なんでも掲示板 08年08月ログ(その3)

なんでも掲示板 08年08月(その3)のログです。


Re:私立小学校 投稿者:時を娶ろ 投稿日:2008年 8月17日(日)01時42分35秒


> どうも、私立小学校って「高邁な教育論を振りかざした小学校」が多くて、

三者には『高邁な教育論』と受け取られるのかも知れないが、
私立学校自身は『教育の理念』と呼んでおり、さらには『建学の精神』と
称するものが存在する。
少子化の影響によって、国公立を合わせた小学校の総数は減少する中で、
私立小学校はこのところ増加傾向にあり、10年前には全国で170程度
だったものが、今や200を超えた。

ここ数年の新規開校は、フリースクールの部類も混在するが、
進学系も多い。設置母体が大学と関係を有するものだけで
次のとおりだ。関関同立がそろっているのも注目される。

2002年4月開校
早稲田大学系属早稲田実業学校初等部国分寺市

2004年4月開校
山梨学院大学附属小学校(甲府市

2005年4月開校
帝京大学小学校(多摩市)

2006年4月開校
同志社小学校京都市左京区
立命館小学校京都市北区

2008年4月開校
関西学院初等部宝塚市−宝塚ファミリーランド跡)
南山大学附属小学校(名古屋市昭和区

2010年4月開校予定
関西大学初等部高槻市−高槻新キャンパス)
西南学院小学校(福岡市早良区

2011年4月開校予定
慶應義塾初等中等教育校(横浜市青葉区
(小中一貫、校名未定)




                                                                                                                                                              • -

ハコモノ医療 投稿者:あじあ号 投稿日:2008年 8月17日(日)02時09分52秒


日経の記事の内容は知りませんが、頭が痛い等の症状の患者がMRIの必要性を感じて
それがある病院に行くはずがありません。まず、かかりつけの病院に行って、それから
紹介されて高度医療機器のある病院に行くのが普通でしょう。
高度の医療機器のある公立病院の機会の稼働率が低いのは、その地域に患者が少ないか
開業医との連絡体制に問題があるのでは?

ちなみに、日経でよくある主張が、健康保険の皆保険制度の緩和です。
つまり、貧乏で病弱な人間も全部面倒を見ないと行けない皆保険制度を縮小(対象医療
を制限する)し、裕福層が自分の金で自分の医療さえ受けられたらいいと言う正直な
主張です。
また、税金を福祉や医療に使うことも反対です。
この公立病院批判も、「だから税金で医療施設を作るのを止めよう!」という本音が
ぷんぷんします。

>「木造の老人ホーム」というのは認められていないらしい。これは規制緩和すべきか?
おいおい、いきなり規制緩和を主張する前に、その理由を確認してはどうかね?
普通こういう規制を作ると林野庁が反対するが、何らかの理由があっての規制がなされた
と思うのだけどね。



                                                                                                                                                              • -

れ:過程が大事な科学と、結果が大事なビジネス 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月17日(日)22時00分42秒


>>新事業を一緒に研究している先輩に、よく
>>「このような技術が●●大学にあります」とか
>>「このような技術が産総研にあります」とか、小生なりに
>>調査して報告する。

目的はよく知りませんが、「新事業」を研究するのに、
大学の研究室で研究テーマにしている技術とか、
産総研の持っている技術を参考にするのは・・・
われわれの感覚で考えると、民間企業が投資する価値がないように思うのだが・・・。

さらに、私の個人的意見を付け加えると、研究者・技術者以外の人間、会社が、
新技術、特許技術をブローカー的に取引して、おいしい汁を吸おうとしているのは、
かなりうざったく思う。

○○コンサルタントなんていうよくわからぬ肩書きの名刺を持った人物がアプローチ
してきて、弊社に登録?してもらえば、大手の××社と取引できますよなんていう
話をもってきたこともあったり・・・。
いや××社とならすでにやり取りしてますと答えたが。

大学と企業は直接、委託研究やら共同研究の契約をして、研究を進めるものなのだが、
これも何かよくわからぬ定年退職者を集めたような「共同研究の窓口となる会社」
つうところからアプローチがあったが、
なんでわざわざお宅を通す必要があるんですかと無視したり・・・。

研究者・技術者は、自分たちの技術や能力を、ブローカー的に取引されて
上前をはねられるのを嫌悪する輩が多いように思います。



                                                                                                                                                              • -

れ:MRI稼働率 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月17日(日)22時10分45秒


日経の記事を読んでいないので、なんとも言えませんが、
腰痛で私立病院やら日赤病院にでかけても、MRI検査はなかなか
予約がとれない状態です。まあ、ほとんどフル稼働なんでしょうな。

MRI稼働率が低いというのはいったいどこの病院なのでしょうか。
都市部にはMRIが余ってるのかな・・・?

ちなみに、PETの稼働率が低いというのはわかる気がする。



                                                                                                                                                              • -

れ:木造の老人ホーム 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月17日(日)22時19分31秒


>「木造の老人ホーム」というのは認められていないらしい。これは規制緩和すべきか?

10年ほど前に法律が変わって、「木じゃダメ」から「燃えちゃダメ」に変わりました。
いわゆる建材の「材質を指定する」から、「性能を指定する」に基準が変更されたんです。

なので、木材でも不燃処理を施せば、老人ホームに使えます。



                                                                                                                                                              • -

私立小学校 投稿者:う〜ん… 投稿日:2008年 8月18日(月)22時30分29秒


大学の付属小学校が多いのは、小中高大の一貫教育ができるようにするためですね。
普通に行こうとすると、義務教育の小中を除いても高校、大学と2回の受験を突破しなければなりません。受験勉強に費やす時間も半端ではありません。
しかし、小中高大の一貫教育なら受験は小学校に入る時の1回だけ。実に16年もの間、受験を気にすることなく教育に費やすことができるのです。中身の濃い教育ができるのもわかる気がします。



                                                                                                                                                              • -

新交通 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月19日(火)19時23分43秒


> ユーカリが丘程度の人口密度で新交通を導入して、それなりに運営が
> できているようだから、小田急線の麻生区とか町田市に展開している
> 団地を相手にした新交通も、何とか成立する気がするのだが。

ユーカリが丘は住宅とVONAがはじめからセットになっていたから
うまくいったのであって、後から作るものと一緒にできないのは、
ユーカリが丘の南側に新交通システムがないことからもわかります。

ちなみに、JRの町田駅前には妙に太い道があります。
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35%2F32%2F26.508&lon=139%2F27%2F5.791&layer=0&sc=1&mode=aero&size=m&pointer=off&p=&type=static&CE.x=373&CE.y=322
いかにもモノレールが通りそうな道が。



                                                                                                                                                              • -

私立小学校の新規開校ラッシュ 投稿者:時を娶ろ 投稿日:2008年 8月19日(火)22時03分24秒


少子化の影響で小学校の総数は減少する中で、私立小学校は増加傾向にある。
設置母体が大学と関係を有するものは先に示したが、
その他の小学校を示すとおよそ次のとおりだ。
フリースクールの部類も混在するが、それだけではない。

2002年4月開校
駿台甲府小学校甲府市
智辯学園和歌山小学校(和歌山市

2003年4月開校
さとえ学園小学校(さいたま市北区
はつしば学園小学校(堺市東区
なぎさ公園小学校広島市佐伯区)
敬愛小学校(北九州市門司区

2004年4月開校
開智学園総合部(小学校)(さいたま市岩槻区)
西武学園文理小学校(狭山市
リリーベール小学校(水戸市
津田学園小学校(桑名市
智辯学園奈良カレッジ小学部(香芝市
東明館小学校(小郡市
リンデンホール小学校(太宰府市

2005年4月開校
ぐんま国際アカデミー初等部(太田市
シュタイナー学園初等部(相模原市=旧藤野町
湘南ライナス学園小学部(小田原市
グリーン・ヒルズ小学校(長野市
才教学園小学校(松本市
どんぐり向方小学校(下伊那郡天龍村

2006年4月開校
ひらおだい四季の丘小学校(北九州市小倉南区
尚学館小学校延岡市

2007年4月開校
星野学園小学校(川越市
菅生学園初等学校あきる野市

2008年4月開校
明晴学園小学部(品川区八潮)
奈良学園小学校(学研奈良登美ケ丘)



                                                                                                                                                              • -

福島県大野病院事件裁判員制度 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月20日(水)21時04分20秒


私が長い事、注目していた裁判の判決が今日、ありました。

「産科医に無罪判決 帝王切開での女性死亡事故 福島地裁
http://www.asahi.com/national/update/0820/TKY200808200054.html

これが、裁判員制度で行なわれていれば、判決の結果が違っていたかもしれません。
たとえば、この記事のタイトルに記者の悪意を感じるけど、この記者なら有罪の判断を下すかもしれません。
(そうなれば、国民の無理解の結果として、医療崩壊が進むと思うけど)
帝王切開死させた産科医に無罪判決」
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20080820006.html

私は「参加したくない」のが大きな理由ですが、裁判員制度には反対です。



                                                                                                                                                              • -

裁判員制度に対する周知不足 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月20日(水)21時16分0秒


> これが、裁判員制度で行なわれていれば、判決の結果が違っていたかもしれません。
> たとえば、この記事のタイトルに記者の悪意を感じるけど、この記者なら有罪の判断を
> 下すかもしれません。
> (そうなれば、国民の無理解の結果として、医療崩壊が進むと思うけど)

国民の無理解が原因で不具合が生じるなら、そのことを裁判官が教えるのでは?
そして一般人と裁判官が折り合いをつけて適切な判断を下すでしょう。
# 裁判員制度では裁判官が最低一人合意しないと判決が確定しません。



                                                                                                                                                              • -

Re:裁判員制度に対する周知不足 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月20日(水)22時58分56秒
   編集済


くろださん、レスありがとうございます。

>国民の無理解が原因で不具合が生じるなら、そのことを裁判官が教えるのでは?

