エボラツイート 7月30日〜

7月30日

誤解や批判を承知でツイートするが、インドのアウトカーストみたいな「特定集団への差別」の「ルーツ」は、実は感染症が由来だったんじゃないかと思う。ペストとか天然痘に罹患した集団が、社会から排除されて、そのまま差別が固定・世襲

@yahata_hachiman 航空会社株を空売りする方が確実に儲かるのでは?

未確認情報だが、今回のエボラは新型株なので、従来の検査ては「エボラではない」と判断され、それで初期の封じ込めに失敗した説/確かに、致死率や潜伏期間が従来と違う

バイオテロがテーマの漫画「YASHA」で、致死性ウイルス蔓延で当初株価が暴落するが、その後そのウイルスが「老人にだけ作用する」ことがわかり、株価が逆に上昇する、という悪魔なシーンがある。「老人だけ死ぬのなら、むしろ経済成長にプラス」と株式市場が判断

明日あたりから、世界各国の株式市場はエボラを意識した流れになる気がする。マスクメーカーや消毒液メーカーの株価が上がり、航空会社の株価が下がる/精密検査の結果陰性だったとはいえ、株式取引のメッカである香港で、エボラ感染騒動が発生した、その事実が株式市場に与えるダメージは大きい

「エボラは石鹸手洗いで死ぬから、先進国じゃ脅威でも何でもない」とドヤ顔でツイートしてる人がいる/そういうツイートを見ると、「ああ、この人は理系なんだなあ」と思ってしまう/科学的には正しい。しかし社会的・経済的・サプライチェーン的には正しいとは限らない

仮にエボラが日本に侵入して、「怖がらなくて大丈夫です、石鹸手洗いで防げます」と啓発したとする/その次に確実に発生するのは「石鹸の買い占め」「石鹸の売り惜しみ」「石鹸の闇売買」/そもそも、致死率60%の病気予防、と聞くと、人々の石鹸手洗い頻度は数倍に跳ね上がり、消費量も数倍に

今まで食中毒の季節、ノロウイルスの季節でもそんなに石鹸手洗いしなかったズボラな人も、皆エボラ対策で石鹸手洗いして石鹸を大量消費し始める、今まで1日に5回石鹸手洗いしてた人の石鹸手洗い回数は、一気に10回に跳ねあがる

逆に言えば、「無駄になるリスクを覚悟の上で」、日本政府が花王・ライオン・シャボン玉石鹸・サラヤなどに「エボラ対策の手洗い石鹸の大増産」を命じる、幸いにしてエボラが侵入しなければ作り過ぎた石鹸は日本政府が引き取る、そこまでやってから、初めて「先進国ではエボラは怖くない」と言える。

ということで、今から手洗い石鹸を買いだめしておこう。万一の際には売り切れ確実

イギリスは外務大臣がエボラ対策で声明を出してる。警戒レベルを上げている/日本のマスコミには何も期待はしないが、せめて厚生労働省だけは仕事してくれ

エボラの件、日本語で「エボラ」と検索するより、「Ebola」と検索して英語のツイート見た方が、多くの情報を取れる。自分英語苦手だけど

@mutaX20A ちなみに英語以外にフランス語?スペイン語?イタリア語?なページも「Ebola」でヒットします

イギリスの大衆紙「デイリーミラー」が、一面でエボラを取り上げてる/そういえば日刊ゲンダイはまだエボラを取り上げていないなあ

7月31日
英語ツイートによると、エボラ発症地域と直行便があるのは35ヶ国39空港に及ぶ。やはり英語ツイートは情報多い

新聞はエボラに感謝しなきゃならない、エボラのお蔭で、一面からガザ侵攻が追い出された、という皮肉なツイートも

ラゴスでは、ナイロン手袋で完全防備した上で「グリーティング(握手)」する、という写真があった

ナイジェリアで亡くなった人と接触した可能性がある30000人をナイジェリア政府は追跡調査する、という英語ツイート発見

CNNのサイト見たら、ちゃんとエボラの特集コーナーがある。それに引き換え日本は・・

BBCサイト見たら、空港検疫担当?が「我々はエボラの準備をしてない」と率直に語ってる。各国ともに危機感が増している

自分の拙い英語力でみたところ、シエラレオネ大統領は「エボラ医療活動の安全の為、軍隊を出動させなけばならない」と語っているようだ

英語ツイッターでエボラ検索したら、結構「Pray」(祈る)とか「God」とかの単語が飛びかってる。やはり欧米はキリスト教圏なんだなあ

イスラエルがエボラ対策で予備役16000人召集との未確認情報。バイオテロ対策?

