旧耐震無断熱でもカチタスを求める人はいる

3月8日
これ見てた/「旧耐震、無断熱、アンペア数云々、そんなの関係ねぇ!」という顧客は存在する、ということ。そういう低スペック層向けに格安販売するのはアリなんじゃないか?ブランドにはならないが / “カチタスガイアの夜明けに登場、軽々…” http://htn.to/DkAph

カチタスについて瑕疵担保責任を懸念する声もあるが、大数の法則で飲み込むんだろうな。瑕疵担保責任を負う物件が1%出現することを織り込んで、残り99%で稼ぐ

理想論では、旧耐震を買い取って、新耐震補強、断熱強化とかすべきなんだろうが、そんなことしてると新築の飯田のいい家より高くなっちゃうんだよな。「旧耐震とか無断熱には、目を瞑ってもらう」ことで価格差を出していくしかない

カチタスの肝は、「自分で買い取る」点だろうな。単なる仲介だと、両手でも報酬50万円も行かないだろう/自分で買い取って転売してるから、利益を載せられる/守谷徒歩50分物件、「幾らで買い取ったのか?」の紹介が無かった。下手すると100万円未満?

昔、富士写真フィルムが、即席撮影キット「写るんです」を発売してた/カチタスの家も、即席住宅キット「住めるんです」と理解すればナットクできる。とりあえず雨露を凌げる

カチタスの買取りエリア、番組を見ての感想だが、限界集落的なド田舎は対象外なんだろうな。クルマなら生活できるエリア、つまり三浦展の「ファスト風土」なエリアが買取り対象と見た

カチタスの放送で、玄関の邪魔な柱を棟梁の判断で「即席で梁を増設することで、2階の力を逃がすことで、玄関柱を抜いて」いて、それに対して「構造計算してない」の突っ込み/恐らく、棟梁の「長年の経験」で、「大丈夫」と判断してるんだろうな。本来ならちゃんと構造計算すべきだが、高くなっちゃう

ハイスペック不動産クラスタ、更には不動産金融クラスタの常識だと、物件が新耐震で環境適合型なのは「必須」なんだろうが、世帯年収300万円界隈でそんなこと要求するのは、間違いなく「オーバースペック」だから

ましてや、「20年後、30年後の不動産価値、出口戦略」なんてのは、世帯年収1500万円なパワーカップルにしか許されないゼータクだから。年収300万円の住宅は「耐久消費財」でいいんだよ