おそらく、それはないでしょう。
検察・弁護側の出した証拠や証言だけで裁判は進み、判決を出します。
(確か、そういう決まりになっていたと思う)
裁判官が、それ以外の知識を持ち出す事はないでしょう。
そもそも、医療裁判では、裁判官にどれだけの知識があるか疑問です。



                                                                                                                                                              • -

裁判員の参加する刑事裁判に関する法律 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月21日(木)02時53分53秒


第六十六条
5  裁判長は、第一項の評議において、裁判員に対して必要な法令に関する説明を
  丁寧に行うとともに、評議を裁判員に分かりやすいものとなるように整理し、
  裁判員が発言する機会を十分に設けるなど、裁判員がその職責を十分に
  果たすことができるように配慮しなければならない。



                                                                                                                                                              • -

例えば安楽死裁判なら裁判員裁判になる危険性がある 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)07時56分21秒


忙しくて掲示板に来れませんでしたが、大野事件判決は当然小生も注目していました。

今回の判決は福島地検(県警)の産科医療破壊行為を厳しく糾弾した
真っ当な判決だと高く評価したい。

さて、今回の罪状は業務上過失致死なので裁判員裁判の対象外になると思いますが、
これが安楽死裁判であれば罪名が殺人罪となるので、裁判員裁判の対象になります。

安楽死裁判等の場合、まさに「個人の倫理観・死生観」によって評価が二分される問題になると
思いますし、正直言って「結論が出ない」話です。

東京地裁裁判員が「安楽死=無罪」とし、大阪地裁の裁判員が「安楽死=有罪」とする
可能性は十分ある訳でして、そのようなナイーブな問題にまで裁判員任せにする、というのは
極めて危険だと思います。



                                                                                                                                                              • -

「裁判官」は完全に公平か? 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月21日(木)08時01分18秒


本当に裁判員の無知によって問題のある判決が出た場合、
高裁でひっくり返せばいいんじゃないんですか?

最近の「変な地裁」では、「違法性を認めるが賠償請求は却下する」
という形で判例を作る困った裁判官が存在します。



                                                                                                                                                              • -

あじあ号様の代理投稿+α 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)08時03分39秒


(近況御報告:
         私儀、
8月1日からギョウザ対策法案の作業チームに入り、毎日3時退庁でフラフラして
います。
夜勤は、お肌によくないですねえ。)

さて、大野病院事件について、私は詳しくはないのですが。

>これが、裁判員制度で行なわれていれば、判決の結果が違っていたかもしれませ
ん。
>たとえば、この記事のタイトルに記者の悪意を感じるけど、この記者なら有罪の
判断を下すかもしれません。
>(そうなれば、国民の無理解の結果として、医療崩壊が進むと思うけど)

うーん。逆に、
(そうなれば、国民の権利意識高揚と医師の注意の上昇の結果として、医療水準が
向上すると思うけど)
と思う人だっているかも知れませんよ。現にこの記者はそう思っているのでしょう

これを否定する理論はありますか?嫌みで言ってるのではなく、
「かも知れない」では、論理として不十分で、「としか考えられない」という議論
をしてみたいと思いますので。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・・・・という文章を代理投稿依頼されたのだが、現実の世界として、産科の萎縮現象が実際に起きてしまっている訳であり、
「という蓋然性が高い」ということは言えると思います(ByスルッとKANTO)。



                                                                                                                                                              • -

亀なあじあ号様の代理投稿 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)08時05分18秒


この文章、代理投稿するの忘れていた。
あじあ号様すまん。

〜〜〜

うーん。やっぱり国家公務員は楽だという批判は当たっているのだなあ。

http://www.jinji.go.jp/kisya/0506/jisasiryou1.pdf



                                                                                                                                                              • -
  1. α 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月21日(木)08時14分45秒

   編集済


> ・・・・という文章を代理投稿依頼されたのだが、現実の世界として、
> 産科の萎縮現象が実際に起きてしまっている訳であり、
> 「という蓋然性が高い」ということは言えると思います(ByスルッとKANTO)。

つまり、無罪判決が出たことで出生率が上がると管理人さんは考えているのですね。
どのくらい上がりますか? 2.0は越えますか?



                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)08時27分48秒


数値的な効果の立証は極めて困難ですが、
「無罪」になることが出生率の押し上げ効果はあるが
押し下げ効果はない(つまりプラスに働く)ことは確実だと考えられます。

可能性としては
「有罪となる→医療水準が上がる→安心できる産科となり出生率が上がる」
という「風が吹けば桶屋が・・」は「机上の空論としては存在していますが」、
完全に机上でしかない。

現実は
「歯科免許を持つ歯医者を麻酔医に転用しよう」という冗談のような話が
真剣に検討される位の医療崩壊状態です。



                                                                                                                                                              • -

Re:裁判員の参加する刑事裁判に関する法律 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月21日(木)12時25分25秒


>裁判長は、第一項の評議において、裁判員に対して必要な法令に関する説明を
>丁寧に行うとともに、

裁判員になる人には、色々な資質を持った人がいると思いますが、法令の説明を受けて、
全ての裁判員が審議に支障のない程度に理解できるのでしょうか。
そう言った疑問も出てきますね。



                                                                                                                                                              • -

Re:「裁判官」は完全に公平か? 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月21日(木)12時28分53秒
   編集済


>本当に裁判員の無知によって問題のある判決が出た場合、
>高裁でひっくり返せばいいんじゃないんですか?

確かに、高裁で問題のない判決が出るなら、結果オーライかもしれません。
しかし、それなら最初の裁判は、結果的に無駄だった事になりますね。
もっとも、この様な無駄は現在もありますが、裁判員制度になれば、
今より増えそうな気がします。



                                                                                                                                                              • -

Re:あじあ号様の代理投稿+α 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月21日(木)12時32分52秒


>うーん。逆に、
>(そうなれば、国民の権利意識高揚と医師の注意の上昇の結果として、医療水準が
>向上すると思うけど)
>と思う人だっているかも知れませんよ。現にこの記者はそう思っているのでしょう。

そう思う人もいるでしょうね。
しかし、それは現状の医療実態を知らないからだと思います。
現状の医療実態を知れば、私と同じ意見になると思いますよ。
現在、外科医・小児科医・産科医・麻酔科医等がどんどん減っていますが、理由は
「なり手がいない」からです。

「なり手がいない」原因は、いままでの医療関連の(刑事・民事)裁判にあります。
医者が最善の仕事していても、結果が悪ければ、裁判で有罪の判決を受ける様では、
また、多額の賠償判決が出るようなら、怖くて医者になりたくないのが人情でしょう。

特に、今回の裁判は、全国の医者が注目していた裁判です。
もし、今回の裁判で有罪の判決が出ていれば、医者をやめる人が沢山出ていたでしょう。
BlogやBBSで、実際にそう言っていた医者が何人かいました。
そうなれば、現状でも足りない医者がもっと少なくなります。
それでは、医療水準が下がる事はあっても、向上する事はないでしょう。

「なり手がいない」原因に、裁判以外で追記するなら、国民の無理解がありますが、
これは、マスコミが煽った事も原因ですね。
奈良県妊婦死亡事件は、その典型的な事例です。
http://www.nandeya-card.net/blog/2007/07/post_186.html



                                                                                                                                                              • -

今一つ問いたい 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月21日(木)12時46分14秒


もし、今回有罪判決が出ていたらどうしていましたか?
・裁判官の判断が一般常識から外れている。裁判員制度にもいいことがある。
裁判員制度でも有罪になっていた。自説は一般人を説得できない類のものである。
・有罪判決が出ることなどあり得ない。注目していたのは判決でなく、自説の補強に
 なるかどうかのみだ。



                                                                                                                                                              • -

回答になっているかどうか? 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月21日(木)14時50分23秒


>もし、今回有罪判決が出ていたらどうしていましたか?