台湾とシンガポール当局は「我が国でエボラ蔓延する危険性は低い」と声明/声明の真偽はともかく、そういう声明を出さざるを得ないほど、国民からの問い合わせが多いことを示してる/日本はそういう声明すら出さない、出す必要性を感じてない

因みに英語ツイッターを見たら「ホメオパシーでエボラが治る」と狂信者がツイートし、それを周囲がフルボッコする、という光景が広がっていた / “http://CNN.co.jp : エボラ流行は「悪化の一途」、ボランティア…” http://htn.to/eWtBKW

エボラ犠牲者が729人に達したと英語系ツイートが伝えてる

英語圏のツイート見て感心するのは、不規則発言するバカが殆どいない点。日本だと「アフリカはエボラで人口減らした方がいい」とか「特アに蔓延すればいいのに」とか「パンデミックマダー(チンチン)」というアホツイートが横行してるが、英語圏ツイートでは見かけない

エボラの未承認ワクチンが存在する、という未確認情報が、日本語ツイートにも英語ツイートにもあるが・・

@Giro_45ACP 「MeliteJ」という人が、「エボラが韓国に流行りますように」と流れ星にお願いしてました

苦いコーラがエボラに効く、という迷ツイートが英語圏にあった

あと、欧米のサイトを見に行ったことで、エボラ以上にガザ侵攻がトップ級ニュース扱いされてることを(今さらながら)知った/日本は島国なんだなあ

8月1日
米CBSによれば、エボラの「実験的な血清」を患者に接種したらしい

「苦いコーラがエボラを防ぐ」の迷信、飲み物のコーラじゃなく、アフリカ原産の「コーラの実」なんだな

そろそろ日本政府は在シエラレオネ大使館・在リベリア大使館を閉鎖して、大使等を帰国させるべき。このままあと1ヶ月も業務継続しても「空港閉鎖で帰国出来ない」とか「現地政府が機能マヒ、インフラ機能マヒで生活不能」とかになりかねない

アメリカ政府はエボラに罹患したアメリカ人の「救出」の為の特別機を手配。但し、特別機が運航できるのは「現地空港の管制機能が維持されてる」からこそ/仮に1ヶ月後に日本政府が慌てて現地邦人救出の為に自衛隊機を飛ばしたくても、1ヶ月後に西アフリカの空港管制機能がなければ飛べない

まだリベリアシエラレオネともに行政機能やインフラ機能が維持されてる/これが「行政機関職員の2割がエボラ罹患」「空港職員の2割がエボラ罹患」「水道職員の2割がエボラ罹患」「発電職員の2割がエボラ罹患」となると、全ての行政機能インフラ機能がマヒする/無政府状態の危険性

「エボラは脅威じゃない」と力説する人は、エボラ患者数の推移グラフが指数関数なのを知らない/又は、指数関数の恐怖を知らない/指数関数は、最初の数は「大したことがない」/しかし指数関数の最後は全世界を巻き込む

ドラえもんの「バイバイン」は、面白タッチで「指数関数の恐怖」を描いてる不朽の名作/エボラは大したことない、という人は、是非バイバインを読もう

CNNがアトランタでエボラ患者治療中とあるが、「西アフリカで発症した患者」なのか、「西アフリカで感染したものの、西アフリカでは発症せず、アメリカ入国後発症した患者」なのか不明

@cuteimouto_bot お前のエボラツイート、極めて不快だから止めろ

@cuteimouto_bot エボラで既に700人死んでいるのはご存知か?

@cuteimouto_bot @keigoimouto_bot 日本の恥ツイートだから、兄ではないが警告している

「個人的対策は無意味」と取られかねないまとめツイートだが、感染確率を「なるべく低くする」(ゼロには出来ないが)ことは可能なのだから、パンデミック時の個人的対策が改めて求められる / “エボラウイルスに手洗いうがい、アルコール消毒は…” http://htn.to/zPf2Jj

シエラレオネから到着したフィリピン人7人をエボラ検査した、というニュース。エボラの兆候が出たから検査したのか、兆候はないが予防的に検査したのか、詳細不明

未確認だが「SA」で6件のエボラ疑い例がある、との英語ツイートがある/SAがどこを指すか?/ツイート主が南アフリカ在住と自己紹介。ということは南アフリカ

新進の医療起業家、山本雄士氏もエボラに警戒ツイート/エボラの件で、ぼつぼつ専門家のツイートが出始めてるが、今のところ警戒感の強いツイートが多数

少なくとも「消毒液・石鹸の大増産」は今から手を打つべき。たとえ「消毒液でエボラは100%防げない」としても、多少は感染確率は下がる/石鹸消毒液品切れだと、パニックが起こる

