続・プレブログ世代とブログ世代

昨日小生は、
「ブログ世代は、思考を体系的に練り上げて、エントロピーの低い
 アウトプットにすることに不慣れなのではないか?
 プレブログ世代の文章の方が見やすい」と問題提起したが、
同じことを考えている人がいた。

http://d.hatena.ne.jp/bonotake/20060310/1142011866

>しかし、学生の時にブログで自分の日常や考えてることを
>がんがん書くのが普通になってしまった人にとっては、
>会社(特に大会社)入ったら苦労するだろうなぁ。
>と他人事のようにコメント。

先ほどの「高速道路渋滞」について、
「高速道路で大量にインプットされた世代が、
 次はアウトプットの訓練をすべきだ」と指摘しているブログがある。

http://d.hatena.ne.jp/connect24h/20060226#p1

>本書ではその先では大渋滞が起きており、大渋滞を抜け出すには、
>知の体系化からフロンティアを見つけ出して、その分野でさらに
>先に進むべしと、つなげている。
>私はこれを先に進むべきはアウトプットを出すべきと追記させて
>いただこうと思う。なぜなら、最近、高速道路がしかれてしまった
>ことによって、情報収集があまりにも簡単になってしまい、
>集めたデータを知にまで高めるプロセスが簡略化されて、
>そのノウハウの貧弱な若者が多いと感じるからだ。
>アウトプットを出せば、あなたの読んだ知識はさらにあなたの血肉になる。

小生は
「単なるアウトプットではなく、エントロピーの低い、整然とした
 アウトプットを目指すべき」と付言しておきたい。
今のブログ世代は、
「なんでもかんでもアウトプットしてしまおう、後の整理はGoogleとかの
 Web2.0にまかしちゃえ」という「後は野となれ山となれ」文章が
あまりにも多いからである。