有罪判決が出ていたら「裁判員制度と結び付けて考えなかった」と思います。
控訴審でひっくり返ってくれれば良いな」と思うでしょう。
今回、無罪判決が出たから、裁判員制度ならどうなっていたか?と考えた訳です。

公判内容を詳細に載せたblogもあります。
その内容から、私は、当初から無罪判決が出るだろうと予想していました。
しかし、同時に、裁判官がまともな判断をしなかったら有罪判決も有り得る、
とも考えていました。



                                                                                                                                                              • -

つまり 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月21日(木)17時35分24秒


この件と裁判員制度は関係ない、でよろしいですね?



                                                                                                                                                              • -

刑事裁判は 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)19時58分31秒


原則として、「被告人は推定無罪である」という大原則からスタートします。
これは法学部出身の人間であれば、「イロハのイ」の常識です。

今回の場合に当てはめると、被告人が取った措置が、
「最善とは言えないまでも、有罪とするだけの過失行為とは言えない」として、
「無罪」の判決となりました。

※検察当局は、当初は「有罪とするだけの過失行為」になる、と自信マンマンだったようですが、
 裁判が進行するにつれて「徐々に自信を無くしていった」そうです。

しかし、一般人は「被告人は推定無罪である」というイロハのイを知らず、というより
「被告人は推定有罪である」とすら、思っている。
「疑わしきは被告人の利益に」でなく「疑わしきは有罪に」と考えている人が多い。

裁判官が説得すりゃいいじゃないか、とくろだ様はおっしゃいますが、新潟地裁の模擬裁判では、
このような「司法裁判の大原則」を裁判員役の市民に散々説明しても、市民側が
「全く聞く耳を持たなかった」ため、「このような制度は危険極まりない」ということで
新潟県弁護士会は制度延期の決議を行ないました。

言うなれば、
「職業裁判官裁判であれば、今回のように無罪判決の確率が高くなったと考えられるが、
 裁判員裁判なら有罪判決の確率が高くなった」といったところです。



                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)20時09分30秒


>最近の「変な地裁」では、「違法性を認めるが賠償請求は却下する」
>という形で判例を作る困った裁判官が存在します。

これ変な判例ですか?
「違法性がある行為」は全て民事上の賠償請求が生じる、とは言えないでしょう。

というか、「違法性」という表現は、
「違法と断言はできないが、限りなく違法に近いグレーゾーン」というべきか。

つまり、地裁としては、当事者に対して
「違法と断言できないので損害賠償は却下してあげるが、限りなく違法に近いので、
 今後は再発しないよう善処すべし」と警告を与えた、ということでしょう。

別に「困った裁判官」とも思えません。



                                                                                                                                                              • -

万死に値する福島県警毎日新聞 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)20時31分14秒


http://www.j-cast.com/2008/08/21025512.html

>「メディアが『医療崩壊』を招いた」との指摘が相次ぐなか、帝王切開手術中に妊婦を死亡せたとして
>担当医師が逮捕・起訴された「大野病院事件」については、様子が若干異なるようだ。
>無罪判決から一夜明けた各紙の社説を見ると、きわめて慎重で、「医師逮捕までする必要あったのか」と
>する論調も目立つ。
>判決に肯定的なのが、朝日・読売だ。
(中略)
産経新聞も(中略)と、逮捕・起訴が強引だったことを遠まわしに批判。

>前出の4紙と、立ち位置が異なっているように見えるのが、毎日新聞だ。他の複数の新聞が、
>事件をきっかけに「医師の産科離れが進み、医療側からは『医療が萎縮する』との反発の声が上がった」
>といった経緯を紹介している一方で、毎日新聞
>「こうした考え方が市民にすんなり受け入れられるだろうか」
>と、疑問を投げかける。さらに、「警察権力は医療にいたずらに介入すべきではない」としながらも、
>「県警が異例の強制捜査に踏み切ったのも、社会に渦巻く医療への不信を意識したればこそだろう」
>と、警察の姿勢を全国紙の中では唯一擁護しているともとれる文面だ。

この毎日新聞は、「東の大野病院事件、西の大淀病院事件」と言われる
奈良県大淀病院事件」を「大々的に報道」して、「奈良の産科を崩壊させたA級戦犯」である。

ウィキにすら書かれている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B7%80%E7%94%BA%E7%AB%8B%E5%A4%A7%E6%B7%80%E7%97%85%E9%99%A2%E4%BA%8B%E4%BB%B6

A級戦犯は、自らの過去を総括することを全くせずに、シンパ?である福島県警の擁護に終始する。

http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/03/14315_8252.html

>いや〜、毎日新聞って、いい会社ですね。
>誰も自分たちの書いたことに責任を取らないで
>平気で賞を受けるんだもの。
>というわけで、
お産難民として苦しんでいる近畿圏の妊産婦とご家族の皆様には、
毎日新聞の不買を推奨いたします。
に激しく同意。



                                                                                                                                                              • -

川島×横見 対談本 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)20時45分27秒


我らが川島先生が、全駅下車の横見浩彦氏と対談した本が出版されたので、
池袋ジュンク堂で「座り読み」した。

※新刊の「超・新幹線が日本を変える」はゲットしましたよ。

http://kageri.air-nifty.com/seoul/2008/07/post_c586.html
がこの対談の雰囲気をよく伝えている。

>鉄道ファンから見ると、横見さんと川島さんというのは、変わった取り合わせだ。
>横見さんは古い駅舎や車輌、ローカル線を好む「国鉄派」の乗り鉄で、
>川島さんは都市鉄道や民鉄を中心とした特急列車に造詣の深い評論家。
>この2人が「日本の魅力ある列車」について語ったところで、
>話はどこまでも平行線をたどりそうな気がしたのだが……

>やっぱり、ほとんどの話題で意見が合っていなかった。

>たとえば、滝川発釧路行きの、日本最長距離鈍行について。
国鉄型のキハ40のボックスシートに収まり、北海道の車窓風景を楽しむ8時間の汽車旅だ。
富良野や帯広では長時間停車するので、駅弁を購入したり、駅前の散策も楽しめる。
>僕から見ると、何とも魅力的な列車だ。

>横見さんも、基本的には僕と同じで、その魅力を川島さんに力説する。

>「たくさんあった長距離鈍行の名残として、話題になりますよ!」
>「車内でのんびり過ごすのが憧れなんです」
>「乗っているうちに、我が家のような愛着が湧いてくるんです」

>横見さん、仰る通りなんだけどね……。横見さんはパッションで力説するため、
>その思いは川島さんには全然伝わらない。まるで、長嶋茂雄の解説を聞いているようだ。

>「8時間あったら、函館から東京まで行けますよ」
>「時間のムダって感じも……」
>「ディーゼルカーじゃうるさいしね」

>いやいや、川島さん、そうじゃないですよ!
ディーゼルカーのあの音が良いんじゃないですか!
>気がついたら、僕も川島さんに突っ込みを入れていた。

>逆に、川島さんが得意な通勤電車や民鉄の話になると、横見さんに突っ込みを入れたくなる。
>横見さん、「江○○百貨店」っていつの時代の話ですか!

>そんなノリが、約190ページ、68テーマに渡って続く。
>ひたすら情念で語る横見浩彦、データと理論で冷静に語る川島令三
>まあ、同じ鉄道ファンでもこれほど違うものかと楽しめること間違いなしだ。

で小生は、というと
「8時間の長距離鈍行に乗ってみたい」と思う一方で、
「鉄道はすべからく改良すべし」という川島イズムにも漬かっている。

自己分析してみると、幼少時に「島本町国鉄線路沿いに住んでいた」ため、
国鉄的のんびり列車」も、「インターアーバン競争的列車」も、両方目にしながら育ったので、
このように「両刀使い」になったのでは、と思う。



                                                                                                                                                              • -

川島令三ぐぐると 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月21日(木)21時00分38秒


小生の「鉄道御三家」の記事が第7位表示されている・・・

因みに「種村直樹」でぐぐると6位表示。

但し「宮脇俊三」でぐぐっても、100位以内に入らない。



                                                                                                                                                              • -

re:川島×横見 対談本 投稿者:通りすがり 投稿日:2008年 8月21日(木)22時49分50秒


>データと理論で冷静に語る川島令三

この一文に激しく違和感を感じます・・・。
いや、管理人さんの文章ではないですが。



                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:じずー 投稿日:2008年 8月21日(木)23時26分36秒


通りすがり さま
http://hdrr.asablo.jp/blog/

の、
==
読めば読むほど「自分の感じたこと=(社会全体でコンセンサスが得られた、実現可能である)正しい意見」といった傲慢さを、自分は川島の文章から強く感じます。

を読んで大笑い。



                                                                                                                                                              • -

危険極まりない 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月22日(金)05時37分8秒


> 裁判官が説得すりゃいいじゃないか、とくろだ様はおっしゃいますが、
> 新潟地裁の模擬裁判では、このような「司法裁判の大原則」を裁判員役の
> 市民に散々説明しても、市民側が「全く聞く耳を持たなかった」ため、
> 「このような制度は危険極まりない」ということで新潟県弁護士会
> 制度延期の決議を行ないました。

それ、新潟県弁護士会が「自分が無能なので裁判員制度をやられると困る」
ってだけなのでは...