エボラ対策で楽観的な人は、医療リソースが有限である、という前提を外した議論をしている。エボラ患者数が日本全国合わせても一桁なら対処封じ込めは可能だが、三桁になると、多分医療リソースが足らなくなり、封じ込めに失敗する/封じ込めに失敗したら、患者数は四桁五桁六桁になる

@Micheletto_D 厳密にシミュレーションした訳じゃなく、その意味では感覚論です/「医療リソースの有限性」を説明したい為の喩え話で、限界ラインは四桁かも知れませんし、二桁かも知れません

@little_ruitare 既にシエラレオネリベリアでは詐欺まがいの方が正当な医療より「信用」される事態になってる/アフリカ原産「コーラの実」がエボラに効く、というデマが横行

ホメオパシー業界にとっては「ビッグウェーブ」だろうなあ。エボラを機に勢力拡大/カルト宗教にとっても然り。狂信的宗教だと、下っ端を西アフリカに入国させ、意図的にエボラを日本に連れて帰って終末演出/だから、日本の外務省は西アフリカ渡航を「禁止」すべきだ

アメリカは西アフリカでエボラ発症したアメリカ国籍患者を受け入れ、アトランタで治療/よくよく考えたら、アメリカ国籍患者だけじゃなく、シエラレオネ人・リベリア人患者も、パスポート有無に関わらず、人道的にアメリカは受け入れるべきでは?

アメリカがシエラレオネ人・リベリア人患者を受け入れるべき理由は、一つは「現地の貧相な設備とは比べものにならない位に立派な設備で、患者の生還率がアップ」するから/もう一つは「エボラ患者について、膨大なバイタルデータを取得でき、或いは治療法が見つかる可能性が高まる」から

@mitaka21 北朝鮮は冗談抜きで鎖国状態だし、万一エボラが侵入しても感染集団をまとめて焼き討ちにする残忍さがあるから、恐らく生き残る

ドイツはエボラ患者受け入れとのツイート。「人道貢献」と「エボラに関する治療法発見」の両立/真に国際貢献するなら、日本も受け入れて人道と治療法発見を目指すべきだが、国内の反対が・・・

8月2日
@orangemofu 逆に設備が整ったアメリカの病院なら、患者の様々なデータが取れるから、エボラ治療法が開発できるかも、そういう計算でしょう。つまりアメリカはエボラのアメリカ大陸入りを懸念していて、先手を打って治療法確立しようとしている

セーシェルシエラレオネのサッカー選手の入国拒否。出場権を取り消されてでも、エボラ防止優先/何も考えずにそのままこのニュースツイートしてる人が多いが、2020にエボラが蔓延してたら、日本国がその決断を迫られる訳だ

中国のアフリカ外交はハンパない。この状況下で、医療団が現地に残って治療を続けるらしい/人々は、真に危機的な状況下で手を差し伸べた人のことは忘れない。西アフリカ各国は、いたかいないか影が薄い日本のことは忘れ、真に手を差し伸べた中国のことは将来も忘れない

だから、自衛隊の医療チームを西アフリカに派遣しろと小一時間(略)

@FLGtter だから出血熱じゃなくて出欠熱なのか

8月3日

日本の公立小学校にも、何人か黒人の子供、黒人のハーフの子供がいる/新学期にそれら子供が「やーいエボラ」といじめられるのは確実

西アフリカの大統領たちが会議出席時にエボラ検査がなされる/多分この検査は「念のため」の検査であり、同時に「首脳が外遊しても、まだ大丈夫ですよ」と世間に示してパニックを鎮める目的もある/しかし万一大統領がエボラ陽性だったら世間のパニック必至

「エボラが日本に侵入した際に、個人的な対策を講ずることに、科学的な意味はあまりない」「手洗い励行等の対策すれば『少しは』罹患確率が下がるが、それは誤差の範囲」的なツイートがある。/純医学的には誤差の範囲で意味ない行為も、社会的・心理的には意味があると思う

人間は、少しでも生存確率の高い選択肢があれば、そちらに「賭けよう」とする。そちらに人生を賭けることで、生存へのモチベーションも上がる。/エボラで手洗いしても、ほとんど意味有りませんと「冷酷な医学的真実」を伝えるより、「手洗いは、多少は効果あります」と「社会的ウソ」を付く方がいい。

それこそ、「病は気から」ということで、「エボラで個人的対策するような状況になRてば、日本は詰みです」と冷酷な医学的事実を宣告するより、「こうすれば生存確率高まります」とポジティブな情報提供した方が、受け取る側もポジティブになって、ブラセボ効果で体内の免疫力が上がる

逆に「満員電車とかで隣の乗客の汗からエボラが感染する心配は、ほとんどないでしょう。だから心配する必要ありません」という言説も、純医学的には正しいのだろうが、社会的には受け入れられないと思う。

