う。なぜなら、最近、高速道路がしかれてしまった
>ことによって、情報収集があまりにも簡単になってしまい、
>集めたデータを知にまで高めるプロセスが簡略化されて、
>そのノウハウの貧弱な若者が多いと感じるからだ。
>アウトプットを出せば、あなたの読んだ知識はさらにあなたの血肉になる。

小生は
「単なるアウトプットではなく、エントロピーの低い、整然とした
 アウトプットを目指すべき」と付言しておきたい。
今のブログ世代は、
「なんでもかんでもアウトプットしてしまおう、後の整理はGoogleとかの
 Web2.0にまかしちゃえ」という「後は野となれ山となれ」文章が
あまりにも多いからである。




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Googleの世代効果〜中学生でパソコンがあった世代 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 3月28日(火)15時18分18秒


ウェブ進化論に載っていた話。
Google創始者のラリーとサーゲイは、パソコン黎明期(80年代)に
おいて中学生だった。
当時、ハッカー少年が核戦争を引き起こす、という「ウォーゲーム」なんて
映画があったが、その主人公のハッカー少年が、今のGoogleを作ったと言える。

ビル・ゲイツは、パソコンではなく大型コンピューターの時代を知っている世代。
それに対して小型コンピューターで育って、小型コンピューターの本質を知っていた
ラリーとサーゲイの世代だからこそGoogleは産まれた。
言ってみれば「第二世代」とも言える。

であれば、ブログやWeb2.0を見て育っている今の中学生から、
「第三世代」が生まれるのかもしれない。