                                                                                                                                                              • -

公式参拝裁判などでよくある光景です 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月22日(金)05時40分17秒


>> 最近の「変な地裁」では、「違法性を認めるが賠償請求は却下する」
>> という形で判例を作る困った裁判官が存在します。

> これ変な判例ですか?

これやると、判例を上位の裁判所で覆したくても原告が勝ってるので
控訴・上告できなくなっちゃうんです。

で、それを錦の御旗にして宣伝するという...



                                                                                                                                                              • -

あじあ号様の代理投稿なので、小生の本音とは相当ことなります。 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月22日(金)21時20分44秒


>現在、外科医・小児科医・産科医・麻酔科医等がどんどん減っていますが、理由

>「なり手がいない」からです。
>「なり手がいない」原因は、いままでの医療関連の(刑事・民事)裁判にありま
す。
>医者が最善の仕事していても、結果が悪ければ、裁判で有罪の判決を受ける
この議論、医師サイドからよく聞くのですが、法律サイドとしては、そのまま受け
取れないのですよ。
>医者が最善の仕事していても、結果が悪ければ、裁判で有罪の判決を受ける(べ
き)
こんなこと主張する刑法学者や検事がいるのですか?単純な老衰で患者が死亡して
、起訴されますか?
言いたくないですが、医師サイドの司法、法律屋批判は、理屈になってなくて異様
なものも多いです。
単に処罰は嫌というだけなら、交通事故を起こしやすい運転手や、パイロット等も
我々も
嫌だと言い出しますよ。
運転手やパイロットのなり手が減ったら、過失で事故を起こしても処罰するのは止
めようということになるの?
また、冷酷に言えば、ある人が医師になりたくないというのなら、別の人を医師に
すればいいのです。
他の業界なら、そういわれるのではないでしょうか?何故医師は別なの?
ただ、医師の中で、産婦人科や小児科になる医師が少ないという問題は、医療報酬
等で対処しないと
いけないと思いますが。

医師免許という参入が極めて困難なハードル(もちろん、必要ですが)があること
で、不必要な
ネゴシエーション力を医師に付けるのは変です。
警官にスト権を与えたら、公務員の中では、警官だけ突出した給料になるという予
想がありますが、
それと同じでは?これは正義ですか?
ネゴシエーション力があるから、報酬(待遇)を高めるべきというのは、とりあえ
ずの対応でしかなく、
やはり、本来あるべき報酬(待遇)に引き戻すべきです。
私見では、医学部の定員を必要医師よりも多くしてはどうでしょうか?
そうすれば、医師になりたくないという人間は、無視して、必要な医師を確保でき
ます。



                                                                                                                                                              • -

どうも自分と違う意見の人の代理投稿するのは 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月22日(金)21時42分54秒


座り心地が良くない。
はやくパソコン修理しなさい>あじあ号さま

あじあ号様の意見は、確かにスジは通っています。正論です。

しかし、「正論」を通すことによって予想される「未来」は、
まず間違いなく「医療崩壊」です。

医師の養成といっても、5年や10年でできる話じゃない。
最低20年はかかる話であり、しかし産科難民は「目の前の危機」です。
とても20年も待っていられない。

論理の世界で生きる学界や評論家の会話なら、「正論」でいいでしょう。
しかし、政治家は「結果に責任」を持たなければいけません。
「正論」を通すことにより、崩壊した結果が確実に見えているのであれば、
その「正論」は通すべきではありません。

正論じゃないクセ球、変化球を投げることにより、結果を収めるのが政治の役割です。

「結果に責任を持つのは立法府(と行政府)の役割であって、
 司法の役割ではない」との反論が来そうですが、小生は司法も結果に
責任を持つべきだと思います。

特に刑事訴訟の目的は、「当事者の懲罰」が目的ではなく
犯罪予備軍に対する警告発信による犯罪防止」が目的であるはずであり、
ということは「結果のために判決を考えるべき」なのです。

枝野先生、あの人民主党代表選不出馬のようですが、
ハンセン病は行政府の責任ではなく立法府の責任である」という
正論を唱えています。
しかし、枝野先生は正論オンリーの人ではない。
例の大野病院事件では、
「このような事案こそ、内閣が指揮権発動して、検察による医療介入を
 阻止すべきだ」と語っているのです。

指揮権発動、というのは、少なくとも正攻法ではない。
違法とはいいませんが、かなりのクセ球です。
しかし、結果のためにクセ球を投げろ、という主張です。

まあ、官僚の方が勝手にクセ球を投げるのは良くないので、
立法府である国会においてクセ球の議論をした方がいいのでしょうか。



                                                                                                                                                              • -

捨てネタ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月22日(金)22時05分28秒
   編集済


明日関西に行かなければいけないが、18が1回余っている。
(1回は産総研に使い、1回は葛野川発電所に使った)

1.大人しく東海道を乗り継ぐ
  以前だったら「え〜東海道なんてつまらない〜」と思ったと思うが、
  最近は鈍行に乗車すること自体ご無沙汰なので、東海道乗り継ぎの旅も
  新鮮に感じるかもしれない。

2.東海道を乗り継ぐが、名古屋で未乗車線を潰す。
  ・あおなみ線
  ・空港線
  ・リニモ
  ・上飯田線
  ・名城線環状開業部
  が未乗だ・・・
  (というか、一旦愛知の鉄道を制覇した後に、相次いで開業した)

3.久しぶりに大井川鉄道に立ち寄る

4.中央線を経由する。
  「ホリデー快速ビューやまなし」「ナイスホリデー木曽路」を
  いかに使いこなすか。

5.南アルプススーパー林道をバスで突っ切る。
  これ長年の夢なんですが。
  甲府〜広河原〜北沢峠〜戸台口〜伊那市
  しかし、伊那市から先、飯田線に乗っていてはその日のうちに
  関西には着けない・・・
  伊那市から名古屋まで高速バスに頼る必要があります。

6.飯田線を経由する。
  当日のうちに関西着くのか?

・・・等々、妄想が尽きませんが、あと7時間後にはどのルートにするか決めなければ
ならず、悩ましい・・・

P.S.川島令三氏は1.〜6.のいずれも選択肢外なのか?



                                                                                                                                                              • -

大野病院事件は 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月22日(金)23時51分49秒


最善ではなかったが、刑事罰を課す程の違法性がなかった、逆に言えば民事上の責任はあるのかも、と誤解していた。調べてみると加藤医師は教科書通りの適切な処置、最善の処置を施したようだ。これで有罪になったとしたら、どうかしている。



                                                                                                                                                              • -

あじあ号さまへの反論 投稿者:diggy 投稿日:2008年 8月22日(金)23時53分33秒


>>医者が最善の仕事していても、結果が悪ければ、
>>裁判で有罪の判決を受ける(べき)
>こんなこと主張する刑法学者や検事がいるのですか?
>単純な老衰で患者が死亡して、起訴されますか?

さすがにそんなことを主張する刑法学者や検事がいるとは思いませんが、
今回の裁判は「単純な老衰で患者が死亡して、起訴」と同等のことを
やってしまったのが問題と考えます。

>単に処罰は嫌というだけなら、交通事故を起こしやすい運転手や、
パイロット等も我々も嫌だと言い出しますよ。

例えば、新大久保駅で3人が電車に引かれて死亡した
有名な事件がありますが、あの事件で、電車の運転士を
「3人を過失致死させた」罪で起訴していたら、
「我々も嫌だと言い出す」でしょう。

>運転手やパイロットのなり手が減ったら、
>過失で事故を起こしても処罰するのは止
>めようということになるの?

