逆累進国家

仮想実験:逆累進税国家

仮想実験
もし、逆累進税の国家があればどうなるか?

年収1,000万円以上は無税
年収500万円〜1,000万円は一律10万円の税金
年収200万円〜500万円は一律20万円の税金
そして、年収200万円未満だと一律40万円の税金。

その国家のコンセプトは、
「年収が高い人は、社会に役立っているからそれに応じて年収が高いのである。
 そういう人から税を徴収するのは適切ではない。
 一方、年収が低い人は「役立たず」だから、罰として税を課すべきだ。
 
 病気をして働けずに年収が低い、という言い訳は認めない。
 健康の自己管理ができない病人が悪い」

こういう国があると、人々は財産を隠すどころか、
「我れ先に財産を開示して、税率を低くする」でしょうね。
自分の財産・所得を証明できない人に税が課されることになりますから。

因みに、この国家では、国は社会保障も義務教育も行わず、
国防と裁判機能のみを行うことになっています。

因みに、江戸時代の年貢というのは逆累進だったのではないか?
富豪である庄屋からは、税を取っていなかったのではないか?