海南島旅行記　４日目 - itarumurayamaのブログ

１月２日、また晴れです。
この日は亜流湾に行きます。

朝バイキングを急いで食べて迎えのバスに駆け込んでみれば、
ハワードジョンソンから亜龍湾へ向かうのは自分たち家族だけだった。
ということで、「マイクロバス貸切状態」であった。
因みにＨＩＳデスクからミネラルウォーターを何本か貰って行きました。
そのミネラルウォーターには
「海南島は統計的に、中国で一番長寿。
　その秘密は水にある」と書いてありました。
何でも、頼めばホテルのフロントもミネラルウォーターを
無料で持ってきてくれるとのこと。
苦労してホテル向かいのよろず屋で飲料を調達した努力は、
一体なんだったのだろうか・・・

市街を走行するが、あちこちで「道路を掃除するオバちゃん」を見かける。
道路美観を気にしているのか、道路清掃車が存在しないのか？
清掃している割には「ほこりっぽい」気がする。

男性ガイド氏は以前日本に住んでいたそうだが、その居住地が
小生の居住地とニアミスしていることがわかり、びっくり。
彼は東北（旧満州）出身とのことだが、そういえば一昨日の
赤ちゃん持ちガイドも東北出身といっていた。
海南島と東北では距離が離れすぎていると思うのだが、
中国ではこのような移動は珍しくないのか？

マイクロバスは三亜中心部から郊外を走る。途中、牛（水牛？）がいたりする。
で、亜流湾海底世界（和訳すれば「シーワールド」）に着いたが、ここでトラブル勃発。
先日のＨＩＳデスクの説明では「海底世界ではカードが使える」と聞いていたので、
手持ちの人民元を使い切ってしまってカードだけ持参してきたのだが、
「日本のカードは使えない」とのこと。
ＨＩＳの「カードが使える」というのは、ひょっとしたら「銀聨カード」のことだったのか？

結局、男性ガイド氏に「人民元を借金して」入場することに。
（しっかりしろよ、ＨＩＳデスク）
バナナボート、グラスボート、（普通の）ボートを体験したが、
日本円にすると家族全員で１万円近くした。決して「安くはない。」

ジュース売り場もあるのだが、これも「十元」、日本円だと１３０円程度か？
これじゃあ日本と物価はあまり変わらん。
実際、ガイド氏によれば、「ここに来れるのは、中国でも一握りのお金持ちだけ」だそうです。
格差社会、中国です。

亜龍湾は、ハワードジョンソンと比較すると「海がきれい」とされていますが、
実際、海はきれいでした。かつ、中国っぽい建物は少ないので、
一見するとハワイ当たりのリゾート地と勘違いする。

グラスボートとは、一旦桟橋から連絡船に乗り、沖合いに停泊している「海底も眺められる船」に
乗り移る、というシロモノでした。
日本人家族はうちらだけ、あと韓国人家族らしき人たちもいました。
他は全て中国系。
グラスボートデッキから魚にえさをあげている家族が居る。
えさを売っていたらしいので、「えさを下さい」というのを、身振り手振りで話すものの、伝わらず・・

１２時ごろにバナナボート、グラスボート、（普通の）ボートを終え、あとはのんびりと浜遊び。
水着も着ないで走り回っている子供もいます。
「内陸に住んでいるので、海自体が初めて」という中国人も多いらしいので、仕方ないのか。
砂を取るためにシャワー（有料！！）を浴びましたが、
有料（確か１０元だった）なのに水しかなく、お湯がなかった・・・

１３時半ごろにガイド氏が迎えにくる。
当方不動産屋なので、その観点の質問を中心にいろいろ聞いてみる。
（ペンタックスアルバムの写真にマンション写真が多いのは、そのせいです）
「三亜のマンション価格は７００万円くらい」
「北京上海は値下がりに転じているが、三亜はまだ値上がっている」
「海南島の北側の海口だと冬は寒いが、南側の三亜は北風が入らずに暖かい。
　中国で熱帯は三亜だけなので、リゾート地として有利。」
「でも結構手抜き工事していて、
　日本の建築屋が「ここのマンション、１０本鉄筋入れるべきところを４本しか入れていない。
　怖くて自分だったら絶対に買わない」
「三亜の観光客は年間２，０００万人、うち９５％が中国本土で、
　残りも華僑系（香港台湾など）。
　非中華系ではロシア人が１５万人、韓国人が１５万人、日本人はわずか３万人」
「三亜の開発は１９９７年から始まって、ここまで急成長した」
等々・・・

また、今回の「ＨＩＳのばたばたぶり」も話していた。
あちこちの旅行会社からガイドをかき集めたらしく、
「年越しカウントダウンパーティ」も、あちこちから不満の声が上がっていたとか。
車椅子身障者がいたのだが、その対応も結構雑だったらしく、クレームになっている、とか。

途中で「女子教育を充実しよう」的な看板が立っていた。
実は中国は一人っ子政策の悪影響として、「女子新生児を間引いている」（農村は男子が喜ばれる）ため、
若年層の性比が男性：女性＝１２０：１００という極端な「女性不足」になっている。
その辺りもガイド氏に問うたのだが、そういう問題意識はないようである。

ところで妻は、中国が「一人っ子政策」を取っている、ということ自体を知らなかった。（ヲイヲイ・・・）
で、「じゃあ２人目が出来ちゃったらどうするの？」と聞かれたので、そのままガイド氏に
ぶつけたら「罰金を取られます」とのこと。

という感じで再度市中心部に舞い戻って、広東料理の昼食。
舞い戻る途中で交通事故があった。やはり交通事故は多いらしい。
実は中国全土に展開しているチェーン店だったらしい。（割り箸に書いてあった）
勿論、「食べきれないだけの量」が出てきました。これで夕食を省くことが出来る。

その後、市中心部のショッピング施設の｢脇」の、怪しげな建物に。
ここには「ニセブランド屋」があるのだとか。
そのうちの一軒は、なんと表側は「コーヒーショップ」になっていました。
デザイン的にはスタバにクリソツ。
コーヒーショップのくせに、カーテンで店内が覗かれないようになっていて、
店内に入ると実は・・・という仕組み。
こういう店舗は、当局の目もかいくぐって、
「廃屋や改築中の建物とかにゲリラ出店しては、摘発されると別の場所に移動する」という
いたちごっこを繰り返しているそうです。

さらに、会社へ土産を買わにゃ、ということで、椰子キャンデー工場兼土産店へ。
自分はコーヒー味を、子供用には普通の椰子キャンデーを買いました。

ということで、ホテルへ戻り、「借金を返済して」、
夕食を抜きで「帰国の荷造り」して就寝。

※この旅行記の写真は
http://album.pentax.jp/145264508/albums/79466/
　に記載していますが、ペンタックスフォトアルバムが１０年９月に
　サービス終了になりますので、魚拓とりました。