なんでも掲示板 10年12月過去ログ その2 

(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月 9日(木)20時26分20秒 返信・引用
1.医学界が「●●の病気を抑えましょう」としてキャンペーン的に行う治療法が、
  かえって逆効果、という事例が結構あるらしい。

  アメリカ=「更年期障害対策にホルモン療法を推奨した結果、乳がん罹患率が上昇」
  また「糖尿病薬によって、血糖値が『下がりすぎて』、逆に寿命を縮めた」というケースも。

2.国営ネット調査

  国政調査のネット受付が好評を博したが、
  このフレームを常時利用し、ネット上で政府が各種調査をできるような
  仕組みを組み立ててはどうか?

  つまり、国勢調査時のID番号と連動させ、ネット調査協力者は、
  国勢調査時のIDとパスワードを入力すれば、統計局だか総務省だかが作成した
  ネットアンケート受付画面に進むことができる。

  で、協力したらポイントが貰え、ポイントが溜まると確定申告時に税金が還付される。

  各種政府のアンケートで、人件費雇って調査を行うより、国政調査と連動したネット調査に
  移行した方が、ずっとコストがセーブされ、スマートになる。

  加えて、国勢調査時で判明している家族構成とか勤務形態の基礎データと紐付け解析できるので、
  ぐっと統計のクロス分析が多面化できる。

  何回がネット調査を行うのであれば、それとクロスさせた多面的分析が可能になる。
  例えば2月に「過労死・勤務時間に関するネット調査」を実施し、
  4月に「結婚に関する意識調査」を行った場合、国勢調査IDを介して
  「2月の調査と4月の調査が、有機的にクロス化できる」ことになる。
  (勤務時間が長いと結婚が遅い、とか分析できる)

  民間ネット調査会社では「サブパネル」と言って、
  「特定の属性を有する協力者」ということでグルーピングしているケースが多いが、
  国勢調査紐付けネット調査でも、サブパネルの手法を用いるべき。
  例えば「持ち家の世帯」とか「幼稚園児の親」というサブパネルを、
  国勢調査からカンタンに呼び出せる。

3.ところで、「結婚に関する意識調査」のようなナイーブなネタは、
  ネット上の調査ではなかなか本音が出てこなくて、面談調査での「デプス調査」
  でないとなかなか探れないんだよなあ・・・

  最近、仕事柄デプス調査を行うことが多いので、そう感じる。

4.1行ネタ
   お昼前後の新幹線は比較的空いているらしい。

5.1行ネタ

  高齢者住宅・介護住宅には厚生労働省系の仕組みと国交省系の仕組みがあり、
  縦割りな世界になっている。

  世の中の一般的老人ホームは厚生労働省系の仕組みで運営されているので、
  あまり収益が上がりにくい、という話もある。
  国交省系の仕組みの方が採算いいが、参入時の資本負担が多いので、
  零細事業者は国交省系の仕組みになかなか切り替えづらい、とか。

6.これは雑感だが、いわゆる「靖国保守」の方々って、有意な確率で
  「家柄がいい出自」が多いんじゃないか、という気がする。

  靖国保守って、要は戦前体制を肯定する思想なので、
  家柄がいい人が「戦前は良かった、小作人も使い放題で・・・」的に懐古するのと
  親和性がある。

  代表例は安倍元首相?あるいは平沼?

  アンチな例は、共産党に走った堤清二

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各国の鉄道総延長 投稿者:・ケ・?テ、ネKANTO 投稿日:2010年12月 9日(木)20時32分4秒 返信・引用
アメリカ=22.6万キロ
ロシア=8.7万キロ
中国=7.2万キロ(⇒9.0万キロ予定)
カナダ=6.8万キロ
インド=6.3万キロ
オーストラリア=4.0万キロ
ドイツ=3.6万キロ
フランス=2.9万キロ
ブラジル=2.3万キロ
日本=2.0万キロ
イギリス=1.7万キロ

1日に250キロのペースで乗車したとして、
アメリカ鉄道完乗には904日間、
国鉄道完乗には360日間かかる計算になる・・・

まあ、アメリカの鉄道の大半は貨物鉄道だし、中国は外国人立入禁止鉄道も多そうだが。

ドイツって、日本より狭いのに、日本より鉄道総延長長いんですよね。

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Re: なんかレスできないうちに 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月 9日(木)21時06分31秒 返信・引用
> No.13133[元記事へ]

> で、この記事自体に違和感を感じた、「?」を呈したい最大の理由は、
> 「いくら藤原氏と言えども、繁殖力はそこまでないだろう」という疑念です。

もしかして、「養子」というシステムを知らない? そんな馬鹿な...

