教育ブレーク(34)国文学は必要か?

教育ブレーク(34)国文学は必要か?

(なんでも掲示板 06年8月 投稿済)

国文学は必要か? 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 8月20日(日)11時55分13秒


http://book.asahi.com/clip/TKY200608190271.html
大学改革の波のなかで、国文学科が減り続けている。
本居宣長につらなる国学に、ドイツ的な文献実証学の方法を
接ぎ木した国文学研究が確立して100年あまり。
存亡が問われる曲がり角を迎えた。
「国文学が大きな危機を迎えているとき、鬼となって
この世にとどまり、国文学の行く末を見守ってほしい」
学会の中心的存在で、『国書総目録』を編集した市古貞次さんが
2年前に亡くなった時、葬儀委員長を務めた秋山虔・東京大名誉教授は
こんな弔辞を読んだ。
状況への危機感が生んだ、型破りともいえることばだった。
国文学のなかでも、かつて「現代と地続き」と言われた江戸期の研究者は、
中野三敏・九州大名誉教授が80年代から危機を訴えたように、
状況を深刻にとらえ、再生への試みを続けている。
(中略)
こうした現代的な切り口には批判があるが、共有知識としての古典が、
生活の中からますます消えているのも確かだ。
叶姉妹は知っていても曽我兄弟は知らないと言われるほどです」と
宮崎修多・成城大教授は現状をみる。

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しかし、言ってはなんだが、これ以上西鶴とかを研究して、何の意味があるのか?
定年を迎えた団塊シニアが、趣味で古典を研究するのは結構だが、
国が税金を投入して研究する必要があるのだろうか?