マッチョな湾岸は介護でつまづく

http://twilog.org/shinjukujiro/month-1509/allasc-9

9月22日
@aka1you 八路軍(さかーきー)のゲリラに怯えつつ、最後は中立条約を破棄したソ連軍(オッキー)に蹂躙される未来が見えました

@aka1you 「湾岸は東京の生命線!」

@tokyo_jcs @aka1you 今こそ大湾岸共栄圏の旗を高く掲げん!

泉麻人が30年前に「東京23区物語」を執筆したが、今の湾岸を見たらどのように描写するだろうか?

確かに、ネットの世界で湾岸の声が突出し、世田谷とか杉並とかの中層マンション&戸建居住者の声がサイレントマジョリティーとなってしまって可視化されないのは、何故だろうか?自己主張の文化が乏しいのかな/一方、政治的パワーは真逆なのにね。

黛クンみたいな人は、代々世田谷だか練馬にいて、絶対湾岸には行かないだろうなあ。というか、湾岸民との人脈も、薄そうな気がする/一方で、地元民とは多少コネクションがあったりする。確か作品中でも遠藤君というのが出てきてたっけ。

9月23日
@aka1you 松濤だと、「スーパー従業員になった中学同級生」なんてのが、いないんじゃないか、と推察。/目白落合辺りなら、同級生にスーパー従業員が、いるかも

@aka1you そして、黛くんにコンプレックスもたらした学歴。湾岸民は、有意な割合で、松濤目白落合世田谷より高学歴な気がする。それも国立な学歴

ロンドンに移り住んだ帝都大の女性(名前忘れた)って、大学院進学せず就職成功してたら、湾岸に住んでたタイプなのかも

湾岸って、考えてみれば、将来「地元スーパーの従業員とかになりそうな子供」って、レアなんじゃないか?皆都心3区で将来働くイメージ/その意味では、一定割合の子供が、地元勢がスーパー従業員になる世田谷の方が「健全」

これって、以前ツイートした「湾岸エリアでは祭りが成立しない、そもそも地元自営業者がいないから」問題に通じる

湾岸の小学生が20年後に同窓会したら、その職種は相当エリート寄りにバイアス掛かるだろうな。世田谷小学生の同窓会と比較したら差は歴然

ますます、「湾岸小学生の20年後」な小説を、誰かに書いてほしい気がする

でも、湾岸小学生の全員が全員「頭がいい」訳じゃないだろうから、出来が悪くて中学受験に失敗する湾岸小学生も中にはいる訳です。彼の「疎外感」は並大抵じゃないだろうな/世田谷とかなら、「そもそも中学受験しない」層が、それなりに存在する

ニュータウン黄昏」で書かれてるように、「同じ団地で小学生・中学生同士だった友達」というのは、大人になっても交流が続く。これは団地が産んだ新しい人間関係/多分、タワーマンションでも、「同じタワマンで小学生だった友達」の交流は大人になっても続く筈

たとえば「湾岸スカイズ」で一緒に小学生時代を過ごした子供3人の、20年後、みたいな小説もなりたつ訳です。

前にも書いたが、自分自身、阪急南茨木ハイタウンという中層マンション団地に住んでいたので、このような「団地の子供ワールド」を体感してるので、「身につまされる」のです。原武史の「滝山コミューン1974」と一緒

中学受験率と、タワーマンション居住率の間には、相当強い相関が認められそう/戸建や低層マンションだと、「小学校お受験」になる。一方、タワマンな方々は「受験は中学から」となる

小学校お受験だと、面接時にアドレスでハネられそうだな。「○○さん、ご住所は豊洲タワーマンションなんですか?湾岸だと子供の情操に不向きと思われますが、どうお考えで?高層階が情操に与える影響は、どうお考えで?」

湾岸地区のスーパーって、パートさんの確保に苦労してるんだろうなあ。「スーパーのパートなんて安月給は必要ない」という家庭も多いから、奥さんが応募しない/あと、「あそこの奥さんマルエツでレジのパートしてたわよ」とタワマンコミュニティで噂になりたくない

現在、スーパーの出店のボトルネックになってるのがパートの確保。湾岸エリアが、人口の割にスーパーが少ないのは、パート採用が難しいことも、影響してるのでは?/湾岸エリアは単身大学生も少ないから、大学生バイト労働力も確保しづらい

そう考えると、目黒とか世田谷とかの「伝統的高級住宅街」は、同時にスーパー従業員とか主婦パートとか大学生パートとかの労働力も確保できてるから、「バランスのよい高級住宅街」な訳です。碑文谷のダイエーも、ちゃんと労働力が確保できる

