うみのむこうのけいじばん 2011年過去ログ

(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年 2月 1日(火)20時05分31秒
1.一行ネタ
  ドナウ川の河川輸送は、ライン川の10〜20%しかないらしい。
  なので、CO2削減の観点から、ドナウ川輸送の強化を掲げているらしい。

  日本ももっと、河川輸送にモーダルシフトすべき?

2.民主主義政体諸国が世界GDPに占める比率は1990年が最高では?

  1990年当時、日本が世界GDPに占める比率は相当高かった。
  その後1995年頃までは、円ベースではGDP縮小するが、
  ドル建てベースでは拡大していったが、その後ジリ貧になった。

  一方、1990年当時、中国経済はまだまだ小さく、ロシアも小さかった

  2011年時点では、中国やアラブ産油国、ロシア等の
  「非民主政体側」の対世界GDP比率が増えてしまった。
  このまま新興国が発展し、一方で政体の民主化が進まなければ、
  2050年には「非民主政体側のシェアが過半」になってしまったりするのだろうか?

  これは民主主義側(所謂「西側」)にとっては「悪夢」以外の何者でもない。

3.韓国台湾は高齢者の資産の厚みがない

  韓国や台湾は、一人当たりGDPでは「先進国」に成長し、
  台湾などは「購買力平価では日本を超えた」とまで言われている。

  しかし、両国とも、「資産の厚み」という点では、
  まだまだこれからじゃないか、と思う。
  特に日本の高齢者のような「1,400兆円の個人資産」のような資産の厚みは、
  まだまだ韓国や台湾の高齢者には望めないんじゃないかな?

  これは1970年には「先進国」になった日本と、
  それから遅れること25〜30年で先進国になった韓台との差、といえよう。

  まあ、日本では「持てる高齢者」が既得権益化して、改革が進まない、というデメリットもあるし、
  「ITオンチな高齢者」が社会全体のIT化を遅らせている、というデメリットもあるのだが。

  ここでいう資産とは、単に経済的な側面だけじゃなく、文化的側面も含まれる。
  例えば日本の70歳前後の高齢者の御宅を訪問すると、いろいろな書籍とか写真とか
  ビデオとかを所蔵してたりして、そういう面での「在野の文化レベルの厚さ」を
  感じさせるのだが、韓台の高齢者の家だと、なかなかそのレベルに達しないのでは?
  あるいは、70歳の方の知的水準、知的リテラシーも、日本だとそこそこのレベルだが、
  韓台だとまだまだ・・・ということはないか?

  まあ現役世代の知的リテラシーは韓台の方が上じゃないか、とも思えるので、
  それが経済力の勢いの差になっていたりするのだが、高齢者という経済的・文化的資産を
  もっと日本はアドバンテージとして意識してもいいと思う。

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なにこれ 投稿者:くろだ 投稿日:2011年 3月 1日(火)06時57分39秒
> 3.韓国台湾は高齢者の資産の厚みがない
>
> と思う。
> 望めないんじゃないかな?
> なかなかそのレベルに達しないのでは?
> ということはないか?
> とも思えるので、
> 思う。

                                                                                                                                                              • -

まじめな話 投稿者:くろだ 投稿日:2011年 3月 1日(火)06時59分29秒
> 日本の高齢者のような「1,400兆円の個人資産」のような資産の厚み

半分以上は国債の担保です。

                                                                                                                                                              • -


(無題) 投稿者:くろだ 投稿日:2011年 3月 1日(火)07時00分58秒
インドという民主政体の新興国もあるんですけど。

> ロシア等の「非民主政体側」

え?

                                                                                                                                                              • -

そうそう 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年 3月10日(木)20時14分13秒
実はロシアの政体が自分にはナゾでして、
建前的には「選挙による民主共和政体」ということになるんでしょうが、
多くの日本のメディアは
「政権側(現与党側)が選挙で有利になっている」
とか
「反体制勢力への締め付けがキツイ」
とか
言論の自由がない」
とか
「最悪の場合、暗殺される」
ため、
「ロシアは実質的には民主国家でない」のように扱っています。

実際のところ、どうなのよ?

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ヒマラヤ登山ガイダンス会社 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年 5月27日(金)19時14分37秒
ヒマラヤ登山ガイダンス会社が、パキスタン等の政情不安で開店休業状態らしい。
で、商売柄、衛星ケータイ電話を持っているが、紛争発生時にマスコミから
「急いでいるので、記者の衛星ケータイを有料で貸してくれないか?」という依頼が来るそうだ。
結局、その会社は「衛星ケータイ電話のマスコミ貸し出し収入が、会社の売上の半分を占める」という
皮肉な状況になっているらしい。

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(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年 9月 8日(木)12時13分16秒
1.トルコ建国の父ケマルパシャは、天敵ギリシャと対抗するため、
  当時「無宗教国家」として毛嫌いされていたソビエトロシアに接近したらしい。

  トルコ特有の「権力層がイスラムを距離を置く」伝統はこんなところがルーツなのか・・・

2.韓国は、家計資産の8割を不動産が占めるという「不動産過重国家」である。
  (日本やアメリカの倍)

