限界集落の無人化で野犬が増え、さらに住めなくなる

「文明がいきなり途絶した際、実際に何が起きるか?」エントリーが面白い。その中で気づかなかったのが、「犬が大量に野犬化し、人を襲う」という話/実際、スラム都市デトロイトでは野犬が社会問題になっているらしい

日本では限界集落無人化が進み、首都圏以外の自治体の自治能力が喪失されていく/30年後、首都圏以外の地域で、飼い主が逝去して、そのまま野犬化した犬が、群れになってヒトを襲うようになっている危険性

野犬のパラダイスと化した四国や九州、東北の山間部は、生命の危険があるため、人々は過疎集落を放棄し、更に過疎化と野犬パラダイス化が進む悪循環

明治維新以降の150年間、日本人は約4倍に増えた/と同時に、「犬」も相当増えた筈。多分4倍以上増えた筈/しかし、これから日本人は減少していく/それにあわせて、「犬」の頭数もコントロールして減らさないと、ヒトとのアンバランスは野犬を産む

実際、北関東で犬が不法投棄され、野犬が群れと化しているらしい/今後過疎化が加速すると、この手の不法投棄は増える/単なる産廃の不法投棄と違い、生物である犬の不法投棄は、野犬化、群れ化で危険性が一気に増す

原理主義な人は、「かわいいワンちゃんが、野犬だなんて!!」と感情的に反発する/犬嫌いな自分から見たら、犬なんかは狼の出来損ない。ヒトの手が加わらなくなった時点で、犬は狼に逆戻りする