地方創生の為に、地方のハイテクマザー工場の立地をアピールしろ

7月1日
毎日毎日、東芝メモリのニュースが流れて、「四日市の工場は、、」「四日市に投資を、、」とニュースが流れてる/変な話だが、これ、四日市市にとって、市の広告効果、ブランド効果は大きいよな

東芝の経営不振、東芝メモリの売却」というのが話題になった昨年辺りから、「四日市工場」というのが話題になったと思う。それまでは、自分も東芝四日市にそのような優良基幹工場を持ってるとは知らなかった

小学校の日本地理の授業って、重化学工業の立地は詳しく教えていたが、機械工業の立地はそんなに教えてなかった記憶がある。「水島コンビナート」とか「鹿島コンビナート」とか習った記憶はあるが、東芝四日市工場を学校で習った記憶はない/まあ当時はそういう工場がなかったからな

だが、例えばNHK教育の「見えるぞ、ニッポン」(下の子が見てる)を見ても、東京を除く地方の紹介は、大体が一次産業だけ。工業の紹介は愛知県位じゃないか?/そういう番組を見てる子供たちは「首都圏以外は一次産業だけ」と勘違いしかねない

まあ三重県の都市と言えば「世界の亀山」CMでブランディングを果たそうとして、シャープもろともズッコけた黒歴史も、、

いわゆる日本を代表するハイテク企業が、どこにマザー工場を構えてるか?って、業界関係者と株主と地元民しかしらないよな。例えばキヤノンの主要拠点工場がどこなのか、即答できる人は少ない

「地方創生」が叫ばれるが、うまく行かない/こういう「ハイテク企業のマザー工場」の情報発信を更に強化したら、少しは「東京→地方」の人材移動も活発になるのかも。今は「東京ネイティブ民は、地方にハイテクマザー工場があることすら、知らない」状態

「マザー工場」という概念は「北陸資本主義」という本に書かれていた概念。「メーカーにとって、生産の本拠地であり、同時に研究開発の拠点」「東北にある工場はマザーじゃない工場が多い。だから円高になると撤退する」「北陸はマザー工場が多いから、北陸経済はしぶとい」らしい

で、コマツとかYKKに至っては、事実上の2本社制になって来てる/その意味では、東芝メモリ四日市が本社ということになる

よく「三重県は近畿か?東海か?」が地理ネタで論議されるが、東芝メモリの立地とか見てると、まさに「三重県は東海だ」と思う/首都圏は「人の通勤によるネットワークの都市圏」だが、中京圏は「製造業のネットワークによる都市圏」と名古屋経済本に書かれていて、目ウロコ