3.BRICS内で「民主的3国」(ブラジル・インド・南アフリカ)と
 「非民主2国」(中国ロシア)の対立が顕在化しているらしい。

4.日本では仏教は「行き過ぎた現代文明を癒す処方箋」だが、
  タイでは仏教は「近代化、文明化のためのツール」らしい。

  プロテスタントが西欧において科学文明進化のツールになったのと同じか。

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結婚情報の「ツヴァイ」がタイに進出するらしい。 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年 9月22日(木)19時21分4秒
ふと思ったのだが、アジア先進国は、日本を凌ぐ低出生率に悩まされている。
(日本、韓国、台湾、香港、シンガポール
タイも出生率低下の兆候があるらしい。

で、低出生率の理由はいろいろ言われているが、個人的には
「東アジア圏は男女交際の伝統がなく、いきなりお見合い結婚だったので、
 お見合い結婚制度が崩壊すると、男女が結ばれる「社会装置」が働かなくなるから」と思っている。

男女交際の先進国、欧米には「結婚情報サービス業」は存在するのだろうか?

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いまさらだけど 投稿者:くろだ 投稿日:2011年10月 8日(土)06時15分55秒
> 「手前の根釧台地ですら、「タダで入植地を上げます」と町役場が公募しても
>  誰も手を挙げないのだから、ましてや離島においておや」

根釧台地は魚が獲れませんが、北方領土は海に面しているので魚が獲れます。
竹島もそうだけど、島そのものより周囲の海域の資源の確保が大きいのです。
ロシアや韓国が住みにくい島に無理に住んでるのは既成事実を作るため。
 

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(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年10月25日(火)21時08分16秒
1.
山手線内放送で、
世界三大料理は、フランス料理、中華料理、トルコ料理」とやっていた。
自分は「フランス料理、中華料理、日本料理」と思い込んでいたが、違うのか?

2.
韓国で大規模停電騒ぎがあったが、
これって「山岳地帯が少ない国の悲劇」という気もする。

山岳地帯と豊富な水があれば、水力発電、若しくは揚水式発電所設けられたのに・・・


3.
ふと思ったのだが、冷帯気候の山岳地形の北朝鮮国土に、人口2,000万人というのは、
人口保持力を大幅に上回っているのでは?
面積的・気候的に似通っている東北地方の人口から類推しても、人口は1,000万人程度が妥当なセンなのでは?
ならば、差分の人口1,000万人は余剰人口ということになる。
外貨が稼げる産業があるのなら別だが、ないのであれば、その分が飢えて当たり前、ということになる。

国家が暴発しない限り、人口2,000万人⇒1,000万人にまで人口減少を続けるのでは?
(餓死、共食い、脱北難民化)

4.
アメリカはいつまでたっても共和党民主党の2大政党制で、
第三党が生まれそうで、生まれない。
共和党などは、穏健派と保守派で内部対立しているが、でも第三党を
生み出そうとはしない。

多党制にマッチした選挙制度にした方が・・・とも思うが、
選挙制度を変えよう、という議論は、あまり聞かない。
大統領選挙の州総取り方式など、矛盾極まりないのに、変えようとしない。

そういうアメリカを見ていると、なんだかんだで独力で選挙制度を変えて、
一党支配、派閥政治を結果的に変えた日本の方が、政治変革パワーは、あるのかもしれない。

5.
韓国は朝鮮戦争で、歴史的観光資源の大半を失ったらしい。
(慶州は被害受けなかったのか?)
韓流ドラマなどは、歴史資源で勝負できない韓国の、代わりの勝負手段である、と
解説していた記述があったが、さて。

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(無題) 投稿者:くろだ 投稿日:2011年10月26日(水)05時22分55秒
> 自分は「フランス料理、中華料理、日本料理」と思い込んでいたが、違うのか?

違います(きっぱり)。
トルコ料理イスラム圏の代表として入っているのです。
 

                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:通りすがり 投稿日:2011年10月31日(月)18時41分17秒
>韓国は朝鮮戦争で、歴史的観光資源の大半を失ったらしい。

朝鮮半島は、王朝が変わるたびに前の文化や書物を捨てていたそうな。
朝鮮戦争も確かに影響はあるでしょうが、
それ以前に歴史的なものが残っていないというのが本当のところ。

