地図を見るとお分かりの通り、意外とミャンマーはマレー半島に沿って
長い海岸線を持っている。
(恐らく旧宗主国のイギリスがタイから海岸線を奪ったのだろう)
なので、数十人の死者、ということはありえず、恐らくタイと同レベルの死者は
出ているものと思われるが、気になる情報。
読売新聞HP
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041228id22.htm
津波の一報は36時間後、被害に冷淡なミャンマー軍政
【バンコク=林田裕章】
大津波で三十数人の死者を出したミャンマーで、初めて惨事が
国民に知らされたのは、地震発生から36時間もたった
27日午後8時(現地時間)の国営ニュースだった。
それも50分ほどのニュース番組の中で、終わりの方での扱い。
国民の意思を無視して居座り続ける軍事政権の希薄な人権意識が
歴然としていた。
国営ニュースは、タン・シュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長の
動静をいつも通り延々と伝えたあと、
「セイン・トワー社会福祉・救済・再定住相らが被災地を訪れ、
必要物資を供給した」ことばかりを強調した。
なので、数千人の死者を出していたとしても、軍事政権が外国へ
援助を頼む(=外国に軍事政権についてとやかく言われる可能性がある)
ことはありえないだろうし、その為に外国から
「支援しましょうか?」と「お節介」を言われないよう、予め死者数を過少申告
している可能性もある。
「数十人」と発表したのは、
「死者ゼロと発表すると「虚偽申告ではないか?」と疑われるので、
外国が救援申出のお節介を言い出さない程度の死者数は公表した方がいい」
という計算が働いたのではと思われる。
なので、「通信途絶で全容不明」というより、「政府が全容を隠匿」といった方が
正しいようである>ミャンマーの場合。
そう言えば、インドネシアもスリランカも、被災地域に反政府勢力支配下地域が
含まれている。
この地域についての被害の全容は明らかになるのだろうか?