【ローカル線ノウハウの共有化】

2月22日
真保裕一「ローカル線で行こう!」読書中/鉄道再生物語だが、こういう物語は種村直樹先生が真っ先に書くべきでは?種村先生、以前はトラベルミステリー書かれていたが・・/種村先生の一番弟子が三菱地所に行ってたなあ
真保裕一「ローカル線で行こう!」にも「なかなか動かないケーサツ」が描かれてる。多分「アンネの日記事件」でも、ケーサツはなかなか重い腰を挙げなかったのでは?
「ローカル線で行こう!」で、多くの増収アイデアが語られている。多分、赤字の3セク鉄道・私鉄の各現場に共通しているシーンだと思う。/たぶん、諸事情でボツになっているアイデアも多いだろう/秋田内陸縦貫鉄道でボツになったアイデアは、明智鉄道では有効かもしれない。
現状、ボツにしたアイデアは、それぞれのローカル鉄道会社の内部で「お蔵入り」にされている。というか、アイデアをキチンとテキスト化しているかどうかも疑わしい
全国の赤字ローカル鉄道社内で出されている増収アイデアを、各社内部の非公開情報にせずに、同じ悩みを抱える赤字ローカル鉄道会社で情報共有する仕組みは作れないのか?一般利用者にもオープンする情報と、一般利用者には非公開にしておくが鉄道会社で共有する情報の2段階を設ける
イメージとしては、ローカル鉄道が一緒にサイボウズネットワークに加入するイメージか。その中で、各社の成功例・失敗例を共有する。
第三セクター鉄道の日々の売上情報とか、公共財なんだから、リアルタイムで開示されないのか?東京都交通局とか、パスモ利用データは公共データなんだから、個人情報を消去したうえで残りは全てリアルタイム開示すべきでは?
知り合いを通じて舛添さんに提案してみるか。
ローカル線で行こう!を読了。少し知ってる人ならモデルがくりこま電鉄(廃線済)なことはすぐわかる。不用意に実在する中頓別町を実名で書いた村上春樹と違い、真保裕一は仮名にする点は用心深い。
「ローカル線で行こう!」、直接の舞台はくりこま電鉄である(宮城県・一関に近い・廃鉱がある赤字線、というのはくりこま電鉄だけ)。しかし、読後、鈴木杏ちゃんと「ごめん・なはり線」が脳内と駆け巡った(謎掛け)