湾岸民がネットスーパーを多用してるのは、「多用せざるを得ない」という側面がある。湾岸民自身が「スーパーへの労働力の供給」を拒否してるから、外部からスーパー労働力を調達してるのがネットスーパー、ということ

湾岸は、思いきって「ペッパーがレジ、接客、棚揃えする、変なスーパー」を作って、労働力不足を補えばどうか?湾岸民は「新し物好き」「メカに弱い」から、ペッパー接客をむしろ歓迎するだろう/ダイエー碑文谷店だと、絶対に原ペッパー接客は受け入れられない

湾岸民がこの先分断されるのは、20〜30年後、「子供が結婚できるか」「子供が孫を作ってくれるか」の局面なのかも。子供の中学受験、大学受験、就職の局面では、「ほぼ全員が勝ち組」になるが、子供の結婚出産局面では、「子供が結婚出産する勝ち組」と「負け組」に分化

一方、世田谷だと、そもそも「カネはあれども、いまの時点で子供がいない負け組」なんてのもいたりする。結婚できる前の黛クンは、その意味では「負け組」だったのです/

@yoma_kenichi 湾岸をシンガポールと考えれば、フィリピンのメイドさんを連れてくればいい、となります

@Tokyo_of_Tokyo 「奥さんがスーパーでパート」というのは、「年収的にはパートする必要性は低いが、健康の為&社会に関わりたいため」という非経済的動機なんでしょうか?

のら様から反論が来ました。湾岸エリアではスーパー労働力が「殆どない」というのは訂正します/ただ、時給水準を高く設定せざるを得ない点、大学生とか外人留学生とかの労働力供給が薄い点を考慮すると、スーパー労働力が「若干、タイト」というのは否めないと思われます

@momozou @Tokyo_of_Tokyo 「ずっと子供の相手だと、息が詰まる」という理由で、幼稚園や小学校の合間に短期パート、というケースはありそうですね。/「働きに出たい」というと、賛成するダンナと反対するダンナに分かれる

今気付いたが、湾岸って、鉄道交通的には「どん詰まり」なんだな。だから、通過流動、途中下車流動が少ない/東横線駅前の飲食店とかなら、「アパートは元住吉で、大学は都心で、途中下車して自由ヶ丘でバイト」なんてのが出来るが、湾岸はこういう途中下車が少ないから、労働力調達が不利

有楽町線豊洲からの分岐新線計画って、通勤ラッシュ対策的にはあまり意味がないが、「豊洲がどん詰まりじゃなくなる」という意味では、かなり意味が出てくる気がする。他エリアから豊洲へ行きやすくなる

東急って、東横線目黒線池上線大井町線が複雑に絡み合っているが、それが乗客流動、エリア深化を産んでいる/今回の有楽町線豊洲分岐線は、このエリアを東急平野みたいに路線網を複雑化させ、深化させる第一歩と捉えたい

「路線がナナメ交差すると、尖った街が生まれる」と言ってたのは誰だっけ?三浦展だったかな?/下北沢は小田急井の頭線がナナメ交差してるから、尖った街になった。吉祥寺も然り/豊洲も、分岐線の始発になれば、尖った街に脱皮出来る?

「神奈川の湾岸」、武蔵小杉は、スーパーの労働力確保という点では、本家湾岸よりもはるかにアドバンテージがあるんだよな

@yoma_kenichi 「物理的に線路が街を区切ってるから、トンガリが生まれる」理論だと、小田急が地下化されて、4ブロックが2ブロックに「統合」される下北沢は、トンガリが弱体化する?

武蔵小杉って、その意味では「物理的に、線路で4ブロックに分断」されてるんだな。トンガリの素地はあるわけだ

「線路等による街の4分断が、街の個性を生む」のパラドックス、渋谷がまさに当てはまる。南北に山手線が分断し、東西に246(首都高)が分断する/分断のハンディを逆手に取って、むしろ個性が開花してる

梅田もそれに近くて、東西にJRが分断し、南北に阪急(と新御堂筋)が分断してる

ただ、下北沢の小田急井の頭線の「分断」は、「その気になれば、越えることが出来る程度の、軽い分断」だから、アクセントになる/阪急中津辺りの梅田貨物駅みたいな、「越えることが大変な分断」だと、本当に街が分断されて発展の阻害になる

「街のアクセントとなる、軽い分断」という点では、「川」とか「お堀」も分断装置になる。大阪ミナミは、御堂筋と道頓堀川で、うまく4エリアに分断されてる/福岡中州もそうかな?

