マタ旅禁止を主張する宋美玄は真っ当か?

9月14日
「危険か否か?」と言われたら「危険」ではあるが、実際どれ位危険なのか?と言ったら、確率的には低いだろう。低確率なのに過剰に「危険!危険!」と連呼する産科医の主張に違和感を感じる / “女優の妊娠インタビュー記事がなぜ問題なのか?…” http://htn.to/KLzbd6

産婦人科医的には「妊婦は行動を我慢しなさい」で、それが医学的には「正」だろう/が、そうやって妊婦の行動の自由を奪うことで、妊婦の心理的ストレスを増やすことは、精神的には「正」とは言えない/それで「妊婦になりたくない」と少子化してしまうなら、社会的にも「正」とは言えない

沖縄の先島諸島みたいな離島に行く場合なら、医療リソースが不足してるから妊婦旅行リスクが高くなるから、「マタニティー旅行」は避けるべきかもしれないが、本土内を旅行する分には、マタ旅を自粛する必要は、無いと思う

マタ旅を過度に批判する人って、子連れ外出を「赤ちゃんが可哀相」という美名の元に批判するクラスタと、あまり変わらないと思う/昔、「医学的理由」で、女性はフルマラソン参加が禁止されてた。マタ旅禁止も同じだろう。

そもそも、マタ旅を「禁止」するなら、里がえり出産の旅行も「禁止」になるのだが。

つまり「医学的な正しさ」は、必ずしも「社会的に正しくは、ない」ということ。妊婦も一個の人間なのだから、幸福追求権はある/幸福追求権を「医学的理由」をタテに制限するのは、今の社会では限度がある

そもそも「マタ旅危険!」を連呼する宋美玄をあまり「信用できない」理由が、ここに書いてある。「不妊と冷えは無関係」が宋美玄の持論だが、実はエビデンスを提示出来てない / “産婦人科医・宋美玄『女のカラダ、悩みの9割は眉唾 』書籍を…” http://htn.to/46vaFB

宋美玄は「不妊と冷えの因果関係が、西洋医学的には解明されてない」から「不妊は冷えと関係ない!」と言い切っているが、客観的に「冷えの女性の不妊比率が高い」という「相関関係」が認められれば、それは「関係ある」と判断すべきだろう