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Re: なんかレスできないうちに 投稿者:e10go 投稿日:2010年12月 9日(木)21時59分25秒 返信・引用
スルッとKANTOさんへのお返事です。

>で、元記事は
>「●藤さんは、基本的に藤原氏の末裔であることが多いそうだ」という書き方しているので、
>「総人口の2.5%(●藤姓の半数)が藤原氏の末裔である」と仮説を立てます。

>ここで、「末裔」の定義を
>「父系直系の先祖が、西暦1000年ごろに藤原一族だった」という定義とします。
>もしこの定義が「真」であれば、そして
>「藤原氏と、それ以外の氏族、一般農民、そして貧民の繁殖力が同等であった」と過程した場合、
>「西暦1000年頃、総人口の2.5%が藤原一族だった」という結論に帰結します。

>当時の日本の総人口は1,000万人だったでしょうから、
>「実に25万人が藤原氏だった」ということになります。
>※話の簡便化のため、海外との婚雑、移民はないものとします。

純化し過ぎて凄い間違いを犯していますね。
人類にしても生物にしても年代とともに総数が増えれば、ある一族や種が増える割合は
元の比率と同じとは限らない、というか普通は異なるもんですけどね。

>いくらなんでも、当時の藤原氏、というか、貴族階級が、そんなに人口多かったはずがない。
>恐らく「いても2,500人程度」、いや250人程度かもしれません。

藤原氏のルーツはこちらを見て頂くとして、藤原氏の始まった奈良時代(西暦700年)は
人口約400万人。
それから1,300年を経て人口1億2000万で30倍に増えています。
人口が30倍に増えたから同じ比率で藤原氏の末裔が30倍になると思うのは大間違い。
藤原氏の子孫なら同じ姓を名乗るでしょうが(その方が色々と都合が良いと思うから)、
そうすると単純に30倍程度では済みません。

仮に男だけが姓を継ぐ場合、子供が3人生まれたとして2人が男子ならこの世代で2倍に
なります。
男子が一人でも1倍ですが、次の世代で男子が多ければ結局増える事になります。
そこで、1,300年間にどれだけ増えるか単純計算すると、期間を1,300年、
姓を継ぐ子供ができる一世代を30年として、一世代の姓を継ぐ子供が平均
1.435人で626万倍になります。

                                                                                                                                                              • -

伊藤、佐藤 投稿者:まる 投稿日:2010年12月 9日(木)22時25分50秒 返信・引用
「伊」とか「佐」には、補佐する、支える、仕えるという意味がありますので
藤原氏に仕えた人、藤原氏の使用人の類もその名字を名乗った可能性はあると思います。

現代、名字は原則として変えられないもの、祖先から子孫に受け継ぐものと考えられて
いますが、独立するなどして、住む場所を変えた場合、全く別の名字を名乗り始めた例
も歴史書で読んだことがあります。

なにがしの子○○は、××の地に居住地を変えた後、△△と名乗り、繁殖し、△△と名乗る
家が何世帯ありなどなど。江戸時代に名字があったなかったの話とは違いますが、
ある代から名字が変わった例もあるようです。

雑感ですが、江戸時代は武家社会で、武士の家計簿など、武士の文化が話題になることが
多いのですが、農家の日記、収穫日誌など残存していないものでしょうか・・・

                                                                                                                                                              • -

役用記(大庄屋の記録集) 投稿者:cornucopia 投稿日:2010年12月10日(金)00時38分2秒 返信・引用
> 農家の日記、収穫日誌など残存していないものでしょうか・・・

