豊洲問題・東京10区補選と民進党のこれから

9月22日

特に利害関係のない部外者(視聴者の9割)から見たら、豊洲問題は「格好のワイドショーネタ」であり、科学的合理性云々とは関係なくプロレス的にネタ消費に走る / “ガセネタ続出の豊洲新市場で地区住民への風評被害が加速|やまもといちろう…” http://htn.to/RS7Uq

豊洲が3割地価下がる」という風説の流布があった/3割は言い過ぎだろうが、ある程度の影響はあるのでは?/合理的判断をする人ばかりが不動産購入のプレーヤーではない。いわば大島てる的な事故物件化されたようなもの

政治をワイドショー的に捉えたら、蓮舫二重国籍問題のネタが一段落したから、次に豊洲問題をワイドショー的に追っかける、ということなんだろう/東京10区補欠選挙までは、このネタで食いつなぐかな?

東京10区補欠選挙というのは、蓮舫民進党にとっては試金石となる選挙で、ここで民進党が敗北したら、蓮舫の求心力が一気にダウンしてしまう/今のところ、自民側が一本化したら、民進党側はかなり不利のようだが

報道によれば、東京10区で共産党は独自候補立てるらしい。蓮舫が「野党共闘」に乗るのかどうか、の試金石

往年の自民党だと、3〜5年に1回のペースで疑獄事件が発覚して、そのタイミングが野党反撃のチャンスなんだが、この数年間、東京地検特捜部が「元気がなくて」、いわゆる政治的スキャンダルの摘発が目立って減少してるよね。野党のチャンスの減少

雑誌「選択」だったと思うが、ここ数年で東京地検特捜部の「疑獄摘発能力が減ってしまった」のは「誰得な裁判員制度に、検察のマンパワーが割かれてしまったから」というナットクな仮説が提示されていた

ツイート検索したら、「若狭勝」に関するツイートは多数見受けられるが、対立候補の「鈴木庸介」に関するツイートは殆ど見受けられない。「自民の公認得られるかどうか」というネタすらも、若狭氏の注目度をアップさせている

むしろ、浪人生活している「小林こうき」に民進党は出馬してもらった方が有利だったかも

今のところ民進党は「お先真っ暗」に見えるが、そんなに悲観することはない。一つは、民進党幹部の平均年齢が「若い」こと。鳩山、菅などの第一世代が引退状態で、40〜50歳代が幹部となってる/自民党よりは10歳近く、幹部は「若い」

今の自公側は、新規に立候補しようとしても、「枠が一杯」な訳でして、政治を志す野心ある若者を、官僚でも外資系でも松下政経塾でもいいから、民進党は「粉掛け」して長期育成すれば、2020年頃には芽が出るのでは?

小泉自民党が圧勝した2005時点で、4年後の自民党の下野を予測できた人はいなかった/そう考えると、今サンドバッグ状態な民進党も、数年後に政権獲得してる可能性は、あり得る

個人的感情だが、自分より年齢が若い人物が、政党幹部として活躍してるのを見てると、「自分もトシを取ったなあ」と感じる

「政治家の年齢」という観点だと、一番幹部が高齢化してるのは公明党のような気がする