「山手線沿いに繁華街が多い」というのは、山手線の歴史とか知名度とか輸送力もありますが、「山手線自身が、その街で、軽い分断装置として機能していたから」でもあるんだろうな

地下鉄と違って地上鉄道は、存在が「可視化」されてるから、心理的安心感を産むんだろうな

@yoma_kenichi 今でいうスタバのような立ち位置だったのかな?

湾岸のようなエリアで、小売りとか飲食店が労働力を確保するには、単に時給を弾ませるだけじゃなく、何らかの「やりがい」「ストーリー」「プラスアルファ」が必要なんだろうな。「こういう理由だから、自分はここにパートするんだ、カネだけじゃない」と、自分そして他人を説得できる材料

「カネを稼ぐ為」じゃなく、「自己実現、自分探しの為の起業」なんてのもあるが、そういうのは湾岸民じゃなく世田谷有閑マダムがやってそうだな

ニュータウンに黄昏れて」の登場人物の、「高級住宅地のスーパー従業員」のネタから、「そういえば、湾岸エリアって、スーパー労働力どうなってるの?」な話に発展した。その意味では、「ニュー黄昏」って、「引き出しが多い」物語だわ。

他のエリアだと、結構シニアの有閑労働力を飲食店や小売りが活用しているが、幸か不幸か、湾岸はシニアも不足しているからなあ

まだ今のところは「スーパーのレジの労働力不足」に留まるが、これ40年後には「介護労働力の不足」に湾岸は陥ることになりそう。まだ世田谷の方が、多少は介護労働力が出てくる

@yoma_kenichi サードウェーブコーヒー的なのこそ、湾岸でも労働力確保できて、成功できそうな気がする

仮に、「新宿のデパ地下のパート時給と、湾岸のスーパーのパート時給」が、同じレベルだとしても、他エリアからの応募する数はは新宿の方が多い気がする。新宿勤務の方が、勤務が引けた後のアフターが充実してそう

湾岸って、ダンナ側も奥さん側も子供も「小説ネタの宝庫」なんだが、本当に湾岸小説って出てこないね。湾岸って、小説家を生み出せない位に価値観がフラットなのか?

まあ、湾岸ツイッターをサーフィンするだけでも、外野的には「そこそこ楽しめる」が、「ニュータウンは黄昏れて」みたいに「小説でしか表現できない世界」というのもある

まあ小説家なんて「ヤクザな商売」だから、リア充な湾岸民が小説家に「堕ちる」ことは、ないんだろうな/むしろ、今の湾岸タワマンジュニアが、10年後とかに大学生になった時点で、幼少期のタワマンを舞台とした小説を、在学中とかに発表しそうで、期待している

湾岸タワマン1世は、小説を書く「能力」はあるのに、「小説執筆なんて、リア充がすることなんかじゃない」と小説を書かない/そういう固定観念にこだわらない湾岸2世なら、小説執筆能力を「隠すことなく」、ナチュラルに小説を書くと思う

よく「ご当地本」というのがある。「名古屋人あるある」とか「練馬あるある」とか。その代表作が「これでいいのか、日本の特別地域」シリーズ/そろそろ、「これでいいのか、東京湾岸」というムックを発刊キボンヌ

@Tokyo_of_Tokyo @KPtan2 作家のらえもん誕生の瞬間であった

ニュータウン黄昏、ついに1位、、

丁度シルバーウィークという「読書に絶好の機会」に、ニュー黄昏のブレイクがマッチングした感じ

@Tokyo_of_Tokyo オッキー氏が、確かマンション部門1位を獲得してますから、マンション部門1位獲得は、可能なのでは?/湾岸タワマン購入者の大半が、のら様ブログを読み込んで来場してるらしい

湾岸民が、湾岸「民」として、「アイデンティティ」を確立させたのは、良くも悪くも「3・11」が最大のキッカケだったんじゃないか?な仮説。あの出来事で、外野から「湾岸は○○」と揶揄されたりして、「いったい、湾岸って何だろう?」と内省する契機になった

たまプラーザな第四山手って、「金曜の妻たちへ」がアイデンティティー確立のキッカケとなった。同様に、湾岸もアイデンティティー確立のイベント、というかアクシデントがあったからこそ、「湾岸民」という自意識が芽生えた

その意味では、「3・11」直後に、タワマン供給の灯を消さなかったプラウドタワー東雲って、湾岸民のアイデンティティー確立に一役買ったんだな。東雲が失敗してたら、湾岸民のアイデンティティーはうまく確立しなかったかも

@tokyo_jcs 実際、マクロな世代毎人口流動では、「単身高齢親の、首都圏呼び寄せ」が無視できないオーダーになっていて、首都圏介護ニーズの一層の逼迫を招いています。ミクロで見れば「子供世帯がいる首都圏に来るのが安心」だったり「世代連結会計になっておトク」なんですが