そもそも今回の件は「過失」ではなかったのです。
過失ではないものを処罰するのはやめよう、ということです。

私見では、医学部の定員を必要医師よりも多くしては
>どうでしょうか?
>そうすれば、医師になりたくないという人間は、無視
>して、必要な医師を確保できます。

リスクの少ない内科医は増えるかもしれませんが、
医学部の定員を増やしたところで、産婦人科の志望者
が増えるとは思いません。

…大相撲の力士の人材難で相撲協会は困ってるみたい
ですが、相撲部屋への入門者を増やせば、解決します
かね? そもそも入門者がいないから困ってるのだと
思いますけど。

仮に、医学部を最初から診療科別に募集したとすれば、
産婦人科コース」の定員をいくら増やしたとしても、
定員割れになると思います。



                                                                                                                                                              • -

検察は 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月23日(土)00時00分46秒


胎盤剥離は不適切、子宮摘出すべきだった、とした。しかしその意見書を書いたのは子宮腫瘍の専門医であって周産期の専門医ではなかった。周産期医の教科書では胎盤剥離が適切処置となり、逆に子宮摘出は後に訴訟リスクを抱えることになる。



                                                                                                                                                              • -

まさに 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月23日(土)00時17分17秒


単純な老衰死を逮捕したようなものです。逮捕する警察も起訴する検察も、本当に公判維持できると思っていたのか?不思議だ。



                                                                                                                                                              • -

過失か、過失でないかの判断 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月23日(土)00時46分47秒


だいぶ前から疑問に思っているのですが、どのような場合に過失が指摘されるべきか。
法律はなんかしゃくし定規に決めている気がするが、やむを得ないのか?

今回のケースは別にしても、医師に対しても医療ミスの刑事責任を問うべきです。
これまではしゃくし定規に、悪質なケース(カルテ改ざんなど)以外は基本的に
咎めなしだった。民事は別だが。

かなり高齢の産婦人科医の扱ったお産が数回連続して、死産となったときは
産婦人科学会だかが、その医師に医療行為をやめるように勧告しただけだった。
きちんと統制するシステムが必要だと思う。

ところで
・屋上に白色プラスチック製の天窓を設計したら、小学生が乗って転落死した。
 設計者はお咎めなし。学校には管理責任?

・マイクロバスで高速道路を走行中。ドア付近にいた小学生がドア付近のレバーを
 引いたらドアが開いて、転落死。
 運転手逮捕。トヨタのマイクロバス設計者はお咎めなし。

・高速道路を乗用車で走行中、なぜか走行していた自転車の老人をはねて死亡させた。
 運転手逮捕。

・幹線道路で男性がトラック前に飛び出して(飛び込んで?)死亡。
 運転手逮捕。

・電車が踏切で止まった車と衝突。車の運転手死亡。
 電車の運転士はお咎めなし。
 しかし、踏切が遠方から見通せる場合は電車の運転士にも過失があるのでは。

医師以外の世界では
>>教科書通りの適切な処置、最善の処置
をしても、結果が死亡、重傷事故の場合、業務上過失致死、傷害罪に問われて
しまっているケースが多いように思う。

たとえば、車同士の事故の場合、信号無視以外は、両者に過失があるとされる。
過失割合に違いはあるが。
普通に走ってて、暴走車に追突されても、追突された側の過失が2割なんて話もある。
信号無視の歩行者をはねたら、車の過失が4〜6割つうのも、現実的には無理な注意義務。

今回の医療事故も、現実的には無理な注意義務のラインにあるような気がする。
こんな場合には刑事裁判以外のシステムがあればよいのにとおもう。



                                                                                                                                                              • -

Re: 過失か、過失でないかの判断 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月23日(土)05時26分6秒


> こんな場合には刑事裁判以外のシステムがあればよいのにとおもう。

民事裁判ではダメなんでしょうか? こういう問題は犯人を収監したら
解決するという問題ではないのでは。

あとは免許の更新制ですかね。教員免許を塩漬けにしてる私が言っても
説得力ないかもしれませんが。



                                                                                                                                                              • -

静岡都市圏は 投稿者:スルッとKANTO@東海道 投稿日:2008年 8月23日(土)13時07分17秒


10分毎に電車が来るが浜松都市圏は20分毎にしか来ない。しかもツーマン運転。短編成ワンマン化して10分毎にできないか?



                                                                                                                                                              • -

Re: 過失か、過失でないかの判断 投稿者:diggy 投稿日:2008年 8月23日(土)13時15分13秒


>医師以外の世界では
>>>教科書通りの適切な処置、最善の処置
>をしても、結果が死亡、重傷事故の場合、業務上過失致死、傷害罪に問われて
>しまっているケースが多いように思う。

「医師以外の世界では」とおっしゃいますが、例示されているもののうち、
「お咎めあり」なのは「車の世界」だけなような気が…。むしろ、車の世界
が特殊なのでしょう。

医師の世界と車の世界以外では、人が死ぬこと自体が少ないですから、
一般化して論じるのはちょっと難しいですが、よっぽどの過失でないと、
個人が逮捕・起訴されることはないと思います。
(企業が民事で責任を問われることは多いですけど、それは別の話)



                                                                                                                                                              • -

Re:つまり 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月23日(土)14時00分42秒


>この件と裁判員制度は関係ない、でよろしいですね?

元々は関係ない話です。
裁判員制度に引っ掛けたらどうなるか」をシミュレーションしただけです。

パソコンの調子が悪くて(言い訳^^;)、回答遅くなり、申し訳ありません。



                                                                                                                                                              • -

裁判員制度の反対理由に、 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月23日(土)14時03分6秒


「参加したくない」を挙げましたが、他にも理由があります。

そもそも、裁判の素人に裁判を任せるのはまずいと思います。
電車の運転士や消防士・警察官などは、その職業を遂行するために必要な知識や技術
の教育・訓練を受けて、一人前になってから業務を行なっています。
裁判官も、他の職業も、専門職なら同様でしょう。

一般の人は、裁判官になるための教育や訓練を受けていません。また、経験もありま
せん。
そういう人に、いきなり裁判をやらせるのは、無理があるでしょう。
一生に一度、多くても5年に一度の裁判では、裁判に慣れる事も無いでしょう。



                                                                                                                                                              • -

あじあ号様へ 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月23日(土)14時07分39秒


>>医者が最善の仕事していても、結果が悪ければ、裁判で有罪の判決を受ける(べき)
>こんなこと主張する刑法学者や検事がいるのですか?単純な老衰で患者が死亡して
>、起訴されますか?

話が飛躍しています。結果として有罪判決を受けている、と言っているんですけど。
下の判決なんか、おかしいと思うんですけどね。
http://blogs.yahoo.co.jp/beretta_dt10trap/8150358.html
下のは、刑事では過失を認めているけど無罪判決ですが、民事では過失を認めていま
せん。
http://horafukiotoko.blog123.fc2.com/blog-entry-67.html
そもそも、何故、起訴されるのか不思議です。

>運転手やパイロットのなり手が減ったら、過失で事故を起こしても処罰するのは止
>めようということになるの?

ここでは、処罰を止める話は出ていないでしょ。

現実に研修医が、外科医・小児科医・産科医になるのを避けていますが、その理由の
一つに裁判のリスクがあるんです。

>また、冷酷に言えば、ある人が医師になりたくないというのなら、別の人を医師に
>すればいいのです。
>他の業界なら、そういわれるのではないでしょうか?何故医師は別なの?
>ただ、医師の中で、産婦人科や小児科になる医師が少ないという問題は、医療報酬
>等で対処しないと
>いけないと思いますが。

そもそも、医師になりたがる人が少ないのが問題でしょ。
1年365日完全拘束では、報酬の問題じゃなくなりますよ。
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/2006/08/post_fe86.html
いくら給料を上げても、なりたがらないのは、どうしようもないでしょう。
それから、大学病院所属の医師は、給料だけなら年収300万程度です。

私見では、医学部の定員を必要医師よりも多くしてはどうでしょうか?
>そうすれば、医師になりたくないという人間は、無視して、必要な医師を確保でき
>ます。

実際には、登録数だけなら、医師の数は年々増えています。
それでも、特定の科の医師が、徐々に減っているんです。
最近、医学部の定員を増やす話は出ていますが、特定の科の医師不足解消に効くかは
疑問です。
そもそも、入学してから医療の第一線で働けるようになるまでに最低でも6年は必要
です。
入学してから一人前になるには、10年近い期間が必要です。



