鉄コの部屋 (39)「白鳥」「新潟雷鳥」廃止で、特急料金の特例を

(なんでも掲示板 01年3月投稿済)

3月3日ダイヤ改正で、特急「白鳥」(大阪〜青森)や特急「雷鳥」のうち
大阪〜新潟を走る列車が、大阪〜金沢・富山の「雷鳥」、金沢〜新潟の「北越」、
新潟〜青森の「いなほ」に系統分割されてしまいました。

大阪〜新潟や大阪〜青森間を通しで乗る乗客が少ない現状では、車両運用の効率化、
人員の効率化(両列車ともJR西日本JR東日本を通しで走るので、現状は車両も人員も効率が悪い)、
電化方式の問題解決(「白鳥」は交流50ヘルツ・60ヘルツ・直流の3方式に対応しなければ
ならず、車両更新が難しい)を考えれば、止むを得ない選択でしょう。
列車を別系統にすれば、一方の遅れ・運休が他方へ影響しないメリットもあります。

しかし、問題もあります。
乗客が「乗り換え」を強いられるのは止むを得ないとして、特急料金が別立てになるのは
大問題です。
大阪〜新潟の乗客は少ないでしょうが、大阪〜糸魚川直江津間という客は少なからずいます。
そういう乗客にとっては、乗り換えは強いられる、料金は上がる、で踏んだりけったりです。

JR四国は、予讃線の松山以東を電化して、高松・岡山〜宇和島間の列車を松山にて
「分割」したとき、両列車を通しで乗車する客には特急料金を例外的に一本化する措置を
取りました。また、両列車は同一ホームで乗り換えられるよう、配線を工夫しています。

JR西日本・東日本にも、早急の是正を求めたいと思います。

というか、そもそも論ですが、全ての特急において、乗り継ぎをしても一本の通し料金に
すべきでしょう。(近鉄がそうしています)

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    ・・・その後の情報では、JR西日本は「雷鳥」「北越」の乗継特別キップを発行しているようです。
    対策しないよりはマアましですが、知らない人が発生したり、各種制約(例:途中下車不可)のある
    特殊キップで対策するより、やはりキチンとした制度で対応して欲しいと思います。