恐らく純医学的には、「満員電車で、隣人の汗を経由してエボラ感染する確率は、数千分の一、数万分の一でしかないのだから、そんな低確率を議論しても意味がない」ということだと思う。/しかし日本人、特に乳幼児を抱えた家庭は「ゼロリスク」を志向する。数万分の一の確率であっても容認できない

譬えをかえれば、「通勤途中でエボラに感染する確率は、通勤途中で通り魔に遭って死ぬ確率程度です。でも通り魔が怖いからといって、通勤せずにひきこもらないでしょ?」と科学者は言っている/しかし乳幼児の親だったら「ゼロリスクじゃないんだ」ということで、ひきこもっちゃう

「日本で大流行の恐れが殆どない」の真意は、「確率論的には通勤途上で隣客のエボラに罹患する運の悪い人が数人は出てきてしまうが、それは数人にとどまる(数百人にはならない)から、社会システムが崩壊するようなことは起きない」という意味。つまり数人程度の犠牲を許容・包含した文脈。

もっと言えば、「一年に数人は副作用が出てしまうが、全体の数百万人は副作用もなく免疫効果が出るから」という理屈で、ワクチン接種を法定化する公衆衛生政策の概念で、エボラを議論している。数人程度の犠牲が出ても、それは犠牲ではない。

しかし、「社会全体の99.99%が生存するから、大したことない」のロジックは、これは体制側のロジック。個々の個人から見たら「自分がエボラの0.01%の貧乏くじを引いてしまうのでは」の恐怖心を生んでしまい、パニックの元になる。

@kegasa2007 @boreford あ、母数は全国民じゃなくて、「エボラをアフリカとか中東とかから持ち帰った人と同じ通勤車両に乗り合わせた人」の数ですから、たぶん母数が数万人程度で、感染してしまう運の悪い人が1人出るか出ないか、という計算です。

西アフリカでリスクコミュニケーション不足が問題になって、それが蔓延を拡大させたが、万一エボラが日本に侵入したら、日本もリスクコミュニケーションが問題になる。「数名の運の悪い通勤電車感染は、しかたがない。それで通勤電車を止める方が経済的リスク大」といが政府本音を、社会が容認するか?

@kegasa2007 @boreford 「ゼロではないが、低い確率」という意味で「数万分の一」と書きました。恐らく専門家のイメージしている罹患確率はこの辺だろう、という、自分の憶測です。(専門家は、無根拠に伝染確率を公表しないので)

@t2o_yama でもアメリカでもアトランタでの患者受け入れで相当議論が出ているようですし、ホメオパシーが「このチャンスを狙って」大宣伝しているようです。結局日本も欧米も、五十歩百歩では?

@Van0321 日航機墜落事故の際、まだ墜落現場が確定していない段階、長野県側が現場か?と言われていた段階で、「群馬県側で、棺桶の大量発注が行われた」との噂。誰かがその段階で大量死亡の事実を知ってた?

エボラ関連銘柄で「マスク業界」「石鹸消毒液業界」という発想はあったが、「葬儀業界」という発想はなかった/葬儀業界がエボラ関連銘柄として株価上昇する局面になると、マジでヤバい。

というか、エボラで日本人が死亡した場合、通常の葬儀は執り行えないんじゃないか?遺体と一夜を共にする通夜とか、危なくてしょうがない。即刻火葬場行きで、葬儀屋は儲からない

実際、エボラで死亡した場合の、遺体の処分法とか葬儀の出し方についてのプロトコルは、ちゃんと用意されているのかな?/速やかに火葬に出さなければ危険という性質がある反面、遺体は貴重なデータでもあるわけで、火葬にしてしまうのは「惜しい」

感染症に限らず、各種疾患も集約して専門家に症例を集約すべき。日本は症例集約が少なく、例えば心臓手術とか脳外科手術でも腕が上がらないという問題がある / “"超まれ"な感染症についての集約化と均てん化 - 感染症診療の原則” http://htn.to/rtFP8EoBR

盲点ではあるが、「日本の一般的勤務医・開業医への、標準的エボラ対処法の伝達」が重要な局面になってきた。医者も専門化が進んでいて、案外感染症に疎い医者もいるから怖い / “エボラなど出血熱ウイルスと医療者 と その周辺 - 感染症診…” http://htn.to/LHnyVYh

純科学的には「エボラが蔓延しても蚊取り線香の売上が増えるはずがない」だが、社会学的には「売上が増える」んだよな。だから株式市場は金鳥辺りを注目している筈。/某在阪家電メーカーのプラズマクラスターにも要注目。純科学的には無意味でも、株式相場的には意味がある。