川之江村『役用記』
http://www.rinkun-wa.com/~kjol/chiiki/1001.htm

岸田家文書
http://record.museum.kyushu-u.ac.jp/search/result_list.html?selected_table=record.kisida

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雑感 投稿者:まる 投稿日:2010年12月10日(金)23時16分37秒 返信・引用
私は、日本の千年紀、最大の失政は江戸時代の「鎖国」と考えているくらいでして、
とにかく江戸幕府はろくな政治をしておらず、苗字帯刀禁止令も
その一つで、民俗学的に資料価値が高くかつ、日本の重要な文化遺産である
「苗字」も、江戸時代のとんでもない失政によって、途絶えてしまったものと
思い込んでいました。つまり、苗字は明治以降の資料でしかないと。

実際のところはよくわからないことが多いのかもしれませんが、
江戸時代に断絶していなかった可能性が高いのはある意味安心しました。
苗字の由来というのは気になります。

江戸幕府が数十年で終わってくれていれば、明治維新と同様のことが
欧米と足並みをそろえて起こっていれば、我々の生活は今よりも
格段に安定して豊かなはずです。

そう考えると、徳川家に腹が立って仕方がないのですが、なんであんな
変な政治が許されたのか、客観的に見て、疑問です。

日本史では、第二次世界大戦における日本の過ちは教えるらしいですが、
なんで江戸時代の政治の過ちを教えないのでしょうか?
これは前からの疑問です。

                                                                                                                                                              • -

そういえば 投稿者:まる 投稿日:2010年12月10日(金)23時20分9秒 返信・引用
鎖国」に関しても、事実上、欧米とやり取りで来ていたわけだから
事実上「鎖国」状態になかったなどと主張している歴史学者?も
いるようです。なんでもものはいいようですな。

じゃあ、ペリーはなんのために来たのか?ペリーでなんで変わったのか。

                                                                                                                                                              • -

Re: 雑感 投稿者:なかだ 投稿日:2010年12月12日(日)02時11分24秒 返信・引用
> No.13140[元記事へ]

> 私は、日本の千年紀、最大の失政は江戸時代の「鎖国」と考えているくらいでして、

まあ、鎖国は確かに良い政策だったかどうかは疑わしいですが、私は江戸時代はそれほど悪い時代じゃなかったと今では思ってます。

> 江戸幕府が数十年で終わってくれていれば、明治維新と同様のことが
> 欧米と足並みをそろえて起こっていれば、我々の生活は今よりも
> 格段に安定して豊かなはずです。

そうかなあ。中国みたいになっていたかもしれないですが、そっちのほうがよかったですか?

> そう考えると、徳川家に腹が立って仕方がないのですが、なんであんな
> 変な政治が許されたのか、客観的に見て、疑問です。
>
> 日本史では、第二次世界大戦における日本の過ちは教えるらしいですが、
> なんで江戸時代の政治の過ちを教えないのでしょうか?
> これは前からの疑問です。

そりゃあ、封建政治として少数の支配階級が多くの人を押さえ込んでいたという根本は否定・批判されるところは大きいでしょうが、それはなにも江戸時代以前も同じこと。
江戸時代がそれ以前の時代に比べて特に批判される理由はどこにあるんでしょうね。
もし、それほどに悪政なのであれば、あれほど長きにわたり続かなかったと思うのですよ。
基本的には鎖国政策によって、日本という閉じられた社会の中で自給自足がほぼできていたわけで、それは多くの人たちの耐乏の上に成り立っていたのかもしれないけれど、ともかくも200年以上もの間、相当な数の人間たちがほとんど変わらぬ社会システムの上で生活してきたわけです。これは人間と自然、地球との永続的な共存の例としても、今日から見て学ぶところは大きいと個人的には見ています。
それから、特に江戸に見る都市文化の高度な発達は注目に値すると思います。今日まで続く多くの代表的な日本料理が江戸の庶民階級の生活から生まれ、清潔で規律正しく整然と暮らす、日本人の美徳と思われているものもこの長い時代につちかわれていったものが大きかったのではないかと思ってもいます。

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社会調査について 投稿者:あじあ号(大阪にて) 投稿日:2010年12月12日(日)03時44分43秒 返信・引用
>つまり、国勢調査時のID番号と連動させ、ネット調査協力者は、
国勢調査時のIDとパスワードを入力すれば、統計局だか総務省だかが作成した
ネットアンケート受付画面に進むことができる。
で、協力したらポイントが貰え、ポイントが溜まると確定申告時に税金が還付される。
●サンプリング対象は、自分から申し出た協力者なのですか。
それでは、ランダムサンプリングから大きくずれて社会調査の正確性を失いませんか?
また、この案では、言い古されたことですが、ネット使用能力が低い人のデータ収集が
できないのでは?

