三菱東京FG=UFJ統合のウラ(小生の憶測)

ご存知の通り、UFJ三菱東京に「吸収合併」される。
というか、世間の人は事実上の「吸収合併」と考えているようで、
ダイエー双日大京等の「重荷」抱えるUFJ三菱東京が救済した、と
捉えているようである。

確かにその側面は強いだろうが、三菱東京側に全く「重荷」がなかった、
といえばウソになるだろう。
表面化していないが、超ド級の時限爆弾、「三菱自動車」を抱えている。

他方、元は三井系であったにも拘らず、地縁性から実質的に「UFJ系列」に
なった日本最大最強の企業、「トヨタ自動車」をUFJは持っている「強み」がある。

もし三菱自動車の危機が表面化しなかったら、「重荷を全く持たない」三菱東京側が、
スンナリとUFJとくっつくことはなかったのではないか?
つまり、UFJ統合を触媒として、三菱ブランド最大の汚点「三菱自動車」を、
トヨタ自動車に「引き渡す」ことができる、と計算したのではないだろうか。