経済は「100%科学的に合理的判断する市民」だけで成り立ってるわけじゃないかなな。「エボラが蚊によって媒介する」と盲信する市民の存在を前提にして、株式市場は大日本除虫菊の株式を先物買いするのです。

@fire_fish いや、いくら親しい人でも、「エボラで死んだ人」の葬式に、駆けつける人が多いとも思えない。薄情なようだが、生きている人は、みな我が身がかわいいです/というか、葬儀会社が拒否するかもしれない。「こんな恐ろしい遺体の葬儀は引き受けない」

医師は医師法によって「診療拒否」はできない。エボラだろうが、診療の義務を負う/そのような義務が法的に書かれていない葬儀業界で、エボラ患者の葬儀を拒否した場合、どうなるのか?自治体が行っている市民葬をしなければいけないのか?市民葬も拒否する自治体が出たら?

「市民葬を拒否する自治体なんて、ありえない」という反論がありそうだ。/3.11直後、つくば市役所は「原発エリアからの住民票移動について、放射能チェックがなければ、受理しません」という「ありえない」対応をした前歴がある。

@sinmeikan @YYOI あれ?遺体は24時間以上経過しないと火葬できない、という規定があったと記憶しているのですが。

申し訳ないが、今の会社の上司・同僚クラスがエボラで死んでも、自分はその葬儀に行く自信がない。科学的には問題なくても、「気持ち悪い」から。/子供だと葬儀に行くだろう。なぜなら「感染してもいい」と思うから。

西アフリカで「遺体を手で拭く風習があるから、エボラ感染が蔓延した」と非難するツイートが多いが、日本でも遺体を清める「おくりびと」みたいな風習がある訳で。確か映画にもなったと思うが。あまり日本も西アフリカのことを非難できないと思う。

銀やビタミンcがエボラに効くというニセ科学がアップし始めた模様です。

ここにきて「ちきりん」とか「ホリエモン」とか、有名人がエボラについて言及するようになってきた

西アフリカに多くの欧米人がいて、その中の数人がエボラに罹患したわけだが、日本的感覚だと「なぜあんな場所に?」が正直な実感/日本人は、キリスト宣教師の異常なまでの布教活動の実態を知らない。日本の宗教で、西アフリカまで布教活動しているような団体はゼロだもんね

その背後には、多大なまでの「教会への寄付」があって、それが西アフリカでの「活動」を支えているわけだ。/西アフリカエボラ禍の、日本と欧米の報道温度差って、その辺にも起因していると思う。欧米からすれば、あのあたりにもキリスト教の福音を広げなきゃ、という義務感がある訳で。

でも現地民は、キリスト教に従わずに、自らの伝統的宗教・シャーマニズムを信仰してたりする。特に部族の長がシャーマニズムの長だったりすると、キリスト教への改宗は、部族社会からの抹殺を意味するので、なかなか改宗できない

欧米のマスコミはタブーだから書かない・書けない訳だが、西アフリカでは「キリスト教VS現地宗教」の宗教対立・宗教戦争があるわけです。そういう環境下でのエボラ蔓延ですから、「この病は、異教徒の謀略だ」となってしまう。

アメリカが、空軍機まで動員して、エボラ患者を本国輸送して「救出」しようとしているのは、一つにはエボラに関する医学的知見を得たい、という科学的欲求もあるのですが、本音ベースでは『キリスト教の意地にかけて、エボラを克服して西アフリカに布教したい』という宗教的メンツもある。

ナイジェリア辺りでは、「キリスト教VS現地宗教」だけじゃなく「キリスト教VS現地宗教VSイスラム教」の三つ巴の戦いなわけだ。

ちなみにエボラの証人、もといエホバの証人の布教活動で、「もっとも布教の費用対効果が悪い国」が日本らしい。他の国は、割とあっさりと洗脳される

欧米は宗教的使命感で西アフリカで頑張っている。中国は「資源獲得の使命感」で西アフリカで頑張っている。

@shouichikwhr 今回は日本国内だけじゃなく全世界ですからなあ。英語版のツイッター見ても「苦いコーラの実がエボラに効く」とか「ホメオパシーが」とか、いろいろあるようです

結局現時点では、エボラへの特効薬がなく、治療法は対処療法しかないのだから、「夏風邪や夏バテ、熱中症に気を付けて、万一の時でも基礎体力でエボラに打ち勝つ」のが、現時点ではモアベターなエボラ対策だと思う。

エボラについては、「空気感染しない」という学会の多数派見解に対して、「いや、慎重な筈の医療関係者ですら50人亡くなっているということは、空気感染能力を獲得した変異を遂げた危険性がある」という異論が出て、水掛け論な状況。それがデマの温床になってる

だから、その手の異論を「デマ」として抑え込むには、「現地で感染死亡した50人の医療関係者は、空気感染した訳じゃないんですよ」という辺りを、キチンと医療関係者が明示する必要があると思う

「丁寧な言葉を話しかけられた水」や「EM菌」が本領発揮する番が来た。さあ水伝やEM菌がエボラな世界を救うのだ!!/んでホメオパシー内ゲバしてくれないかな?

