高齢者を半強制でサークルに入れたがる行政

2月7日
ここ数日の日経で最大に気持ち悪かったニュース/どうして行政は、高齢者を無理やり「サークルに所属」させたがるのか? / “体力測定しサークル紹介 練馬区が介護予防事業 :日本経済新聞http://htn.to/5ZwXsq

先々週の産経にあったが、独り暮らしの高齢者の方が「気ままに過ごせて、ストレスない」から、家族同居より幸福感高いらしい/行政の「高齢者は家族やサークルに囲まれてないと、不幸せ」信仰は、なんとかならんか?

これも既ツイートだが、「運動音痴な人にとっては、他の人と一緒に運動することが、耐え難く恥辱」という運痴の心理を、行政内の健康バカな担当者は知らない、知ろうとしない/自分が練馬区民なら、下手すれば他人と一緒に運動させられかねない練馬区の健診には、絶対参加しない

未確認だが、家族同居な高齢者の方が、独居高齢者より自殺率が高いという話もツイッターに流れてた/サークルに所属してる高齢者の方が自殺率高かったりして

最近の高齢者は、結構ゲームセンターにハマってるらしい。その理由のひとつは「一人で、気ままに出来る」からだろうな。パチンコする高齢者が多いのも同じ文脈だが、ゲームセンターの方が散財額は少なくて済む

その意味では、高齢者に介護予防スポーツ普及させたいなら、サークルに半強制加入させるより、ニンテンドーWiiスポーツ配った方が効果的

行政が「高齢者を家族やサークルに所属させたがる」のは、「それが定説だから。定説以外の異説を採用したら行政が責任取らされるから」とのRTがあった/そうやって過去の定説に固執して失敗したのが少子化だよな。行政は戦後の「人口爆発、家族計画」の行政定説からの脱却に乗り遅れた

「コメが余る、減反が必要」が今の農政の定説で、今のところはそれが正しい/が、10年以内に、確実に定説は崩壊する。コメ農家は鬼籍に入り、作り手不足でコメ不足に転じる筈/だが、農水省は定説に固執して、コメ抑制政策からの転換は遅れるんだろうな