「温泉好き・歴史好き・自然好き」と嗜好毎に観光プロモしろ

2月9日
「京都はあまり好きじゃない」と言い切ってる点が斬新。日本の観光ガイドは、観光客側が「歴史」「寺社」に興味があるハズ、という前提に立ってるが、そういうのに興味ない観光客のことも考えるべき / “山と温泉を愛する私が、何度でも行きた…” http://htn.to/ciAKSGSvkSZ

だから、日本の観光ガイド、観光サイトは、「歴史好きな人向けガイド」「自然好きな人向けガイド」「グルメ好き人向けガイド」「温泉好きな人向けガイド」で分けた方がいい。/そういう分け方した場合、京都は「自然好き」「温泉好き」クラスタにはオススメできるスポットじゃない

よく「どの都道府県に旅行に行きたいですか?」的なランキングがあるが、「歴史クラスタ」「自然クラスタ」「グルメクラスタ」「温泉クラスタ」、あと「街クラスタ」で観光の嗜好が全然違うのに、そこを無視したランキングに意味がない

「街クラスタ」で考えたら、都道府県ランキング圧倒的一位は「東京都」でしょ?「歴史クラスタ」なら「京都府」が一位/「自然クラスタ」だと、北海道か長野県か沖縄県辺りだろうが

沖縄県」なんてのは、アクティビティ好きには物凄くヒットするけど、「温泉クラスタ」には全く響かないんだろうな

逆にいえば、今の観光キャンペーンは、全てのクラスタに向いた「総花的なキャンペーン」だったりするから、効果が薄かったりするのでは?「温泉マニアに特化したキャンペーン」とか「歴史マニアに特化したキャンペーン」とかすれば、もっと観光客を増やせるかも

2月10日
個人毎に興味対象は異なるので、興味対象にカスタマイズした旅行先の提案がなされるのがベストだが、団体旅行とかだと、そういうカスタマイズは難しい/海外パック旅行なんかでも、歴史好きクラスタと自然好きクラスタとグルメクラスタとで、分けたり出来ないのか?

修学旅行なんてのは、窮極の団体旅行な訳で、生徒生徒の個人的興味なんかは無視してるよな/というか、生徒の興味より教師の趣味で行き先決まるし

自分に置き換えて考えたら、あまり歴史要素とか温泉要素は観光でウェイト高くない/街歩き要素とか、それ以上に鉄分要素の方が、観光ウェイト高い

「温泉好き」という人も、実は幾つかパターンが分かれるのでは?純粋に「温泉に浸かるのが好き」というクラスタと、「鄙びた風情が好き」というクラスタと、「温泉宿の料理が好き」というクラスタ/単純に湯に浸かるのが好きなクラスタは、温泉宿の料理にあまりウェイトを置かない

「湯に浸かるのが好き」かつ「料理を味わいたい」なクラスタでも、「別に鄙びてなくてもいい」なクラスタは、メジャーな温泉地の大ホテルでも満足する。一方で「鄙びた要素を重視するクラスタ」は、山中の一軒宿なんかを好む

なので、「温泉好きクラスタ向けに観光キャンペーンをする」場合も、どのクラスタをターゲットにするのか、考えてやった方がいい。一軒宿好きクラスタとメジャー温泉地好きクラスタだと、嗜好が全く違う

自分は、そんなに温泉嗜好は弱い方だが、どうせ温泉に泊まるなら、「鄙びた一軒宿温泉」とか「木造で、客室が十室程度の温泉」とかに泊まりたい/だが、家族持ちだと、そのような嗜好は「我が儘」とされて、そういう旅は許されない