風車

★羽根数が多い風車・・・回転数少なく動力用に
 羽根数が少ない風車・・・回転数多く発電用に
★地上50m・・・地上10mの1.6倍の風速が得られる
★台風時・・・羽根数が多い風車はそのまま運転、
 羽根数が風車は停止
★風車・・・熱利用が一番効率いい。
 電力利用は変換効率が悪い。
★風そのもので発電するEHD発電。
 電荷を帯びた粒子を風に飛ばして、発電する
風力発電:1891年にデンマークが最初。
★大規模風力発電の試み:ことごとく失敗
 集中利用は目指さない方がいい
★オランダ:風車を「のろし通信」代わりに用いた。
 (ナチ占領下でも使用される)
★風車の羽根の技術:航空機のプロペラ技術の影響を受けて発展
★欧州で最も風が強いのがデンマーク・・・発電量の5%を風力に依存
 風力発電メーカーも多い。
★ドイツ:一枚羽根風車技術がある
 従来欧州2位だったが、デンマークを抜いて発電量欧州1位に。
★イギリス:可変形状翼風車
★フランス:ダリウス風車を生み出す
★イタリア:サルジニア島が風車のメッカ。
 デザインに特徴
フィンランド:サボニウス風車を生み出す
アメリカ西部:地下水の揚水に風車使われる
★カリフォルニア:世界の風車の90%が集中
 (ウィンドファーム)
 州の電力の6%が賄われる 
★日本:水車が発達する反面風車の開発は遅れた
 「風車不毛の国」
★昭和初期の関東大干ばつ→揚水風車が普及
★日本:大学等の公的機関による風車の研究が殆どなされなかった。
 研究開始したのは石油ショック後。
★1987に三菱重工業風力発電プラントに本格参入
★国内メーカー 三菱重工ヤマハ発動機
★中国地方:モグラ忌避風車がある。
 (地面に振動を伝えてモグラが逃げ出す:モグラはミミズを食べる害獣)
★風車利用の鳥追い装置
★ガードレールの視線誘導標:風車で表面を磨く
★航空機に風車をつけて、内部電力用に用いる
 (エンジン停止時の緊急発電用)
★農薬散布航空機は窓を開けられないので、風車ファンで冷気取り入れる
★沖縄:風車マニア多い
 (自分で風車を作ってしまう人)
太陽光発電:動かないので一般人の目を引き付けにくい
 それに対して風車は一般人の目を引き付けやすい
 工業高校等の格好の実習の場になる
寿都町:1989に日本最初のウィンドファーム
★神戸の摩耶山の夜間市章ライトアップ:風力発電で行なわれている
★海苔・素麺業:冬季に風が強く乾燥したエリアで発達(例:小豆島等)
風力発電原子力に比較して危険
 その理由=同等のエネルギーを取り出す場合、原発よりはるかに大量の
 延べ労働時間が必要、したがって労災の可能性が増える
風力発電:エネルギー収支は大きい
 (風力=20〜39.9、太陽熱=10.6、海洋温度差=6.63、
  原子力=10.2、重油火力=4.8)
★日本・・・風車設置への補助金地方自治体が対象。個人宛がない
★風車のデメリット
 ・騒音 ・電波障害 ・景観 ・野生動植物への影響 ・安全性
 ・冬季の氷片の飛散
★強風地域:風車が防風林代わりになる
★「風の谷のナウシカ」:日本人が「風」という言語にプラスイメージを
 感じ始めた象徴
★1996「ウルトラマンティガ」でウィンドファームが舞台となった。
 →ウィンドファームが社会的認知を認められた証拠
★風が吹けばエチレン分泌→植物の成長が抑制される
 (岩場の松は背が低い)
ジェット気流:日本爆撃のB29が発見
★1970のサイクロン 死者50万人
 →バングラディッシュ独立のきっかけに
★日本:風が強いので自国内では酸性雨にならない。
★日本:もともと風の弱いところに家を建てた
 →風況調査エリアも「弱いところ」で調査されている
 山上等、本来風が強いエリアが調査されれば風力発電適地がみつかるはず