老人を東京強制定年させるか、限界集落を畳むか?

1月1日
「田舎移住」もいいが、「それなりの都市インフラがある地方県庁所在都市移住」こそ、今後は求められる筈。首都圏の2025介護医療難民問題もあり、他方コンパクトシティの要請もある / “Yahoo!ニュース - 田舎暮らしに最適なのはど…” http://htn.to/grmW3N

1月2日
金銭化可能なコスト以上に、金銭化しずらいコストの金銭化がポイント。緊急医療コストなど / 他1コメント http://b.hatena.ne.jp/entry/www3.nhkor.jp/news/html/20150102/k10014391591000.html#tw?u=itarumurayama… “限界集落維持のコストは 国土交通省が検証へ NHKニュース” http://htn.to/kPCEDytv

前にもツイートしたが、UIターンの進展は、国全体では所得税収の減少という副作用をもたらす。その副作用を飲み込んでも、なお国全体でUIターンを促進すべきか、慎重な議論が必要 / “Uターン転職、半数が減収 余暇充実、満足度は高く -…” http://htn.to/Cw5xJJ

自分が地方創生の為にUIターンをあまり推奨せず、リタイアシニアの地方移住を積極的推奨するのには理由がある。UIターン移住は国全体の税収にマイナスだが、リタイアシニア移住は税収に悪影響はない。そして医療福祉リソースの有効活用として大幅プラス

1月3日
国交省の「限界集落撤退コストの可視化事業」、地方創生とのバランスが難しい。人口全てが限界集落できる成立してる限界自治体は、そもそも地方創生するだけコストの無駄使い、となる

試算の結果、「人口3000人いないと、集落そして自治体を畳んだ方がコスト的に有利」という結果出たらどうするつもりだろう?/人口3000人自治体でも、村長とか村議会とかの組織コストが嵩んでいる訳で/人口3000人の村の、全校児童50人な小学校とか、究極にコスト高だが、そこは聖域

はてブ見てたら、「国交省限界集落撤退コスト試算、カルト集団による自治体乗っ取りリスクを加味してるのか?」的反論があった/これ逆だよね。「乗っ取られリスクがあるから、限界集落の人口を維持すべき」じゃなく、「乗っ取られリスクがあるから、最低人口未満な自治体は強制合併すべき」

実際、人口3000人とか5000人の自治体なんか、幸福の科学がその気になれば、簡単に乗っ取り可能だと思う

幸福の科学などによる「乗っ取り」を実効的に阻止するには、国土の過半(含限界集落)を「居住禁止地域」に指定するしかないんだろうなあ。国交省の「目の届く範囲」にしか居住権を認めない

なので、昨今の限界集落とか「限界自治体の議員の立候補不足」とかは、むしろカルト集団による乗っ取られリスクを考慮すれば「過疎地域への居住一律禁止」側に作用すると思う

多分今頃、幸福の科学は「乗っ取りが可能な零細自治体」のリストアップ作業を進めてる気がする/名目的な住民票異動だけだと役所は「居住実態ない」と転入拒否できるが、本当に空き家を買収して転入すれば、「居住実態がある」から転入拒否できない

変な話だが、こういう「カルト集団、反社勢力による自治体乗っ取り」目的の「空き家取得」って、ほとんど買い手が存在さない限界集落空き家にとっては「貴重な買い手」になるんじゃないかな?

統計学には「大数の法則」がある。母数が多いほど、極端なサンプルの影響が薄まり、より信憑度が増す、のロジック/民主主義、地方自治でも「大数の法則」は働くと思う。人口1,000人の零細自治体の村議会が極端に振れるリスクは、人口5万の合併自治体議会のリスクより大きい。

例えば徳島県神山町とか島根県海士町とか、「割とうまくいっているといわれている小規模自治体」で、維持コストと撤退コストを天秤にかけ、「実は徳島市へ集団移住した方がコスト安い」「実は隠岐の島を放棄した方がコスト安い」な「不都合な真実」が露呈したら、ちゃんと結果は公表されるのか?

