災害戦争時の『女性子供優先』は西欧のローカルルール

8月7日
実際問題「災害等で女性や子供を優先させるべし」という価値観は、実は白人社会だけのローカルルールだったんじゃないかな?/何故か、このローカルルールが、現代社会では「全人類のあるべき姿」として語られる / “ポルノ被害と性暴力を考える…” http://htn.to/sjA2mm

現代日本人は、災害とか戦乱時に、コミュニティが女性や子供を優先させるのが「常識」になってる/作家もその常識に囚われてるから、小説やドラマの舞台が戦前とか幕末とか江戸時代とか戦国でも、なぜか女性子供が優先的に扱われたように描いてしまう。歴史考証的には間違った描写なんだな

「災害時に弱者を優先すべし」という観念は、よくよく考えたら「何故か?」となる。なぜ弱者を優先トリアージするのか?/社会に余裕がない場合は、「社会を維持させるために必要なマンパワー、つまり強者を優先してトリアージ」するよね

弱者を優先トリアージする、という考え方は、結局は「個々の人権を優先する」から成立するんだろうな

実際、関東大震災で、女性や子供が「優先して救助された」のか、「むしろ、後回しにされた」のか、気になる/似たような時代の、タイタニック号では、女性や子供が優先されたんだよね/やはり、トリアージの順番は、社会の成熟度と比例している

例えば、現代でも、中国やインドで大災害が発生したら、弱者トリアージが行われるかどうか、微妙だと思う/ナイジェリア辺りで大災害が発生したら、間違いなく「女性や子供は、むしろ後回し」だろうな。2015の現代においても