厚生年金は「形式的には」破綻しない

9月21日
60歳時点8000万円資産な人でも、「老後の不安」から65歳〜70歳まで引退しないのが日本男性。他国だと、それくらいの資産があれば、60歳時点でさっさと引退する / “【図解】あの人はお金持ちなのに、なぜ貧乏そうなのか? | シネ…” http://htn.to/zJ57cX

これは二極化していて、「60歳時点で、殆ど預貯金ゼロ」的な、年金頼みな世帯がある一方、「60歳時点で既に5000万円」なのに、「老後には1億円必要と聞いた」として節約の手を緩めない世帯もいる。 / “結局、老後資金っていくら必要な…” http://htn.to/NNvx9dET

「老後に必要なのは1億円」というのは、半分正しくて半分間違い/必要資金は1億円だが、うち7000万円は公的年金で手当てされるから、実質的に必要なのは3000万円/だが、「1億円」だけが独り歩きし、「公的年金除いても1億円必要」との誤解を産んでる

公的年金は破綻する」も、半分正しく半分間違い/約束された年金支払額そのものは守られる/だが、ハイパーインフレの発生で「年金支払額では生活出来ないリスク」とか「介護サービス医療サービスが破綻するリスク」は多分にある

ライフネット生命の出口さんが再三言ってるらしいが、約定年金額が支払われない可能性は低い。彼の元には「公的年金の破綻について、コラム書いてください」な依頼がしばしやって来るが、「そもそも、破綻しませんから」と依頼を断ってるらしい

慶応総長の清家氏も、「年金制度は破綻しないが、医療サービス介護サービスが実質的に破綻する危険性がある」と語っている/医療サービス介護サービスの破綻を防ぐ方策の一つが「高齢者地方移住」なんだが

で、ハイパーインフレに対するヘッジ手段が「預貯金の過半数を外貨建てにすること」。結局自分は、この前600万円程度のトルコリラクーポン債を購入した。既に養老年金はドル建にしている

だから、ファイナンシャルプランナーは60歳金融資産8000万円な人が相談に来たら、再就職なんか薦めずに、資産の半分をドル建て米国リート辺りに切り替えさせた上で、「もう老後資金の心配ありませんよ」としてリタイアさせ、「医療介護が破綻しない松山移住がオススメです」とアドバイスすべし

@a_ok_i 厚生年金の場合で「差額3000万円が必要」とされ、国民年金だと「差額5000万円が必要」とされます。確かに国民年金な方々のハードルは高いですね

一番手厚いのは「共済年金」、要は公務員なんだよな、、、

フリーター、ノマドな暮らしって、憧れる半面、「年金が厚生年金じゃない!」が相当ハードルになってる。この辺、「年金制度設計が職業中立じゃないため、国民の職業選択の歪みを招いている」のでは?

@hidekatsu_izuno これにターミナル医療の費用もかかりますから、プラス1〜2千万円。介護が必要となるならプラス1〜2千万円。マックスだと1億円になりますが、大半は厚生年金から賄えます