上りのぞみ16号車をプレゼン・アンケートカーにせよ★

「新幹線に会議室を作ればヒットする」/グリーン車のエグゼクティブ同士でマッチングシートサービスをすれば、結構ヒットすると思う。走る異業種交流 / “リニアの「速さ」は、出張には中途半端かも?:日経ビジネスオンラインhttp://htn.to/GJgdAm

日経ビジネスの「時間価値問題」、首都圏民の「死に時間」だった電車通勤時間帯が「生き時間」に変わったという話でもある/マイカー通勤主力な地方民は、マイカー通勤時間が相変わらず「死に時間」のママ。首都圏と生産性に格差が出てしまう

「新幹線は生き時間が多い、リニアは案外死に時間が多いから、かえって不便では?」の日経ビジネス指摘。確かに「落ち着いて車内で作業する」には新幹線の方が適している

北海道新幹線は東京札幌5時間だから意味がない、ビジネス客は飛行機のママだよ、な指摘もある/「生き時間」「死に時間」な観点だと、生き時間が多い北海道新幹線は、意外とニーズあるかもしれない

ただ、東急田都線やメトロ東西線みたいな大混雑路線だと、通勤時間は「死に時間」のママになる。田都のエリートサラリーマン(棒)は、通勤時間内にメールチェックも出来ない/混雑率が「ほどほど」な路線の付加価値が高まる?

企業重役の移動時間内に、ベンチャー企業が「ハコ乗り」して、企業重役相手にプレゼンする新サービスを、東京のハイヤー会社が始めたらしい/新幹線も個室復活させて、企業重役相手のベンチャープレゼンサービスすれば面白い

以前相乗りマッチング「のってこ」を使ったことがあるが、あれもハコの共有による異文化コミュニケーションな側面がある

で、思い付きネタだが、博多⇒東京の上り「のぞみ」16号車の一部列車を「プレゼンテーション・モニター車両」にしてみてはどうか?企業が名古屋⇒新横浜間(「のぞみ」の次停車駅が最も長くなる区間)に、16号車の100名にプレゼンや試供品プレゼントやアンケートを行う

乗客は企業プレゼンを聞いたり、アンケートに協力したりする代わりに、運賃を5,000円割り引いてもらう。JR東海は、乗客への割引分+αを、企業から場所代として徴収するビジネスモデル

「なぜ16号車か?」と言えば、プレゼンテーターが最も東京寄り(つまり、運転席側)でプレゼンするため。途中号車だと、プレゼンテーターの場所を、「トイレに行く人」とか「号車を移動する人」が邪魔してしまう/「なぜ博多発列車か?」と言えば、少しでも協力いただける乗客を確保したいため。

企業が一般人を集めてモニターとかアンケートとかテスト品品評会とか開く場合、普通相場として5,000円程度を参加者に支払っている。そう考えたら、「モニター等に協力すれば、5,000円割引」というのは、相場に合っている

例えば、東京駅に21時頃到着する博多発「のぞみ」車内で、キリンビールが新しいビールのサンプルを配って、乗客から味やパッケージデザインについて意見を募る、そういう使い方

企業のモニターとかアンケートとかって、参加者が主婦とかの「有閑者」に偏りがち。忙しいビジネスパーソンに対して、なかなか意見を募る場が存在しない/ビジネスパーソンのモニター意見を集約できる場として、「のぞみ16号車」は貴重

よく考えたら「16号車」って、定員が100名ないんですね。人数間違えてツイートした。

或いは、保険会社が16号車乗客に新しい保険のプレゼンするとか、携帯会社が16号車乗客に新しいスマホをプレゼンするとか、化粧品会社が16号車乗客に新しい化粧品をプレゼンするとか

プレゼンカーが軌道に乗れば、「プレゼン対象乗客は女性限定」とか「60歳以上限定」とか「0〜6歳の子供がいる人限定」のような「顧客属性を限定」するようにすれば、より突っ込んだプレゼンが成立する

LCCでもプレゼン・フライトは成立しえるが、LCCはあまりカネ持っている人は乗らないからなあ。レガシー航空会社が、プレゼンフライトみたいなことをする勇気があるかどうか。

ウィーラー・トラベルなどの高速バスで、カネのない若者相手のプレゼンバスも、成立するといえば成立する。乗客は皆ヒマそうだし。

「東京⇒大阪昼行バスで、アンケートとか座談会に協力いただければ、運賃タダにします」バスがあれば、相当ヒットするだろうなあ。

東京〜大阪バスで「アンケートに協力すれば無料バス」はさすがに難しいが、「都内〜成田空港バス」「大阪市内〜関西空港バス」ならば、アンケートやプレゼンに協力してくれるならタダ、というバスは成立しそうな気がする。ターゲットが明確だから/インバウンド外人限定のプレゼン無料バスとか