※老人を東京から65歳以上になれば強制的に追い出す「東京定年SF」について
@boreford 1.海外逃亡者が増える 2.年齢詐称が増える 3.65歳時点で自殺する者が増える。実際中国では『●年以降は火葬のみ、土葬厳禁』とお触れを出したら、「土葬が認められているうちに死のう」と老人の自殺が急増

※首都圏外縁部にシニアしせつが乱立する、旨のSF設定について
@boreford 既につくば市はその手の建物が乱立している。あまりに乱立しているので、市独自に規制条例制定

@boreford 最大のネックは「孫」だと思いますよ、首都圏の孫との同居が「かなわぬ夢」になるので、生きがい喪失してボケる老人が続出/二世帯住宅を推進している旭化成ヘーベルハウスは、社運を賭けて法案に反対しそうだな。

@boreford 実際、孫持ち老人より、孫なし老人の方が、実は日本ではマジョリティーになりつつあるんじゃないか、という気がしている。従来の「老人学」の前提条件・常識が崩壊しつつある

@boreford 東京から強制退出させる際に、手元の首都圏不動産を「没収」するようにすれば、一気に資産の世代移転が実現しますね。まあ無理だろうケド

地方のサ高住への優先入居権を証券化して上場取引させるようにしたら、結構ヒットする気がする。地方移住も捗る/高齢者福祉界隈の「老人は住み慣れた場所にとどめるべき」な常識を崩していかなければ、本当に首都圏は2025介護パニックになる。

@hongokucho 昔の上九一色村は、オウムに乗っ取られましたよね

@boreford 単純な不動産価格のサヤ抜きということなら、都心⇒50キロ圏への移住で十分サヤ抜けるでしょうね。/医療難民状況が一番酷いのは東京郊外部(千葉埼玉等)なので、医療問題解決には何ら寄与しない・・・

実際、「子ども世帯の孫の世話」という観点で考えたら、目白⇒松山市とか市川市広島市な移住より、「目白⇒東松山市」とか「市川市成田市」な移住の方が主流になるんだろうなあ。

@boreford 自分が先日乗ったLCCは若者が主力でしたが、早晩老人御用達になるものと思われ

実際、2025年の首都圏の近未来SFを書いたら、相当なディストピア小説になることが予想される。入院しようにもベッドが圧倒的に不足しているので、強引に退院を迫られる/これは自分の妄想じゃなく、亀田総合病院の亀田院長や東大の上昌広氏が散々警告している

「東京定年」は半ばフィクションですが、杉並区と南伊豆町の間の「老人移出協定」とか見ていると、あながちフィクションとも思えない

人口当たりベッド数・医師数データなどは、相当程度「西高東低」らしい。上教授によると、医学部の配置状況に比例しているとのこと。/人口が600万人も700万人もいるのに大学医学部が少ない千葉埼玉が、医療過疎が深刻/他方、人口百万程度で必ず大学医学部がある西日本各県は有利

2025年の「人口ピラミッドの高齢者糞詰まり」状況に対応するために、高齢者対策に最適化した社会を急ごしらえしたとしても、その社会は2060年辺りには最適化していないから。人口ピラミッド糞詰まり問題は、団塊団塊ジュニアが死亡すると自然消滅する

ディストピア小説、ということで言えば、人口2千人の村に「幸福の●学」信者が3,000人移住し、村長・村議会を支配する、という小説もなかなか。/村政を支配された結果、真っ当な旧住民が脱出してしまって、まずます幸福の●学支配が進む悪循環/勿論、村立小学校では守護霊の予言が授業される

昨年「増田レポート」が永田町を激震させ、地方創生が合言葉になった/今回の国交省の「限界集落維持コスト研究」は、増田レポートとは真逆に永田町を激震させるインパクトがある。

地域社会学者とか都市工学者なら、明確に「地方創生すべきエリア」と「限界集落として畳むエリア」を峻別出来るだろうが、実際の地方の現場サイドでは、「創生すべきエリア」が拡大解釈され、「畳むべきエリア」は縮小解釈されると思われる。明確な線引き基準を設けて一律適用しないと骨抜きになる