命に貴賤があってはいけないが、救命優先順位としては、現地の一般人よりも「エボラ治療に当たった医師」の方が救命優先順位が高い。何故なら治療に当たった医師は、エボラに関する大量の知見をこの数か月で獲得した訳で、そのノウハウが消失してしまうのは人類にとって損失

@ateden10 実際、現場ではトリアージが進んでいるんじゃないかと思う。このエボラ患者は手厚い施設の病院に送り込もう、このエボラ患者は、申し訳ないが手薄な病院でガマンしてもらおう、的な。

設備不足な現場に70歳の老人患者と5歳の幼児患者の2名がエボラ患者としてやってきたら、「将来がある5歳患者を優先」してしまう、という自分の感覚は、間違っているだろうか?

今回のパンデミックは、確かに「悲劇」ではあるが、別の側面からすれば「エボラに関する、膨大な知見が収集された」という側面もあるのが事実。折角収集された知見を、そのまま放っておくのではなく、徹底的に分析し尽くすべし

ウクライナ、ガザと指導力不足を指摘されたオバマにとって、エボラ対策は(変な言い方ではあるが)「指導力を内外に示せる、一発逆転のチャンス」でもある。これでエボラ制圧に成功すれば、指導力を回復して他の政策にも弾みがつく/エボラ制圧に失敗したら・・・

あまり指摘する人が少ないが、エボラの最大の感染ルートは性交渉だから。もし日本国内にエボラ侵入となると、吉原とか飛田新地とか、客足途絶えて壊滅するから。/エイズが日本侵入を騒がれた二十数年前も、その手の風俗店の客足が途絶えた。だがすぐに回復した。

@NATROM 英語圏のツイート読むと「ホメオパシーが効きます!」的ツイートが多数あります/それに対して「ノーエビデンス!」と否定するカウンターツイートも多いですが

3.11で日本のSFは変わったと言われる/今回のエボラパンデミックも、SFを変えるかも知れない

エボラについて必要以上に恐怖を煽ってパニックにするのも問題だが、ブラック企業幹部連中が「エボラごときで会社を休むな!」と無茶を言い出す、それを許さない程度に世間に恐怖を蔓延させるのは有意義だと思う

首都圏でエボラパンデミックが発生したら、戦後70年間日本社会を規定していた「東京一極集中価値観」が崩壊するのだろうか?

@niibet まず航空会社株がさがりますな。

@niibet すでに買い占めが始まっているのですか?

@niibet そろそろ政府は、サラヤとかの消毒液メーカーに増産要請すべきですね。国内第一号患者のニュースが報じられた途端に、買い占め売り惜しみで消毒液が店頭から消える未来が見える。スグに増産出来ないから、店頭在庫ゼロが続きパニック加速

なんかカフェ屋上がりの参議院議員が、「アメリカにエボラ上陸」と早合点したツイートした、との噂が。/早合点は良くないが、パニック防止の為にマスクや消毒液の増産指示位はやってもバチは当たらないと思う

エボラパンデミックは国内景気の腰折れ要因になるかも、とツイートしようとしたら、先を越されてしまった

話題になってるカフェ屋議員のブログを見に行った。「予防接種については日本は過剰」の部分には異議があるが、大意としては「西アフリカへの渡航自粛勧告を出せ」ということだから、自分はその意見には大賛成。世の中には、最低限の危険情報も取得せずに渡航する、底抜けのアホがいるからなあ。

で、アホが西アフリカに渡航してそこでエボラで死ぬ分には自業自得だが、それを持ち帰ってしまえば全国民が被害を蒙る

例えば脱法ドラッグ、もとい危険ドラッグだって、あれだけ「危ない」とマスコミが警告しても、「試してみよう」というバカが出現する/今回のエボラパンデミックでも、こういう騒ぎがあると逆に「よーし、逆に話題の西アフリカに行って、現地でツイートしてみたら、SNSでウケる」というバカが出る


牛レバーを禁止した際に、「まさか、牛より危険な豚のレバーを食うような、底抜けのバカは世の中には存在しまい」として、豚レバー禁止に踏み切らなかった/しかし、世の中にはウルトラ級のバカがいて、豚レバーを平気で食べてる。それで政府は急きょ豚レバー禁止せざるを得なくなった

だから、今回政府は「西アフリカにわざわざ飛んで行って、現地で自慢げにツイートするという、ウルトラ級のバカ」が出現する可能性も考慮して、渡航禁止というおせっかいを焼くべき。1人のバカのために全国民を道連れにしないためにも。

原発を標榜している人で、「ビタミンCがエボラに効く」と本気でツイートしてたりする。/他の良識ある反原発の人は、キチンとこういうニセ科学に反駁しないと、反原発運動全体がニセ科学扱いされちゃうよ?

