海南島旅行記　３日目 - itarumurayamaのブログ

あけましておめでとうございます。

この日も晴れ。
朝は「本来ＨＩＳ旅行客が行くべきバイキング会場」の方へ向かう。
上の子は、こちらの方が口に合ったようです。妻は昨日の会場の方が良かったようですが。

で、１月１日、２日の予定を、ＨＩＳデスクで入れてしまいました。
１月１日は「南田温泉＆飲茶＆ナイトショー」のコース、
１月２日は「亜龍湾海底温泉ツアー」。
南田温泉は、これは中国では非常に珍しい天然温泉です。

ということで、南田温泉ツアーが迎えに来るまで、皆でお昼寝。
お昼寝前に子供たちには「おやつ」を食べさせ、飢えを凌いでもらいました。
（勿論親は、朝食バイキングの食いだめ効果で絶食です）

１４時ごろ、南田温泉行きバスが来ました。
昨日も思ったが、バスの窓が汚い。空気が汚れているのか、洗車の習慣がないのか？
また、クラクションの回数がハンパではない。
これは「日本のようにクラクションを鳴らすのはタブーになっていない。」のだそうだ。
まあ習慣なんでしょう。
途中、スコールのような大雨に降られましたが、温泉に着いたときには上がっていた。

昨日は夜で見れなかった三亜中心部の様子が、昼間は良くわかる。
三亜市は行政人口５０万人程度、うちダウンタウンは２５万人程度なので、
日本の小さな県庁所在都市程度の規模はあるのですが、
実際の街の規模もそんな感じです。
良く見ると街に電線がない。聞いたところ「地中化されている」そうです。
これは日本より進んでいるのか、それとも盗電を恐れたのか？
また、ガードレールがない。そして自動販売機もない。

幼稚園と刑務所が隣り合っている、というシュールな場所もあったなあ。

想像以上に南田温泉は離れていて、なんと高速道路に入ってしまった。
片側２車線で、どうやら制限速度は１２０キロのようです。
面白いのは、トンネルではハザードランプを点灯するのですね。これも習慣か？
高速道路なのに、ガードレールに腰掛けている地元民がいます。
そして何故か高速道路上に停車して、お客を降ろしているバスもいました。
なんでもアリですね。

近くに高架建設物が見えるので、「別の高速道路？」と思いきや、
「中鉄」の表示があったので、どうも鉄道新線建設中のようです。
日本と違って、鉄道発展途上の国はうらやましい。
※帰国後調べたところ、海南島東回り線を建設中とのこと。

途中で高速道路が「工事中」みたいになり、未舗装部分を走行した後で南田温泉到着。
ここの滞在時間は１時間４５分程度。
この温泉は水着で入浴するスタイルなのだが、目玉は「ドクターフィッシュ」。
最近では日本のスパリゾートにもお目見えしているが、日本の場合は何故か
「足の先だけ漬ける」。
一方、南田温泉は「全身を漬ける」。
ドクターフィッシュは、日本人率が比較的高かった気がする。

という訳で、ドクターフィシュにのんびり漬かったり、酒風呂に漬かったりしているうちに、
時間が足りなくなってしまい、集合時間ギリギリになんとか戻れた次第。
ファミリー連れ（チビッ子持ち）の場合、南田温泉滞在時間はもっと長くした方がいいです。
なので、オプショナルツアーじゃなく、自力でタクシーで行った方がいいのかも。

バスに戻った後、市中心部に戻り、広東料理店で降ろされる。
目的地は広東料理店じゃなく飲茶店なので、「飲茶店への迎えが来るまで、この店で待ってくれ」とのこと。
ＨＩＳガイドがいない（＝日本語がわかる人間がいない）状況下で妻は不安だったようだが、
ほどなくＨＩＳの別のガイドが来て、飲茶店へ。

飲茶店は市中心部にあり、目の前には遊園地がある。
遊園地がある、というより、上の子が「遊園地だ！！」と見つけた、というのが正しい。
そういうチェックは、子供は抜かりない。
時間があればこの遊園地に行ってもいいのだが・・・

飲茶店では、ＨＩＳツアー客と「相席」になり、１０人程度で飲茶料理をつつくことに。
飲茶店は、何故かハートマークがあふれ、「愛」なんて書いてある。
これは想像だが、どうやら結婚披露宴会場も兼用しているんじゃないか？
店のテレビはバスケットボールをやっている。
子供に「この国ではバスケットが人気のようだ」と教える。

飲茶なので、広東料理よりは「量が少ない」ハズなんだが、どうしてどうして、
全く食べきれない量が出てきた。
味付けは、これは子供でも食べられる「辛くない味」でした。
生簀に魚が泳いでいるのを子供たちが眺めています。この辺の光景は日本の和食店と一緒。
下の子は地元従業員に人気でした。やはり赤ん坊は古今東西問わず人気だなあ。

店を出ると、スコールの跡がある。どうやら、食事中に降ったらしく、自分たちが外出時には
降らなかったのはありがたい。

その後、クラウンプラザというショー会場へ。
ここは「ミスユニバース」も開催したことがあるホールで、建物の上に王冠が載っている。
武道館に「玉ねぎ」が乗っているのと同じか。
ショーというのは、地元民族の踊りと中国雑技団をミックスしたような内容で、
それなりに楽しめたのだが、上の子は途中で寝てしまった・・・
下の子はずっと目を見開いてみていたが、アンタサーカスが判るのか？
会場内の大画面には、中国語・英語・ロシア語・韓国語・日本語で
演目の説明があったが、時々おかしい日本語訳があったりする。
というか、ここでも日本語は「最下位」なんだなあ・・・

ショー会場からハワードジョンソンへバスで帰るのだが、
亜龍湾方面へ帰るツアー客（女性２名）もバスに乗っていて、
途中で「えっお客さん亜龍湾へ行くの・・？」とガイドに絶句され、
「ここで待っていて下さい、ガイドを至急寄越しますから」ということで、
途中でバスから降ろされていた。かわいそうに・・・

３日目も終了。正月なのに花火が相変わらず上がっている。
この国は四六時中花火を上げているのか？

※この旅行記の写真は
http://album.pentax.jp/145264508/albums/79466/
　に記載していますが、ペンタックスフォトアルバムが１０年９月でサービス停止なので、
魚拓取りました。