これは前にもツイートしましたが、今から容積緩和等で、湾岸エリアに介護施設を整備しようにも、タイムスパン的に「2025に間に合わない」ので、逆に高齢者の方を地方に移して、既存のハコを有効活用する方が「合理的」です

@tokyo_jcs そもそも通勤ラッシュが無理ゲーとか、東京を毛嫌いする地方の若者がいるのも事実。

@tokyo_jcs 無理ゲーなエリアへの誘導には経済原理使うしかないかと。23区の介護報酬を(半ば懲罰的に)地方での介護報酬の10倍にするとかして、23区での介護に拘るリッチから介護費用をむしりとる

介護保険の破綻防止には、不足分を「23区での介護にこだわる層」に請求することで、賄えそうな気がする。23区での介護にこだわる層って、かなり坦税負担力ありそうだし

@tokyo_jcs それって、単に「競争率が高い」ということですから、余程なイケメンや美人じゃなきゃ、逆にあぶれちゃうのでは、、/東京はイケメン美人が多い分、人々の「最低許容基準」があがっちゃって、未婚率が高くなる気がする。田舎の方が、適度に妥協して結婚が早い

ホンマデッカTVでやってたが、「選択肢が多い」と、かえって人々は「情報疲れ、判断疲れ」を起こしてしまい、選択が出来ない/東京の若者の未婚率が高いのは、「異性の選択肢が多すぎるから」かもしれない

湾岸エリアは、情報が多量でも、多量な情報を処理仕切れるスーパーマンが多い。でも、そういうスーパーマンは、地方にもいなければ、首都圏でも少ない/情報が多いことは、湾岸民には「快感」、それ以外の人に「苦痛」

湾岸民が「住まいサーフィン」が大好きなのも、そういう文脈で理解が可能。住まいに関する膨大なビッグデータを、処理することそのものが、湾岸民には「快感」/でもそれって、地方民はおろか、世田谷民にも「苦痛」

一番問題なのは、湾岸民な人々は、「世の中の人は、選択肢が多ければ多いほど、快感を感じる筈」と、自分の同類が世間の多数派だと勘違いしている点。まあ、そういう処理能力高い人ばかり集まってる職場(大丸有とか港区とか)と湾岸を往復してるだけだと、そういう勘違いも已む無きか

自分もどちらかと言えば湾岸民の感覚があって、「情報は多ければ多い方に、快感を感じる」タイプ/でも、「世間の多数派は、情報の洪水を不快に感じてる」ということは出来るだけ意識するように努めてる/それでもうっかり、情報を出し過ぎて怒られることも

地方の若者が言う「東京に行くと疲れる」の根っ子には、この「情報の洪水が疲れる」ということだろう

介護に携わる方々は、どちらかというと、いやハッキリと、「情報が多すぎるのが苦痛」なタイプな人が多い。こういう人が、単にカネだけで情報の洪水な湾岸エリアにやって来るとは思いづらい

湾岸の最大のウィークポイントは「介護」だろうな。人口当たり介護施設比率は最低クラスだろうな

一言で言えば、湾岸は「知的マッチョに最適化された社会」だよね。知的マッチョじゃない人(介護される親とか、介護職な人)にとっては、極めて居心地が悪い

本来なら乳幼児にとっても「居心地の悪い社会」なんだろうが、その部分は、相当親が犠牲を払ってなんとかしている。

だから、湾岸エリアは、生身のヒトによる介護は諦めて、ペッパーによる介護を突き詰めた方がいいのかも

知的マッチョじゃない地方の若者に対して、「なぜ君達は知的マッチョじゃないのか?情報疲れしてしまうのか?」とお説教しても、始まらない

介護職な人を、世田谷と湾岸が獲得競争するとして、獲得競争に勝つのは世田谷な気がする。世田谷だと「湾岸よりも、気疲れしない」

湾岸は、そろそろ文化の多様化、知的非マッチョな人にもリラックスできる雰囲気を作り出さないと、介護需用が増大した際につまづいてしまう

三浦展だったと思うが、「東急田都線沿線に、鬱を発症するエリートが多い」と書いてた。「街が落ちこぼれを許容しないので、レールから一旦踏み外したら、逃げ場がない」。「吉田類的な、いい加減な居酒屋が存在しないから、ますます自分を責めてしまう」/これって、未来の湾岸じゃん

吉田類的な居酒屋を湾岸に持ってきたり、「高円寺的な、ロハスな雰囲気」を湾岸に多少持ってきたりすると、「知的マッチョが衰え、湾岸は世界と戦えなくなる」のか?湾岸の「戦闘力」って、そんなにひ弱なのか?

