読書ノート・魚

イワシ=ニシンの仲間


★80年代=漁獲量の1/3がマイワシ
 なんと日本人一人当たり100キロ分/年のマイワシが取れた。
 (1日に300g、1食100g)
 ・・・毎食「いわしの刺身」「いわしハンバーグ」を食べることになる。
 (実際はハマチ養殖のエサに殆どが使われた)


★マイワシ=寿命7年


★サンマ=東日本の方がうまい。胃袋がない。


★サバ=スズキの仲間
    アレルゲンのヒスチジンがあるため、じんましんを起こす人もいる。


★アジ=スズキの仲間。西日本に多い。


★アジの豊漁とサンマの豊漁は同時期に起こる。


★「カンブリア紀」のカンブリア・・・イギリスにある地名。
 (日本の文京区弥生のようなもの;地名が時代名になる)


シーラカンスやサメ・・・外皮が厚く、骨がもろい
 これが古代魚が急減した理由。


古代魚・・・比較的少産だった。


★恐竜絶滅・・・隕石が原因ではない。
 でないと、隕石に影響されない魚類の大量絶滅の理由が説明できない。
 ⇒真因はカルシウム不足?
  カルシウムを産出するプランクトンの急減が原因。
  (「白亜紀」のネーミング由来:カルシウムで白い地層のため)
 ⇒カルシウム大量消費の恐竜やアンモナイトが絶滅した。
 ⇒外皮にカルシウムを持つ古代魚から、骨格にカルシウムを持つ魚類へ
  進化することになる。
  カルシウム使用量が減り、生息範囲が広がる。


★赤道の海・・・常に上部が高温で下部が低温・・・攪拌されず産卵に有利
 東北沖合・・・冬季には上部が低音、下部が高温となり、攪拌される
        ⇒産卵には不利だが、一方で深海の栄養塩が供給され、
         プランクトンが豊富
 ⇒回遊魚は産卵地と生息地を使い分ける


★集団回遊の理由・・・成熟時に確実に異性を獲得する為
 (広い海での知恵)



イワシ・・・植物性プランクトンも捕食する為、数も(他の大衆魚に比べて)
       多くなる。


魚種交替・・・200海里規制が始まったため、沿岸漁業の重要性が増したため、
        ようやっと80年代から研究が始まった。


★海中には「死んだ魚」がいない。
 飢え死にや病死する魚はあまりおらず、皆「食われて死ぬ」


★魚食性魚(マグロ・カツオ)
 稚魚時代は「共食い」する。


プランクトン食性魚(大衆魚)
 稚魚時代が「プランクトンに食われる」。


★DHA(不飽和脂肪酸
 ・・・東北・北海道のプランクトンが由来。
 0度の海でも凍らない脂肪。
 ⇒これをサンマが捕食するから、サンマは脂が乗ってうまい。