この手の線引き作業は、個々の事情を加味し出すと、収拾がつかなくなる。冷酷に、「基準に満たない限界集落については、一律に切り捨てる」としないと、永遠に限界集落は「畳めない」/水源保持ガーとか、有害獣駆除ガーとか、国防ガーな話は、別に手当を考えるべき。

実際、限界集落を畳む的な話は、普通のやり方では全く議論が進展しなくて、「幸福の科学による過疎自治体乗っ取り」のようなアクシデントを経ないと前に進まないと思う。カルトに乗っ取られて初めて、「人口希薄な自治体の存置そのものがデメリット」という社会コンセンサスが醸成される

そういう意味で、野次馬的に「幸福の科学による過疎自治体乗っ取り」に期待している。そういう異常事態に至って初めて、社会は「過疎自治体の放置そのものがマイナス」と気づく

カルトだと兎も角、「天理市」「富田林市」「金光町」とかは、行政が特定宗教の影響を受けていると思うのだが

首都圏⇒地方のシニア強制移住小説も乙なものだが、限界集落コンパクトシティなシニア強制移住小説もリアリティがある。国交省が先に手掛けるのは後者

@MasaandMune 実際、上九一色村は外野からその種の偏見にさらされた為、他自治体と合併して名称を消さなければならなかった

地方自治は「住民性善説」に基づいて制度設計されている/カルトによる地方自治乗っ取りのような「性悪な住民」は制度設計上は想定外/住民性悪説に立てば、地方自治に一定程度制限を加えるべき、となる

でも例えば「国益を考慮した大局的判断ができない沖縄県民は性悪な住民だから、沖縄県や名護市の自治権を制限しよう」と中央政府によって意図的に解釈される危険性もある

過疎地の維持コストの話、例えば小学校とかだと「教師の人件費」みたいな可視化しやすいコストは算出しやすい/しかし、「児童数が少なすぎることによる社会性の欠如、競争原理の不成立」は金銭化不可能なデメリットなので、結局放置される悪寒

教育学的には、1学年に最低2クラスが存在する児童数が理想らしい。クラス同士の競争原理も働くし、クラス替えによる活性化効果もある/1学年1クラスだけだと、いじめ等で人間関係が悪化した際の対処策が限られる

そういう意味では、1学年に2クラス、50名程度が存在する集落が理想的/今の日本は「人口1億人で新生児100万人」だから、人口100名に対して学年児童1名が存在する計算/単純計算で、人口5,000人の集落が教育的には最低限必要

日本平均で「人口100人に対し、子供が1学年に1人」だかrた、過疎地では「人口200人に対して、子供が1学年に1人」かもしれない。そうすると、2クラス体制維持に必要な集落人口は1万人が必要

つまり、教育学的見地からすれば、「人口1万人未満の自治体は、さっさと滅びてください、子供の教育にマイナスです」となる。どぎつい表現だが/実際には、人口1,000人程度の自治体でも、村立小学校が維持されている訳でして。

応援ブクマ / “#東京定年 まとめ - Togetterまとめ” http://htn.to/CJvPAt

「東京定年」の中で、「老人を知らない子供たち」な描写があったケド、リアルな東京民も、それに近い気もする。全国の高齢化の物凄い進展ぶりを、東京民だけ知らない、的な/まあ10年もすれば団塊世代後期高齢者になって、東京民も高齢社会を実感するんだろうなあ。

「東京定年」の中で、「形だけ住民票を地方において、実際は東京居住」みたいな脱法行為な描写があったが、今後マイナンバー制導入で、この手の住民票詐称は取り締まられるんだろうなあ。水道電気ガス電話の契約時にマイナンバーを要求して、住民票と齟齬していると拒否、みたいな #東京定年

マイナンバー制をフル活用したら、国勢調査はそもそも不要なんじゃないか、と思う

1月4日
増田元知事が積極提言している話。地方の医療介護リソースの有効活用 / “Yahoo!ニュース - 元気な60代の移住促進=「共同体」構想本格化―政府 (時事通信)” http://htn.to/zBbRpURowF

@ikadanna @boreford こういう連休中の記事は、誰かがマスコミを使ってわざとリークしているんだろうなあ。以前産経新聞の「女子手帳構想」も、ゴールデンウイーク中のリークだった