分かりやすくいえば、黛くんみたいな「欠点がある人」が生きていける分、世田谷の方が懐が深い

たとえば、ニュータウン黄昏の「岡山の琴里のおばあちゃん」は、世田谷とか落合とかなら、上京移住すると思うのですが、湾岸には絶対移住しないと思うのです。まず、年寄りの「溜まり場」、社交場が存在しない

湾岸系ツイッターって、マッチョぶりに偏差したツイートが多いから、「スーパーのレジの人材確保もままならない」みたいに対外的に思われちゃう/それって、長期的に見れば、マイナスだと思う/もう少し、ある程度弱さもさらけ出すツイートも混ぜなきゃ、琴里おばあちゃんはやってこない

湾岸民のツイッター好きも、要は「情報のインプット&アウトプットが、三度の飯より大好き」だからだろうな。世田谷民には理解できない

なんか、この数日で、「湾岸の対義語は世田谷」と辞書に載りそうな位に対義語化されてるよなあ

ツイッター界では、湾岸民の文化人類学的研究が進んでいるのに、何故リアルな大学の社会学教室では、湾岸をフィールドワークで取り上げない?

湾岸でも、佃勝どき月島なタワマンなら、「琴里おばあちゃんの茶飲み場所」が存在するのだろうか?

9月24日
昨日の湾岸介護ツイートは、「このままでは、湾岸は介護危機になる」との指摘に対して、「介護職よ、東京においで。東京にはイケメンや美人も一杯いる」という真逆なRTが来たから、カチンと来て連ツイしてしまった

湾岸に必要なのは「マッチョじゃなくても暮らせるよ」アピール。イケメン美人アピールなんてのは、介護職の離反を招くだけの悪手

やっぱ湾岸ツイート見てると、上昇志向が無きゃ湾岸に居られないんだと、つくづく感じる。自分は湾岸民同様に「情報欲」は旺盛だが、一方「上昇欲」は皆無だから、湾岸では暮らせないな、と感じてしまう

湾岸クラスタのツイート見てたら「田端さんとランですれ違いました」なんてのがある。どうやら、上昇志向な湾岸民にはマラソンは必須科目らしい/「お金払ってでも東京マラソンに参加したい湾岸民」と違って、自分は「たとえ1億円上げます、と言われても、絶対マラソンなんて参加したくない」

こういうマラソン嫌いな自堕落人間にとっては、「24時間365日、人間力を磨かなきゃならない」なオーラが漂う湾岸は、付いていけなくて住めない

多分、湾岸民って、ドラえもんの「出来杉君」なんだろうな。非の打ち所がないから、息が詰まる

まあ、湾岸側からしても、「マラソン嫌いで自堕落な、高血圧な新宿次郎なんかが来られても、湾岸ブランドが毀損するから、お断り」なんだろうが

もっとも、「湾岸に吉田類的居酒屋を作ろう!」と言い出したところで、具体策があるわけでもなく。

湾岸民から上昇欲を煽るツイートが連発されるのは、「日本から、首都圏から、上昇欲を持った人間が減ってしまうと、湾岸に住みたがる人が減ってしまい、湾岸の価格が下がりかねない」な価格維持本能が、働いているのかも

そうそう、首都圏に「資力、情報欲、上昇欲」の3拍子揃ったヒトは多くない。資力は備えていても上昇欲が希薄な人も多い/そういう人に上昇欲を身に付けて貰わなきゃ、湾岸の人口は10万人で打ち止めになる

あるいは、アジア系の上昇欲のカタマりみたいな人の移民受け入れるか。というか、もう受け入れてるか。

門前仲町が湾岸の吉田類な役割、果たさないかなあ?

月島、佃あたりの「古き良き居酒屋」も、相当数少なくなってるのだろうか?

冷静に考えると、湾岸民も、本当は『弱さをさらけ出したい場』を求めているのかもしれない。『場』がないから、マッチョなイメージが増幅されるだけかもしれない。そう考えると、一連のツイートは湾岸民に不快感を与えてしまったな、と反省。

9月25日
欧米的な文化って、『子供を除外した、オトナの文化』が主流で、レストランとか未成年お断りとか、ドレスコードが存在したりする/湾岸から、『ドレスコード的な・港区的文化』と相反する文化が誕生すれば、それはそれで面白い

『子供も大人も一緒』という文化形成は、アジア的なんだよね。湾岸って、根っ子ではアジアなのかもしれない/『欧米では高層マンションで子育てしないが、中国系では平気で子育てする』にも通じる