工業化をスキップして先進国になれるか?

7月14日
発展途上国が先進国を目指す際の「先進国入りの方法」って、20世紀までは「先ずは量産品の工業化を進め、徐々に工業の先進化を図る」だった。韓国などが成功例/でも、21世紀だと、「工業化を経ない先進国化」という手法が、取れないか?

例えば、国内に工業を誘致させず、いきなり金融業やIT業を誘致発展させる。国内労働者は製造業じゃなく、金融業やITサービスに従事。そういう「ステップをジャンプした経済発展」が、 21世紀だと可能なんじゃないか?/大前提として、国民の識字率、大学進学率が高いことが前提だが

私見だが、バルト三国は、「国内工業化をスキップして、いきなりITで先進国入り」を目指してる気がする

一見、シンガポールがこの手の「製造業を経ない先進国化の実例」のように見えるが、シンガポールもシュロン工業団地の歴史があるからなあ。

「金融業やIT産業だけで、国の生計を立てる」には、人口が少ない国じゃないと、なかなか難しい気がする。バルト三国とかシンガポールとかルクセンブルクとか、いづれも「人口小国」

イスラエルも、「製造業を経ないで、先進国になった」例なのか?

となると、バングラディッシュとかナイジェリアとか、それなりに人口を抱えてる国は、製造業を拡充して工業国になるしか、中進国→先進国になれないのか。

「製造業大国になる段階をスキップして、金融業やIT業、研究開発で立国していく。」大前提として、国民の教育レベルが高いことが必要/思い付きだが、実はこの条件に該当する国として「北朝鮮」がある。飢餓になったりする国ではあるが、実は国民の識字率、教育レベルは高い

中国の雲南省とか新疆ウイグル自治区よりは、北朝鮮の方が識字率や高等教育率は高いのではないか?

北朝鮮は、いっそのこと、「クローン人間研究」とか「軍事AI」とか、西側が倫理的に手出し出来ない「ブラック科学技術」を発展させて立国してはどうか?