エボラにビタミンCとか、エボラに銀とか、いろいろニセ科学が出ているようなので、自分も負けずに「エボラにあした葉」とか「エボラにゴーヤ」とか「エボラに青汁」とか、何食わぬ顔でツイートして、拡散させて一儲けするか。/そこまで悪知恵が働かない自分がいる。

昨日のNHK7時のニュースでエボラが取り上げられたせいか、エボラツイートが急増してる。でも、まだこの問題の「世間認知度」は意外と低いと思う。今日現在で30%あるかどうか。/この世間認知度が70%を超えた時点で、景気への悪影響とか消毒液の買占めが発生すると思う。

わざと西アフリカに行って肝試しするバカが出現する一方で、「患者をアトランタに搬送」ニュースを勘違い解釈して、アメリカへの夏休み旅行をキャンセルするような人も、出ないとは限らない。/その辺の「エボラの実態経済への悪影響」を、ビッグデータ解析でわからないかな?

現代社会は「出現率が数百万分の1の不幸は、飲み込め」というのが「科学的に正しい市民」。子宮頚ガンワクチンしかり、エボラの満員電車感染然り。「通り魔の確率よりも低いでしょ?」の説明は科学的には正しい。/しかし庶民はそんなに「強くない」。数百万分の一の確率でも忌避したいのが、弱い庶民

リスクコミュニケーションも、そろそろ「弱い市民」「知的理解力が幾分劣っている市民」を前提に組み立てた方が?とも思う

「エボラ流行にも冷静に対処しましょう」のまとめツイートに違和感。松田議員の「西アフリカへの渡航自粛勧告」提案に「パニックを誘発する」と反論しているが、では欧米が既に渡航自粛を出しているのと、整合性は?

そもそも、この期に及んで、厚生労働大臣から何のコメントも発しない、それだけでも「リスクコミュニケーション的には愚策」だと思いますがね。松田議員の問題提起は、そこなんじゃないかと。それとも、厚生労働大臣がエボラについてコメントを発することは「パニック助長するから×」なんだろうか?

陰謀論の否定、ビタミンCの否定、蚊による感染の否定まではいい。しかしその先、「国会議員がエボラを過度に取り上げるのは、パニックになるからやめろ」というスタンスは、国民を愚弄していると思う。

あと「日本ではパンデミックが起こりえない」を力説する「科学リテラシー強い人」に対し、「社畜が蔓延する日本では、無理して出社して被害拡大する」という生活者サイドからの反論がある。それに対して、キチンを科学的な反論しているのを見たことがないのだが。

自分は未確認情報で「松田議員が、アトランタへの患者輸送を勘違いして、アメリカへの渡航禁止を言っている」とのツイートに接し、なので「カフェ屋上がりの議員」という揶揄した書き方をした

しかし松田議員の原文を見ると、アメリカへの渡航禁止を言っているわけじゃない。また、渡航禁止の経済的影響も考慮していて、「現状では、西アフリカと日本の交易量・人的交流良が多くない」ことも加味して、総合的に「西アフリカのエボラ被害国との渡航自粛を」と言っている。総合的に極めて真っ当

なんかエボラについて「冷静に対処しましょう」と上から目線でツイートする「カガクイシキタカイ系」の人は、陰謀論とかエセ科学糾弾の勢いのママに、真っ当な発言までも「パニックを惹起する」と過剰否定に走ってしまっている観がある。

これって、子宮頸がんワクチンの時と同じ構図なんだよね。あの時も、「カガクイシキタカイ系」の人が、陰謀論粉砕に尽力したあまりに、ワクチンの安全性の検証を疎かにしてしまった。

@syoyuri 欧米がシエラレオネ等へ渡航自粛を呼びかけているのは、「騒ぎ立て」ているのでしょうか?