数か月前にCCRCの話でツイート合戦になって、「なぜ日本ではアメリカ的CCRCが流行らないのか?」と議論提起したところ、「最大のネックは孫。フロリダでCCRCが成立するのは、フロリダディズニーに孫が来るから」と結論が出た記憶

増田レポートが永田町にセンセーションを起こしたのは、14年の5〜6月だったと思う/自分は14年3月時点で増田レポートを独自解説してはてな匿名ダイアリーで紹介したが、なかなか理解してもらえなかった記憶/今回のシニア移住構想、東京定年構想も、今は兎も角、年後半にはビッグウェーブに?

@muhedoruri 本州地上をサクラダファミリア化した横浜駅に対して、梅田地下街が極秘裏に地下潜行するってか?

幸福の科学の信者は公称で数百万人はいる筈だから、昨日の「幸福の科学による過疎自治体乗っ取り」ツイートに対する脅迫活動等があっても然るべきなんだが/やはり、公称通りの信者数じゃない、ということか。

日本版CCRCは、三菱総研をはじめとして、名だたる機関がチャレンジしては討死している分野。これに限らず、「定年後のリタイアシニアの居場所を作る事業」は、厚労省系・地方自治体系を問わず軒並み討死/リタイア男性の居場所をお上が用意する、という上から目線が敗因なのか?

「リタイアシニアの居場所」が都内なのか地方なのかはわからないが、リタイアシニアが「居場所」と感じられる場所の創出作業が喫緊の課題。/本格的に「老人心理学」を発展させなければならない。

一応、アメリカのCCRCはそれなりに機能しているようなので、「アメリカはリタイアシニアの居場所創出に成功」しているのだろう/アメリカと日本の差はなんなのか、とことん研究が必要

俗に「リタイアシニアでも、男性が特に居場所がない、女性はその点順応性がある」と言われる/日本の主婦はママ友同士の井戸端会議等で順応性を感じるが、これは海外でもそうなのか?つまり、アメリカでも「ママ友」文化があるし、シニアは女性の方が積極的なのか?

これは私見だが、「地域適応性は女性の方が強い」という特性は、これは性差による先天的な形質なんじゃなくて、日本社会に起因する後天的・社会学的なものなんじゃないか、と思う/アメリカでは男性も地域適応性が高いとか。

「東京定年」って、無意識のうちに登場人物に男性をイメージされている気がする/登場人物が男性だから、「悲惨な物語」になる。女性主人公だと、そこまで悲惨な物語にならない気が #東京定年

時事通信の「政府が日本版CCRCの検討開始」ニュース、文中に「共同体」と表現されているのがなんとも。コミューンかよ/原武史の「滝山コミューン1974」を思い出した。

日本版CCRCに対して「共同体」という訳語が付けられた時点で、日本版CCRC構想の失敗は約束された気がする。だれが好き好んで、「共同体」に入りたがる?/大体日本語では、「共同体」というのは、運命共同体」とかロクでもない用語として使われる。

リタイア老人の居場所ということなら、年齢を詐称してネット上で若者的にSNSでゆるくつながるのが一番な気がした。現役世代を詐称してネットすれば、「俺は社会に参加している」と勘違いできる。

1月5日

今日の日経に確定拠出年金加入が70歳まで引き上げのニュース/私見だが、「日本の公的年金は破綻している」的ニュースが雑誌やテレビでよく取り上げられるが、案外年金はしぶとく生き残る気がする

日経によれば、60台後半の4割は働いているらしい。なので、受給開始年齢を70歳近くに後倒しする人は、実は雑誌テレビの想定以上に存在し、年金制度を延命させてる可能性

逆にいえば、日本版CCRCがうまくいかない理由もこれ。日本人は60歳台だとまだ「働きたい」

1月5日
DMMニュースに対して「エロ会社が運営するニュースサイト」的偏見が自分の中にあったが、DMMの移住特集は必見。DMMニュースは、或いは化けるかもしれない。 / “地方移住で夢の「1か月10万円」生活!...のために必要な貯金額は「…” http://htn.to/HuXW9J