                                                                                                                                                              • -

近未来小説「イスラムの春」 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年11月25日(金)13時15分39秒
 誰か以下のプロットを肉付けして小説にしてくれ・・・
 ・イスラム圏のI国に海外赴任した日本の商社マンの娘(中学生)が、
  お抱え運転手に性的暴行される
 ・被害を訴え出たところ、なんと「やられた方が淫乱」ということで、
  女子中学生の方が「死刑判決」を受ける羽目に。
  (I国では珍しくない)
 ・さすがに日本の世論、国際世論、そしてアメリカの圧力で、
  I国政府は女子中学生の「国外追放」(=釈放)を発表
 ・しかし、この措置が「イスラム法への宗教介入だ!」と
  I国市民の猛反発を受け、反政府デモが発生
  →I国政権崩壊、イスラム原理主義の新政府成立
 ・新政権は、政権発足の「初仕事」として、女子中学生の
  処刑の模様を国営テレビで生中継
  (そうでもしなければ、政権が持たない)
 ・なお、日本のマスコミは、性被害者のプライバシーを考慮して
  「A子さん」と仮名報道するが、I国新政府は見せしめのために
  女子中学生を実名連呼してテレビ中継したので、ネット上に実名が飛び交う事態に。
 ・この機会に日本国内では改憲論が急浮上する。
  また、イスラム諸国の大使館に右翼街宣車が突っ込む事件も。
 ・一方、ネット上には「イスラム圏に娘を連れていくこと自体が無謀であり、
  自業自得」という「冷めた意見」も
 ・欧米各国はI国新政権とは国交断絶する一方で、資源を求めて中国はI国新政府に接近

  本当は、処刑直前にヒーローが出現して、女子中学生を奪って逃走する、となれば、
  ハリウッド映画になるのだが。

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(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年11月25日(金)13時18分29秒
1.どうでもいい話だが、ヒトラー姓のドイツ人やオーストリア人はいるのか?
  日本だと「麻原姓」の人が味わうような偏見を周囲に抱かれてしまうのか・・・

2.アメリカ政界へは、
  「IT企業は民主党献金、エネルギー企業は共和党献金」という伝統があるそうだ。
  で、金融界は「両党へ献金」しているそうな。

3.ギリシャでは、プールがある家(=金持ち)の1割しか税金を納めていないらしい。
  言い換えれば、徴税捕捉率が悪化している、というか徴税機能がマヒしている。

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Re: 近未来小説「イスラムの春」 投稿者:くろだ 投稿日:2011年11月25日(金)17時03分0秒
> 1.どうでもいい話だが、ヒトラー姓のドイツ人やオーストリア人はいるのか?

どうでもいい話だそうなので知ってるけど教えない。

* * *

> 誰か以下のプロットを肉付けして小説にしてくれ・・・

印税はビタ一文払いませんよ?

> ・被害を訴え出たところ、なんと「やられた方が淫乱」ということで、
> 女子中学生の方が「死刑判決」を受ける羽目に。
> (I国では珍しくない)

「非イスラム帰依者」にすらそんだけ厳しいイスラム原理主義の国が、

>・さすがに日本の世論、国際世論、そしてアメリカの圧力で、
>  I国政府は女子中学生の「国外追放」(=釈放)を発表

なんで日本やアメリカごときの圧力に負けちゃうわけ?

> ・しかし、この措置が「イスラム法への宗教介入だ!」と
>  I国市民の猛反発を受け、反政府デモが発生
>  →I国政権崩壊、イスラム原理主義の新政府成立

はじめっからイスラム原理主義の国でイスラム原理主義革命?
そもそもアメリカはその過程で何してたの? 圧力かけたのに放置?
無責任だなあ。

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(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2011年12月19日(月)13時43分12秒
東西ドイツ統合前は、英仏伊と西独は人工的にも拮抗していた。
 それが、東ドイツを吸収すると、統合ドイツは英仏伊より2〜3割は人口が多い国になってしまう。

 ドイツがユーロ導入に動いたのは、そういう他国の払拭を懸念するため、でもあった。

★インドの財閥は、英国と手を組んで発達する一方で、
 ガンジーにも援助していたらしい。
 因みに、インド株式市場で財閥は6割のシェア占めているらしい。

★最近、ペルー料理が注目を集めているらしい。

★イギリスは第二次大戦時に、手品師を軍に雇って、
 枢軸軍相手に、様々なトリックを仕掛けて勝利したらしい。

★性比異常な中国やインドは、政府が音頭を取って、
 「女児出生のメリット」、いや露骨に言えば「男児出生のデメリット」を
 キャンペーンすべきでは?

 ストレートに言えばいい。
 「孫の顔を見たいなら、男児じゃなく女児を産みましょう」
 実際、確率論的にはその通りだから。

 中国インドの親たちの中で、「孫を持てる期待値」の観点で
 産み分け性を考える「合理的な親」が、どれだけいるのか?
 そういう観点もあるよ、と「気づかせる」だけでも、キャンペーンを大々的に行う価値はある。

 はてなブックマークで、どこかの海外の学者が語っていた。
 「性比異常問題は、あまり語られていないが、21世紀にとって水問題に並ぶ深刻な問題になりえる」

★ふと思ったが、なぜギリシャ第二次世界大戦後に
 「東側」に組み込まれなかったんだろうか?

 仮に東側に組み込まれていたら、西側への精神的ダメージは大きかっただろうなあ。
 西洋文明の揺りかごが、共産化していた・・・

デリバティブ商品、日本は韓国のわずか17分の1の規模でしかないらしい

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(無題) 投稿者:くろだ 投稿日:2011年12月19日(月)20時59分28秒
> ★ふと思ったが、なぜギリシャ第二次世界大戦後に
>  「東側」に組み込まれなかったんだろうか?

ヒント:ギリシャ内戦
http://6400.teacup.com/0120320354/bbs

                                                                                                                                                              • -