固定資産税の優遇税制を廃止しろ

8月2日

政府が「空き家放置の固定資産税優遇取り止め」ニュース/行政が「放置危険」と判断した建物について優遇取り止めする運用なんだろうが、果たしてうまく運用できるか疑問。「危険か否か」「周囲に迷惑かけているか否か」は主観的判断。数値化出来ない

行政が「お前の空き家、危険だから固定資産税6倍な」と宣言しても「この空き家は危険じゃない、この課税処分は納得いかない」と行政訴訟にもつれる危険性

あと「空き家だと課税強化」ということは、逆解釈だと「誰か住んでいさえすれば課税軽減」な訳だ。ならばホームレスを連れて来て住まわせておけば、脱税もとい節税出来る訳だ

所有者が住んでいるが危険な状態な「ゴミ屋敷」は、これだと課税軽減。ゴミ屋敷の方が空き家より危険性高いと思うが

自分な「空き家の固定資産税課税軽減取り消し」に反対なのではない。「空き家の固定資産税課税軽減取り消しに賛成」だが、同時に「そもそも小規模宅地の特例制度そのものの廃止」に賛成

産業用不動産・商業用不動産・業務用不動産よりも住宅用不動産を税制優遇する理由が説明つかない。家不足時代ならそういう税制は説明ついたが、家余り時代にはそぐわない/しかも「小規模」宅地だけを優遇することで、邸宅街の細分化を促進

だから税制がなすべきことは、「危険な空き家の優遇税制だけを見直す」という小手先の話ではなく「そもそも優遇税制自体が役割を終えたのでは?」という抜本的議論

まあいきなり大多数の住宅が課税6倍だと社会が混乱するから、移行措置を設けるか、税率の方を見直す必要があるだろう/しかし「消費税15%」よりは「住宅固定資産税6倍」の方が受け入れられるのでは?