アメリカの零細企業は赤字体質じゃない

日本社会の常識は、「中小企業は大企業より赤字体質、零細企業は中小企業よりもっと赤字体質」/この常識が海外で通用するとは限らない。7月3日の日経経済教室を見よ。

日経産業教室から。日本の総資本利益率。中小企業平均=2.5%、零細企業=0.95.ほとんど倒産寸前/ところがアメリカだと中小企業=13.3%、零細企業=15.7%。なんと、零細企業の方が中小企業より利益率が高い

結局、日本の場合、「時代から取り残された、終わった零細企業」「社員に社会保険を加入させられないような違法零細企業」など、「本来なら市場から退出させなきゃならないような赤字体質企業」を、各種補助金で延命させているから、零細企業の平均が赤字になっちゃうんだろうな。アメリカは延命しない

必死になって赤字零細企業に補助金投入しているのに、利益率で見ればアメリカに完敗している訳で、日本の中小企業支援政策は完全に「失敗」したと総括すべきなんだが