朝日新聞HP

http://www.asahi.com/national/update/0614/026.html

ネット利用する小6〜中1女子、7割がHP持つ

                                                                                                                          • -

 インターネットを利用している12〜13歳の女子の7割が自分の
ホームページ(HP)を持ち、「掲示板への書き込み」「チャット」は
ともに9割以上が経験していることが14日までに、インターネット
調査サービス「iMi(いみ)ネット」(ライフメディア運営)が、
長崎県佐世保市の小6女児殺害事件後に実施した調査で分かった。
 調査は、ネットを利用する全国の小学6年と中学1年の女子児童・
生徒94人が対象。HPを持っているのは69%、掲示板、チャットの
経験はともに94%と大半を占めた。(時事)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全女子児童(生徒)の中でのインターネット利用率は不明ですが、
仮に大人並みの普及率(人口比60.6%;2003年数字)と仮定すると、
実に60.6%×70%=42%の女子がホームページを所有していることになります。

※大人のインターネット利用率の根拠
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2004/04/14/008.html

で、大人のホームページの所有率は不明ですが、小生の職場を見る限りでは、
大体10〜20%、という感じです。
日本全体でも、あまり差はないでしょう。

つまり、小学生は、実に大人の倍以上の「ホームページ所有率」を
示しています。
文部省とか、世間一般の人から見れば、異常に高い所有率、ということに
なるでしょうが、冷静に考えれば、「さもありなん」と思います。

<理由>
1.小学生の方が、仕事を持っている大人よりも自由時間が長い為、
  ホームページ作成の時間が取り易い。
  (一番時間が取れるのは学生でしょうが・・・)
2.さらに、最近では「インターネットの授業」というのがあるので、
  堂々と授業中にホームページが作れる。
  大人に喩えるなら、「仕事中に個人ホームページを作れる」
  ようなものです。
3.すぐ知識を吸収できるので、ホームページ作成方法も
  スグにマスターできる。
  少なくとも、教師よりはスグにマスターできるでしょう。
4.これが最大の理由だと思うのですが、
  大人なら、
  「このジャンルのホームページは、私よりもスゴイ人が
   既に作っているので、自分は作らないでおこう」とか、
   「つまらない日常をHPに載せても、しょうがない」というような
   「遠慮」をするのですが、子供はそういう「遠慮」をしないので、
   「●●ちゃんと今日遊びに行った」というたわいもないことを
   簡単にHPに載せてしまうのです。
   つまり、ホームページ作成に「照れ」がない。

で、恐らく、現在の12歳前後、1992年生まれの世代は、そのまま
8年後に大人になりますが、そのころの20歳のHP開設率は、40%より
更に上積みされているでしょう。
新規の開設はありえても、ホームページの閉鎖は、あまり考えられない。

なので、数十年後は、日本の人口の半分以上が「マイホームページ」を
持つ時代が来るのでしょう。