                                                                                                                                                              • -

リニモ初乗車 投稿者:スルッとKANTO@リニモ 投稿日:2008年 8月23日(土)15時04分37秒


新交通とあまり変わらん



                                                                                                                                                              • -

愛環で 投稿者:スルッとKANTO@東山線 投稿日:2008年 8月23日(土)15時25分14秒


列車ロケーションディスプレイがあったのが目新しい。



                                                                                                                                                              • -

愛知の未乗線が 投稿者:スルッとKANTO@一宮 投稿日:2008年 8月23日(土)16時06分33秒


心残りであるが、関西から執拗にいつ着くのかと電話が入るので、名古屋圏を後にする・・



                                                                                                                                                              • -

れ:浜松都市圏 投稿者:う〜ん… 投稿日:2008年 8月23日(土)22時27分15秒


管理人さんへ

浜松から東側は10分ヘッドで来ますよ。
浜松から西側の本数が少ないのは、愛知県との県境を越えるためです。ここに限らず県境は本数が減るのが普通です。他にも大垣−米原間や姫路−岡山間などがあります。



                                                                                                                                                              • -

振り子式電車 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月23日(土)23時25分0秒


最近、中公新書の『電車の運転』つう本を読んだのだが、なかなかおもしろかった。
JRの運転士を定年退職した人が著者だったので、ほかの本に書いてなさそうなことも
書いてあった。新書が粗製乱造ぎみだが、中公新書はクオリティが高いように思う。

その中で、意外に思ったのが、振り子式電車の話。
「振り子式を採用することにより、カーブでスピードアップできるので時間短縮できる」
は正しいのだが、振り子式にしたから、遠心力で脱線しにくくなるわけではないとのこと。
むしろ、遠心力による脱線の危険性は振り子式の方が高まる。

振り子式は、乗客の乗り心地をよくするのがメインのもので、振り子式でない車両で
振り子式と同じ速度で運転しても、遠心力で乗客が乗り心地が悪くなるだけだという話だった。

これは、確かなんだろうか・・・。



                                                                                                                                                              • -

振り子式追記 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月23日(土)23時32分4秒


振り子式電車というと、「台車と車両の間にコロがあって」という説明が先にされることが
多いが、「車両の重心よりも高い位置に、台車と一体化した支柱と車両を接続する支点が
ある」ので、振り子のように車両が遠心力で内側に傾くという説明があるべきだと思った。

違うのか?



                                                                                                                                                              • -

元某省母子保健課 投稿者:あじあ号 投稿日:2008年 8月24日(日)01時34分48秒


>>医者が最善の仕事していても、結果が悪ければ、裁判で有罪の判決を受ける(べき)
>話が飛躍しています。結果として有罪判決を受けている、
同じ文章で違うことをお互い主張しているようです。
結果として処罰されている(貴兄主張)と、「処罰されるべき」との主張はない(当方)。
まあ、後は、個々の事件ごとに考えるしかないですが、医学は正直判らなくて。
あと、上げられている事件は、そもそも民法刑法の過失に当たらないという主張の
ようですが、それが正しいのなら、責任を負わなくて当然で、医師不足云々の理由を
言うのは必要ないし、下手すると、医師が足りないから、過失に目をつぶれという
主張かと思っちゃいますよ。(そうなの?)

堅い話は、さておき、中公新書は、私も大好きです。
岩波新書が、余りにもそのときどきのトピックを取り上げる傾向にあるのに対し、
落ち着いた内容の濃いものを出している感じがします。
ちなみに、中公新書は、レイルウェイライターの宮脇俊三氏が中央公論社勤務時に
発刊させたものだそうです。さすが!!
また、中公新書「電車の運転」は、元JR運転手が書かれたもので、私も面白く読み、
そのあと、スルッとKANTO氏にお送りしましたが(読んだか?)、ひょっとして、
技術的におかしな点があるのでしょうか?
最近は、本のおかしな点は、amazonの書評欄に載るので、助かります。



                                                                                                                                                              • -

弁護士 投稿者:あじあ号 投稿日:2008年 8月24日(日)01時37分29秒


弁護士資格のある者の増員に一部反対があるようですが、医師不足と対比するとどうでしょうか?
その要請コストを本人と国のいずれが負担するかが違うし、専門性もやや違いますが、
参考になる点はないかな?



                                                                                                                                                              • -

医師の不満 投稿者:あじあ号 投稿日:2008年 8月24日(日)01時42分16秒


医療過誤について、医師の不満を伺うと、法学部卒業生が、自分たちの医療について
判断することが不満とのことがあるようです。
別に法学部卒業生が裁判を何でも決めるわけではありません。
法律は国会(医師の議員もいる)が決めるし、航空事故、鉄道事故等々技術色の強い
事件も医療事故同様、司法が判断します。

以下、偏見かも知れませんが、お医者さんはプライドが高いので、自分たちのことを
他のグループに判断されてたまるか!という不満がすごく強いようです。
最近の医療過誤事件の医師の反発をみると、どうもそういう感じがします。
他の分野の事故は、裁判所できちんと裁いてもらえばいいという感じですが。



                                                                                                                                                              • -

県境は本数が減るのが普通 投稿者:あじあ号 投稿日:2008年 8月24日(日)01時51分13秒


京都、大阪、兵庫を通る東海道線は県境で本数が減らないようです。(現地人です)
まあ、ほとんど一体化しているゾーンなので、それでいいのですが、東海地区は
県境というのが、それほど交通量でも少ないのでしょうか?
それとも別の理由で本数が少ないの?



                                                                                                                                                              • -

教員免許 投稿者:あじあ号 投稿日:2008年 8月24日(日)02時25分51秒


くろださんは、お持ちなのですか?小学校ですか?中高ですか?
いや、からかっているのではなく、最近教育学部の大学の先生と勉強会を良くするのです
が、中学、高校の科目ごとの免許を出せる大学は結構ありますが、小学校免許は、
全ての科目を大学で教えないといけないので、出せる大学は少ないそうです。
例えば、東大では無理。
東大でも、理系の修士卒や、文学部系統の学部卒の方は、お持ちの方もいるらしいですが、
法学部で持っている人なんて聞いたことないな、。
知り合いで、東大法卒で、母校の先生になるとき、免許がないので、あわてて地方私大に
入り直したらしい。



                                                                                                                                                              • -

Re: 教員免許 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月24日(日)05時32分44秒


高校(工業)の免許です。工学部で、教職関係の授業を受けて
教育実習に行けばわりと簡単に単位が揃います。

小学校はかなり大変らしいです。音楽の授業に対応するために
楽器が弾けないといけないそうなので。



                                                                                                                                                              • -

Re: 県境は本数が減るのが普通 投稿者:diggy 投稿日:2008年 8月24日(日)05時58分5秒


「県境がある」「移動の需要が少ない」「列車の本数が少ない」は、互いに因果関係にありますが、どちらが元かというと、「卵が先か鶏が先か」の議論になってしまいますね。

以下、矢印(→)で示す因果関係について考察したいと思います。

(1) 移動の需要が少ない→県境がある(○)
 歴史的には、一部の例外を除き、往来の少ない場所が国境(くにざかい)となり、
 多くの県境は国境が引き継がれたわけですから、移動の需要が昔の傾向を
 引きずっていれば、因果関係があります。

(2) 県境がある→移動需要が少ない:(△)
 行政活動や、それに付随する民間の活動を考えると、少なからず因果関係は
 あるはずですが、やや弱いか?

(3) 移動需要が少ない → 列車本数が少ない(◎)
 需要が少なければ本数が少ないのは当然。

(4) 列車本数が少ない → 移動需要が少ない(○)
 不便であれば、結果的に需要も少なくなるでしょう。

(5) 県境がある → 列車の本数が少ない(−)
 これが直接の因果関係になるのは、公営交通/補助金を受けているケース/許認可
 がややこしいケースが考えられますがJR東海には当てはまりません。

(6) 列車の本数が少ない → 県境がある(×)
 列車の本数が少ないから県境を引いた、という因果関係がないのは、確実に言えます。
 ただ、今後道州制となる場合に、本数が少ないから州境を引く、というのはありえるかも。

よって、県境がある⇔本数が少ない、の理由は下記の関係によるものと考えられます。

需要少→県境
↓↑
本数少

なお、県境で本数が減るのは、たいてい普通・快速列車だけであって、新幹線や特急は
この範疇には入らないですね。(東北新幹線那須塩原でちょっと本数が減るくらいか。)



                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:スルッとKANTO@高槻 投稿日:2008年 8月24日(日)07時40分59秒


島田から豊橋まで20分に1本のはずですが。



                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:じずー 投稿日:2008年 8月24日(日)09時21分50秒