エボラについて「もっと死者数が多いマラリアとか風疹とかがあるのに」と上から目線で反論する人がいるが、それ反論になってないから。マラリアとか風疹の反証を挙げたところで、エボラの危険性が減るものではない。正解は「エボラもマラリアも風疹も、どれも怖い」

自分は「エボラにビタミンC・銀・レメディは効かない」「蚊では伝染しない」とツイートする一方で、「松田議員の西アフリカへの渡航自粛呼びかけは妥当」「社畜の存在を考えると、満員電車感染は否定できない」ツイート。「エボラ陰謀論者・にせ科学論者」からも「正しく怖がろう論者」からも嫌われる

自己分析するに、自分が「理系と文系の中間」なキャラクターだからなんだろうな。だからエセ科学的な内容にはツッコミを入れる一方で、「科学的に正しければ、リスクコミュニケーションは軽視しても構わない」的な内容には「それはどうなのよ?」とツッコミを入れる

大学は某文系学部に進んだのだが、高3の時に「お前文系クラスなんだ、てっきり理系クラスだと思ってた」とクラスメイトに言われたからなあ/物理が苦手だったからなあ。もし物理が出来ていたら、理系学部に進んでいて、今頃どこかの企業の研究所にでも在籍してたと思う。

「エボラ流行に冷静に対処しましょう」まとめ、科学的には「正しい」のだろうが、リスクコミュニケーション的には「上から目線臭」がぷんぷんで、トータルで見れば啓蒙効果は期待できないと思う。/人々は、上から目線なスタイルだと、たとえ科学的には正しくても、感情的に「拒絶」が先に立つ

「エボラ流行に冷静に対処しましょう」まとめ、最大の欠点は「なにを対処すればいいのか、具体的には何も書いていない点」。気休めでもいいから、「手洗い励行しなさい」「、マスクをしなさい」程度は書いておかなきゃ、「レメディを飲みましょう」と具体策を書いているホメオパシーに負ける

科学的には正しいまとめ/しかし「上から目線が強い」うえ、「では具体的に何をすべきか?」が書いてなくて、リスクコミュニケーション的には失敗エントリー。こんな文書だと「分かりやすい」ホメオパシーに負ける / “エボラ流行にも冷静に対処…” http://htn.to/jGkTba4B

理系な人は、「科学的に正しければ、大衆に伝わる筈だ」との思いが強すぎる。大衆に伝わるのは、正しさよりもコミュニケーション能力なのに/由井寅子のコミュニケーション能力は、そりゃすごい訳ですよ。頭のいい理系な人々なんか、足元にも及ばない。

ホメオパシーを潰すには、科学的に誤りを列挙しまくるしかない」が理系的な考え方。しかし、いくら科学的な誤りを指摘しても、ビクともしませんよホメオパシーは。科学的に正しいか否かを論争している時点で、既に寅子の術中に嵌ってる/しかし理系な方々はコミュニケーション能力ない。どうする?

結局、理系な方々は、寅子のやってることが「商売」であることを見抜けていない。/ホメオパシーを本気で潰したいのなら、寅子の商売・カネの流れを丸裸にして、国税Gメンに密告する、それが一番ですよ。理系は「科学的真偽」で勝負しようとするから失敗する。文系なら商売の根っこを断つ。

「エボラに冷静になりましょう」とツイートするカガクイシキタカイ人、科学偏差値70な人は、実生活でもSNSでも、自身と似たような人(科学偏差値70な人)とばかり交流してるから、「科学偏差値50以下の一般人」へのわかりやすい説明をする機会が、ないんですよね。だから説明能力が衰える

だから、科学偏差値70な人は、いっぺん小学校の同窓会とかに出てみて、旧友(=科学偏差値50)に自分のトークが通用するかどうか、試してみれば?とも思う。

科学クラスタの人が「エボラについて正しい知識を、無知蒙昧な大衆に伝えなきゃ」、と本気で思ってるんだったら、自身で伝えることは逆効果だから、池上彰にコミュニケーションお願いした方がいいよ。池上さんなら大衆へ上手にコミュニケーションしてくれる。

ツイッター時代は、数秒で結論が見える文書が好まれる。1〜2分の読み込み必要な文書は、その時点で嫌われ、別エントリへネットサーフィンされて逃げられてしまう/「エボラを冷静に対処しましょう」の文書、科学的には正しいが、読解に時間がかかる。科学好きは読み込んでくれるが、一般人は逃げ出す

今回松田議員のエントリが炎上したのは「日本の予防接種政策は完璧」とエントリしたところ、「風疹の予防接種率が不十分だ!!」的なツッコミを喰らったんですよね/風疹接種率が不十分なのは国民意識の方の問題であって、厚生労働省は接種奨励してる訳だから、特に落ち度はないのでは?

日本の予防接種政策で「不十分だ!!」のツッコミ入れるとなると、風疹よりも「子宮頸がんワクチン政策」の方なんだろうが、この件が地雷案件であることはワクチン支持派も知っているから、ツッコミを入れに来ない・・・