戦時中、徴兵された人は解雇されなかったのか?

1月7日
一行ネタ/戦時中、サラリーマンだった人が徴兵されて出征する/その人が復員すると、元の職場を訪ねて行ったりしてる。文学でも「私の履歴書」でも、よくあるシーン/これ、元の職場との雇用関係は継続してる、ということなのか?徴兵出征でも「退職扱いには、しない」という雇用制度だったのか?

当時の企業からすれば、徴兵応召になってしまって「いつ復活するかも判らない労働者」に対して再雇用を確約するなんてのはメチャクチャ高負担だったと思われるが、国が強行したということか?「復員後に再雇用が約束されないと、安心して徴兵されなくなる」ということで。

その意味で、正社員制度とセットだったんだろうな。正社員だから、徴兵応召されても、復員後の雇用が確保されていた/裏返して言えば、「正社員制度、終身雇用制度は、徴兵出征が作った」

逆に言えば、今の「非正規雇用」な社会では、「徴兵出征」は出来ない訳です。

日本の場合、「社員が徴兵された場合の就業規程」なんてのは用意されてない/韓国の場合はちゃんと用意されてるのか?北朝鮮と戦闘状態になって社員が徴兵されても、戦闘終了後にはちゃんと復職出来るのか?

そして、韓国には「非正規雇用」はあるのか?非正規雇用な社員でも、徴兵出征しても、ちゃんと原職場に復帰できるのか?

「女性が産休育休を取ってしまって人員が不足する」「中年が介護離職する」とかで、現代の企業の人事部はアタマを悩ませている/しかし、「社員が急にいなくなる」ことへの対応力ということで言えば、戦時中の人事部の方が、現代人事部よりも、遥かに「対応力は、上だった」んだろうな