まるさま
> 「振り子式を採用することにより、カーブでスピードアップできるので時間短縮できる」
> は正しいのだが、振り子式にしたから、遠心力で脱線しにくくなるわけではないとのこと。
> むしろ、遠心力による脱線の危険性は振り子式の方が高まる。
 昔のアニメでよくあった「自転車屋さんのそば屋の出前持ち」を連想していただければ。
 一番安定するのは、手のひらとお盆をがっちりと固定しているのが良いわけですが、カーブでは確実に減速するしかない。
 高速で曲がるには、体を傾ける必要があるけど、そのままではそばは倒れる。手のひらを絶妙に傾けないと、ダメ。そうすると、今度はお盆と手をがっちりと固定するわけにはいかないわけで、手のひらにある程度の自由が利く分、安定性は落ちる。
「そばを倒さないようにより高速に走る」わけで、「より高速に走る」はむしろおまけ。

http://www.shikoku.org.uk/JR/CAR/HURIKO/HURIKO.htm
> 中公新書は、レイルウェイライターの宮脇俊三氏が中央公論社勤務時に
> 発刊させたものだそうです。さすが!!
 レイルウエイライターは、種村氏固定の肩書きですが…まあいいか。
 角本良平東海道新幹線』が入っているのがキメテですな。
> また、中公新書「電車の運転」は、元JR運転手が書かれたもので、私も面白く読み、
> そのあと、スルッとKANTO氏にお送りしましたが(読んだか?)、ひょっとして、
> 技術的におかしな点があるのでしょうか?
 特には見つからなかったですね。



                                                                                                                                                              • -

あじあ号さま、すみません 投稿者:じずー 投稿日:2008年 8月24日(日)09時35分24秒


先の書き込みで名前を落としてしまいました。

中公新書 の1964年の「列車ダイヤの話」、阪田 貞之氏が著者となってはいるけど、所々宮脇氏がゴーストになってるのではないかと思われる表現も。
(閉塞区間の説明で、トイレをたとえに用いたところが特に)

 KKベストセラーズの「超・新幹線」の編集のひどさを見たら、泣くぞ>宮脇先生。

> 最近は、本のおかしな点は、amazonの書評欄に載るので、助かります。
 政治・歴史モノはイデオロギー対決になっておかしな事になることもままあるけど(さすがに「嫌中国流」が販売前に星5つだったのは)技術ネタなら心配はいりませんな。



                                                                                                                                                              • -

電車でレールを伝って電気を戻す 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月25日(月)12時40分23秒


という話を子どものときから聞いているのですが。

今のところ次のようなところまで認識できました。

鉄は銅やアルミに比べると抵抗が大きいが、鉄製レールの断面積は大きいので
架線などと比べると単位長さあたりの抵抗は小さい。
(抵抗は断面積に反比例)

事実上、レールと人体との電位差がほとんどないので、レールを触っても感電しない。

レールには継ぎ目に隙間ができるので、その部分を電気がきちんと流れるよう
銅線でつないである。

レールには数十から数百アンペアの大電流が流れている。

しかし、いまだによくわからないのが、
レール同士をつないでいる銅線を外して、銅線の代わりに手でつないだら
感電死するかどうかということ。変わりに地絡するから、感電はしないのか。
また、銅線を外すときにはアークがとんだりするのか。

レールにこれほど大電流が流れていると、相当の磁界が地面近くにできるはずだが
レールの上にクレジットカードを落としたら壊れるのか。



                                                                                                                                                              • -

京都市のコンビニ規制だが 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月25日(月)19時49分43秒


仮に「条例化」された場合、「コンビニ」の定義は何なのか?
具体的には、24時間スーパーとの違いは何なのか?

コンビニ側が規制された場合、規制逃れの手法として
「この店舗はコンビニではなくスーパーマーケットです」と
言い逃れできたりするのではないか?

店舗面積で定義するのだろうか?



                                                                                                                                                              • -

教員免許について 投稿者:時を娶ろ 投稿日:2008年 8月26日(火)01時56分27秒


> あとは免許の更新制ですかね。教員免許を塩漬けにしてる私が言っても説得力ないかもしれませんが。
> くろださんは、お持ちなのですか?小学校ですか?中高ですか?
> 高校(工業)の免許です。

教員免許更新制が導入されたが、新旧で扱いが異なることに留意されたい。
教員免許に10年の期限が付されるのはあくまでも新保持者です。
旧保持者は更新講習を受けて修了認定を得ないと教壇に立てないだけで
免許そのものが失効するわけではありません。



                                                                                                                                                              • -

Re: 京都市のコンビニ規制だが 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月26日(火)07時07分32秒


> 仮に「条例化」された場合、「コンビニ」の定義は何なのか?
> 具体的には、24時間スーパーとの違いは何なのか?

http://www.super.or.jp/q_and_a.html
全国スーパーマーケット協会によるスーパーマーケットの定義

> コンビニ側が規制された場合、規制逃れの手法として
> 「この店舗はコンビニではなくスーパーマーケットです」と
> 言い逃れできたりするのではないか?

規制の目的から考えると、「深夜営業店舗に関する条例」に
なるんじゃないでしょうか。



                                                                                                                                                              • -

島田〜豊橋 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月26日(火)08時00分59秒


管理人さん:
> 島田から豊橋まで20分に1本のはずですが。

掛川から浜松までは1時間に1本増え、1時間に4本あります。
おそらくこだま接続用。



                                                                                                                                                              • -

医師不足問題 投稿者:時を娶ろ 投稿日:2008年 8月26日(火)22時26分46秒


過去には、『医師過剰』対策として、次のような動きがあった。

昭和57年7月 臨時行政調査会『行政改革に関する第3次答申』
第2部−第1章−2−(2)−ウ−(イ)
『医療従事者について、将来の需給バランスを見通しつつ、適切な養成に努める。特に、医師については過剰を招かないよう合理的な医師養成計画を樹立する。』

昭和57年9月 閣議決定『今後における行政改革の具体化方策について』
第3−2−(3)−ア
『医療従事者については、将来の需給バランスを見通しつつ養成計画の適正化に努める。特に医師及び歯科医師については、全体として過剰を招かないように配意し、適正な水準となるよう合理的な養成計画の確立について政府部内において検討を進める。』

昭和61年6月 厚生省『将来の医師需給に関する検討委員会』最終意見
『昭和70年を目途として医師の新規参入を最小限10パーセント削減すべきである。』

昭和62年9月 文部省『医学教育の改善に関する調査研究協力者会議』最終まとめ
『昭和70年に新たに医師になる者を10パーセント程度抑制することを目標として、国公私立を通じ、入学者数の削減等の措置を講ずべきである。』



                                                                                                                                                              • -

re:医師不足問題 投稿者:あじあ号 投稿日:2008年 8月27日(水)22時33分18秒


うーん。御掲示有り難うございます。
これを見ると、これまで努力してしてきた医師過剰対策を、今回吹き飛ばして
しまう気がします。正直、今回の医師不足を疑ってしまいます。



                                                                                                                                                              • -

三発目の原爆 投稿者:くろだ 投稿日:2008年 8月27日(水)22時59分3秒


きょうのNHK「その時、歴史が動いた」は模擬原爆・パンプキンの話でした。

原爆長崎投下以降(PHASE II)の投下は、パンプキン爆弾そのものが
破壊兵器として使用できるかの試験だったそうです。
8/9以降は割と節操なく名古屋周辺や大阪周辺に落としてるんですが、
これは別に三発目を京都に落とすための行動ではなかったようです。



                                                                                                                                                              • -

re:医師不足問題 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月28日(木)10時14分52秒


その当時の「政府の検討・対策が間違っていた」と、言う事やね。
厚労省は、自分で認めているし。

医師の需給に関する検討会報告書(案)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/06/s0628-8a.html



                                                                                                                                                              • -

桜井淳ふたたび 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月28日(木)11時01分11秒


そもそも「医師過剰」の前提が正しかったのか?
OECD諸国と比較すると当時でも医師は過剰でなかったに相違ないのに、
なぜ「過剰」とされたのか?

日本医師会の政治的圧力に押されたため、といわれても、仕方あるまい。

〜〜〜〜

巷間ではトンデモ寸前の評論家とされている桜井淳氏であるが、
プルサーマルの科学」という本職?の原子力本があったので
図書館で借りた。

核開発反対一辺倒の評論トーンかな、と予想していたのだが、
氏にしては「慎重な物言い」だったので、正直「拍子抜け」であった。

特に氏が「核管理の将来技術として期待したい」と
進めている技術として「放射能消滅技術(放射能核変換)」というのが
紹介されていた。
※「毒を以って毒を制す」、放射性物質中性子等を照射して
 「半減期の短い核種へ変換して」、核物質管理期間を短縮して
 管理を容易にする。

これは東芝等も特許を出し東京工業大学でも研究されているので、
必ずしもトンデモ技術ではないようだが。

鉄道界では人間扱いされていない桜井淳であるが、案外マトモなのか?



