年末年始読書談義

【2014年1月2日・3日・5日のツイートを転載】
年末年始はテレビが全く面白くないので(含紅白)、最近の年末年始は読書ウィークになってる。実家に「積ん読」状態になってた本を救出して、読書メモを取る
この年末年始は、積ん読してた田原総一郎の「原子力戦争」と広瀬隆の「新・危険な話」を読了。今は故江畑謙介の安全保障の本読んでる
原子力戦争」って、「ドキュメント・ノベル」なんだな。どこまでが事実で、どこが田原総一郎の創作なのか、峻別出来なくて困る/作中、テレビディレクターの主人公が「原子力賛成派と原子力反対派で、ガチンコトークバトルをしたらどうか?」と企画。これって、後の「朝まで生テレビ」の原型?
「危険な話」で、広瀬隆氏は、「震災時に、停電で非常電源もアウトで、緊急炉心冷却装置が作動せずにメルトダウン」と書いていた。そっくり福島第一じゃん
確か2年前の正月は、大作「満鉄調査部」を読んでた気がする
図書館で新たに本を借りるのもいいが、実家に「積ん読」された本を読み直す方が、なんか「しっくり来る」/30〜15年前の自分の読書審査眼、読書キュレーターぶりは、それなりに正しかったようだ。それなりに「読むに値する本」が、実家に置いてある
図書館が開架蔵書している本って、大体は15年以内に出版された、新しい本が多い/それ以上前の「名著」に行き着くには、過去の積ん読の再読書の方が、どうも効率的なようだ
独身の頃は、年末年始は大体鉄道旅行に費やしていたなあ。特に北海道によく行っていた/年末年始は海外にも行ってた。台湾とか海南島とか/紅白を見る習慣って、ほとんどなかった
3ヶ日のテレビ番組って、スポーツ中継は兎も角、18時〜23時って、タレント芸人番組ばかりで食傷する。要は「やらせ番組」ばかり。「一流芸人格付け」なんて、どう見ても「やらせ」でしょ?
年末読書にあったネタだが、一時期キャリア官僚出身政治家が自民党代議士の相当数を占めてた時期があったが、官僚系議員のルーツは吉田茂が仕掛けたんだな。大政翼賛会系議員がGHQに公職追放された穴を、吉田の息がかかった官僚系議員で埋めた。今流の言い方すれば「吉田チルドレン」
そういえば、大量の一年生議員を「●●チルドレン」と称する慣習は、いつから定着したのか?「小泉チルドレン」「小沢チルドレン」/そもそも「チルドレン」って、そんなに使われる言い回しじゃない。音楽のミスチルがメジャーになってからじゃないか?
@aka1you 大臣ポストを派閥均衡配分するようになったのは佐藤栄作以降なんだそうです。佐藤栄作はポスト配分の妙で「人事の佐藤」と呼ばれたんだとか
本当かどうか知らないが、昭和天皇田中角榮を嫌って、灘尾氏を陰ながら支援した、との未確認情報(平野参議院議員の著書がネタ元)
今読書中の「都電跡を歩く」と言う本によれば、終戦後、東京復興の為に環状道路網を計画した東京都に対し、「こんな立派な道路は、敗戦国に似つかわしくない」とGHQが横槍を入れたらしい。環状3号計画は横槍によって、播磨坂部分を除いて計画凍結された
「都内の環状道路は占領軍、マッカーサーが作るように命じた」という都市伝説があり、虎ノ門辺りは俗称マッカーサー道路という都市計画道路がある/恥ずかしながら自分もこの都市伝説を信じていた/事実は真逆らしい