認知症が増える日本で投資シフトが起こらないのは当たり前

3月25日
高齢者の3人に1人は認知症、ということは、日本の個人金融資産の3分の1は認知症がオーナーだということ/そうなると、複雑な金融運用は望むべくもなく、単にオレオレ詐欺に搾取されるだけになる / “日本社会が直面する、認知症「1300…” http://htn.to/d73YFP25b

よく「日本では、なかなか貯蓄から投資に移行しない」と金融証券クラスタが嘆いているが、そもそも3分の1が認知症なんだから、移行する方がオカシイ/というか、もし移行したのならば、証券営業マンが、金融資産オーナーの判断力低下につけこんで、変な商品を掴まそうとした、と解釈すべき

だから、金融クラスタとか金融庁は、「日本人の投資比率を上げるべし」というドグマに囚われるのでなく、「認知症が増える日本では、預貯金志向が高まるのはやむを得ない」という「諦めの政策」が肝要

「高齢者の3分の1が認知症」という社会は、「有権者の8分の1程度が認知症」という社会でもある/そうなると、「健常者が9割以上」という前提で設計されてる社会は、いろいろ機能不全を起こしてしまう

「高齢者の3人に1人が認知症」という社会は、逆に言えば、「認知症防止ビジネスにとっては、ブルーオーシャン」なんですな。「シニア用新聞」というビジネスモデルも、まだ成立してないくらいだから/新聞社は、「40〜50台の子供世代に対して」ボケ防止新聞の販促をすべきなんだろうな

最近「ラップ口座」というサービスが開始されてるが、これって、使いようによっては「判断力が低下した高齢者の金融資産を、預貯金じゃなく投資に向かわせる」ツールになり得るのか?

私事になるが、実家の親が「生活に不要で、高コスト」として、新聞の購読を止めている。もともと新聞は読む人ではあるのだが/たまに帰省して、(新幹線の中で読んでた)日経新聞を与えると、非常に喜ぶ。「ボケ防止にもなる」とのこと

なので自分が読み終わった日経新聞の一部を、新聞取ってない親に「ボケ防止として」郵送している。一週間に1〜2回/証券欄とかは余り読まないだろうから、送らない/それでも、冷静に考えたら「郵送代の方が、新聞代より、高い」/逆に言えば「自分が費用負担して親の家に新聞契約した方が安上がり」

本末転倒な話ではあるが、「ボケ防止の為に、親に新聞を取らせるか、否か」迷ってる/「朝日小学生新聞」とか「読売中高生新聞」とかあるが、「朝日シニアボケ防止新聞」とかあれば、案外ヒットするかも。紙面をライトにして、ボケ防止用のパズルとか掲載する