                                                                                                                                                              • -

re:医師不足問題 投稿者:diggy 投稿日:2008年 8月28日(木)12時39分10秒


昭和57年〜62年の動きについては、マクロで見れば、正しかったと思います。
実際、都市部の内科や耳鼻咽喉科については、実感的に不足しているとも
思わないですし。

欠けていたのは、地域別・診療科別で見た、ややミクロの視点。
これについては、e10goさんご提示の2006年の報告書にも記載されています。

この視点について、昭和62年の時点で予見できたかというと、
多分できなかったと思うんですね。したがって、
 ・どうすれば早い段階で予見できたか
 ・問題が浮き彫りになった後、どうすれば早い対策ができたか
ということが問題になってくると思います。政府の政策決定について
の深い話ですね。


で、件の2006年の報告書は、よくできてると思います。全体的に
みて、あまり間違ったことは書いてないと思います。しかしながら、
正しいことが書いてあればよいというものではない、というのが
今までの教訓。むしろ「書いていないこと」、すなわち落とし穴
がないかどうかを常に気を配る必要があるということです。

もちろん、その点については、気がついた担当者の人が次回の
検討会の議題に挙げるんだとは思うんですけどね。



                                                                                                                                                              • -

re:医師不足問題 投稿者:e10go 投稿日:2008年 8月28日(木)15時30分38秒


>昭和57年〜62年の動きについては、マクロで見れば、正しかったと思います。

いやいや、この時点で、政府はマクロ的検討を間違えています。

>医師の需給に関する検討会報告書(案)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/06/s0628-8a.html

この冒頭で、

>医師の需給については、昭和45年には、「最小限必要な医師数を
>人口10万対150人とし、これを昭和60年を目途に充たそうとすれば、
>当面ここ4〜5年のうちに医科大学の入学定員を1,700人程度増加
>させ、約6,000人に引き上げる必要がある」とされた。

とあるように、昭和45年時点では「医師数を人口10万対150人」とした
目標は良いとして、昭和57年時点では、この数字では医師不足になる事
は判っていた事です。
何しろ、諸外国(OECD加盟国)では平均で200人を超えていたし、
http://www.kaseikyohp.jp/main/ishifusoku.html
現在でも、日本は低いレベルです。
http://www.hch.coop/hch/syakaihosyou/iryouhoukai.htm



                                                                                                                                                              • -

れ:桜井淳 投稿者:じずー 投稿日:2008年 8月28日(木)19時06分23秒


スルッとKANTOさま
> 鉄道界では人間扱いされていない桜井淳であるが、案外マトモなのか?
 歳を取ってトンデモにはまりこんだ模様です。
http://aquarian.cocolog-nifty.com/masaqua/cat6948025/index.html
を読む限り、
※アク氏の反論に対して反論を返せずに名誉毀損で訴えた。
と、科学者とは思えない行動をやらかしたようで。

 まあ、鉄道事故についてはもう一人トンデモが居るのですが…。
 持論が取り上げられなかったこと&反論に対して、「どこからか圧力が」とか言ってのけたあの方が。



                                                                                                                                                              • -

e10go様の意見に賛成 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月28日(木)19時23分21秒


根本的には、将来人口構成予想を読み違い、
「高齢化にともなって人口当たりの医師数は増加させないと、医療水準が保てない」という
極めて当たり前の判断ができなくなっていたからではないか?



                                                                                                                                                              • -

図解雑学シリーズ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月28日(木)19時27分12秒


これから農業を研究しようと思うのだが、
ナツメ社の「図解雑学シリーズ」が、門外漢の入門書としては
ぴったりである。

・・・まる様も確か執筆されていたのでは?



                                                                                                                                                              • -

電力本を読んでわかった誤解 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2008年 8月28日(木)19時28分15秒


「家庭電力の消費ピークは、東電の全体需要ピークと同様に午後2時前後にある」
と誤信していたが、実は家庭電力のピークは朝と夕方にあるらしい。

言われてみれば、トースターとか電子レンジの電力消費が増える
炊事時間帯にピークが来るはずである。

となると、家庭用太陽光発電が「電力需要ピークと発電ピークが
一致する」というのは若干ミスリーディングな話であり、
正しくは「発電ピークが、産業用電力需要ピークと一致する」と
言い直すべきである。

家庭のピーク時には電力会社から買電し、産業需要ピーク時には
電力会社へ売電する仕組みにならざるを得ないので、
「家庭用太陽電池で自給自足」という訳にはいかない。
(もしくは高性能蓄電池を設置するか)

逆に言えば、産業需要ピーク時に電力会社が家庭から
高額で買い取り、その分を需要者に転嫁する(産業用電力に
ついてオンピーク時に値上げしてオフピーク時に値下げする)
仕組みを設ければ、電力需要の平準化効果と、
太陽光発電設置推進効果の一石二鳥が見込める、とも
言えるのだが。



                                                                                                                                                              • -

れ:電力本 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月29日(金)00時06分34秒


>>家庭のピーク時には電力会社から買電し、産業需要ピーク時には
>>電力会社へ売電する仕組みにならざるを得ないので、
>>「家庭用太陽電池で自給自足」という訳にはいかない

ちょっと趣旨がよくわからないのですが、
電気は家庭用太陽電池で発電しても、東京電力が発電しても
同じ電気ですから、別に自給自足する必要はないと思うのですが・・・

ひょっとして、売電価格(家庭→電力会社)が、電気の価格(電力会社→家庭)
よりも高いから損をするのではないかという主張でしたら、それは誤解です。

http://www.tepco.co.jp/csr/pricing-pc/taiyoukou.pdf

余剰電力の購入価格に関しては、電力会社の販売価格単価と
同じ料金で購入してくれるそうです。

それとも、自給自足しないと電線を通るときに抵抗などでロスがでるから
それを問題にしておられるのか・・・?



                                                                                                                                                              • -

れ:毒をもって毒を制す 投稿者:まる 投稿日:2008年 8月29日(金)00時12分23秒


>>進めている技術として「放射能消滅技術(放射能核変換)」というのが
>>紹介されていた。
>>※「毒を以って毒を制す」、放射性物質中性子等を照射して
>> 「半減期の短い核種へ変換して」、核物質管理期間を短縮して
>> 管理を容易にする。

放射性廃棄物が、純粋なセシウムだとか、純粋な鉄のように、構成元素が
限られていれば、中性子照射による核変換で比較的容易に、半減期を短くすることが
できると思います。

しかし、実際問題、放射性廃棄物は様々な元素を含んでいて、どちらかというと
放射性元素のほうが放射性でない元素よりも低濃度なので、中性子を照射して
核変換すると、新たに生成する放射性物質のほうが多くなってしまうのでしょう。

核変換をきっちり行える程度に、高純度化できるのなら、もう一回何か別の用途に
使えると思います。

まあ、廃棄物全般に言えることですが。



                                                                                                                                                              • -

医師不足に関する厚労省における直近のペーパー 投稿者:時を娶ろ 投稿日:2008年 8月29日(金)02時38分13秒


平成20年6月18日公表
『安心と希望の医療確保ビジョン』(PDFファイル)
(担当部署:厚生労働省医政局総務課)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/06/dl/s0618-8a.pdf
『現状において、医師の勤務状況は過重となっており、適正な勤務状況における必要な医療提供体制を確保するため、総体として医師数を増やす方向とし、同時に医師養成環境の整備を行う。医学部の定員については、…(中略)… 今回、現下の医師不足の状況にかんがみ、従来の閣議決定に代えて、医師養成数を増加させる。』

これを受けて、現在、
『「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会』が開催されている。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/07/dl/s0717-8b.pdf



                                                                                                                                                              • -

医師の需給に関する検討会 投稿者:時を娶ろ 投稿日:2008年 8月29日(金)02時55分40秒


> 医師の需給に関する検討会報告書(案)
> http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/06/s0628-8a.html

なぜこれが、『(案)』の段階のものを引用しているのかは不明ですが、その1か月後には最終的な報告書が出ているので、そちらのほうを引用してはいかがでしょうか?
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/s0728-9.html

この報告書をまとめるに当たってはずいぶんと議論が行われています。
お示しの『(案)』は検討会の第14回会合において示されたものですが、委員の小山田惠・社団法人全国自治体病院協議会長がかなり注文をつけています。
これは第14回会合、第15回会合の議事録からも見てとれます。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/06/txt/s0628-2.txt
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/txt/s0719-1.txt
シャンシャンの議事進行ではなく、その場に同席したかのごとき空気が読み取れます。



                                                                                                                                                              • -