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誰かさんが好きそうな話題を投下 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月12日(日)09時40分29秒 返信・引用
父親と父親から子どもが生まれる、遺伝的に「2匹の父親」を持つ子マウスを誕生させることに成功(米研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51794590.html

                                                                                                                                                              • -

題未定 投稿者:cornucopia 投稿日:2010年12月12日(日)11時07分47秒 返信・引用
> 誰かさんが好きそうな話題を投下
> 父親と父親から子どもが生まれる、遺伝的に「2匹の父親」を持つ子マウスを誕生させることに成功(米研究)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/51794590.html

理解されるにあたっては、X染色体不活性化( X chromosome inactivation,
X-inactivation)も勉強されたほうがよいと考えますです。

                                                    • -

> 私は、日本の千年紀、最大の失政は江戸時代の「鎖国」と考えているくらいでして、

> まあ、鎖国は確かに良い政策だったかどうかは疑わしいですが、私は江戸時代はそれほど悪い時代じゃなかったと今では思ってます。

大逆転の日本史 (会田雄次概説) 三笠書房
 第11話 鎖国をしていなかったら (村松 剛)

南海太閤記 小松左京

                                                                                                                                                              • -

Re: 雑感 投稿者:e10go 投稿日:2010年12月12日(日)14時21分21秒 返信・引用
> No.13140[元記事へ]

まるさんへのお返事です。

>日本史では、第二次世界大戦における日本の過ちは教えるらしいですが、
>なんで江戸時代の政治の過ちを教えないのでしょうか?
>これは前からの疑問です。

戦国時代を終らせて、265年間も内乱を抑えた功績は評価されるべきでしょう。
その間、大きな合戦で人が死ぬ事も無かった訳だから。


                                                                                                                                                              • -

Re: 雑感 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月12日(日)15時51分1秒 返信・引用
> No.13142[元記事へ]

> そうかなあ。中国みたいになっていたかもしれないですが、
> そっちのほうがよかったですか?

中国くらいならいいほうで、下手すりゃマヤ文明と同じ道をたどったかも。

                                                                                                                                                              • -

Re: 雑感 投稿者:e10go 投稿日:2010年12月12日(日)20時36分16秒 返信・引用
> No.13140[元記事へ]

まるさんへのお返事です。

江戸幕府が数十年で終わってくれていれば、明治維新と同様のことが
>欧米と足並みをそろえて起こっていれば、我々の生活は今よりも
>格段に安定して豊かなはずです。

鎖国がなくても生活が安定したか疑問ですね。

鎖国の間、日本は西洋に比べて科学が遅れていたかと言うと、それほど遅れても
ない様です。
西洋の科学知識オランダとの貿易を通して蘭学として日本に入ってきていましたね。
その証拠に蘭学者の志筑忠雄が1802年に暦象新書でニュートン力学の内容を
書いています。
また、平賀源内は蘭学を学び、その知識でエレキテルを修理し、万歩計、寒暖計
(アルコール式温度計)、磁針器等を発明しています。

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Re: そういえば 投稿者:e10go 投稿日:2010年12月12日(日)21時08分30秒 返信・引用
> No.13141[元記事へ]

まるさんへのお返事です。

>「鎖国」に関しても、事実上、欧米とやり取りで来ていたわけだから
>事実上「鎖国」状態になかったなどと主張している歴史学者?も
>いるようです。なんでもものはいいようですな。
>じゃあ、ペリーはなんのために来たのか?ペリーでなんで変わったのか。

鎖国」とはいえ、事実上外国と貿易はあった訳だから完全な対外封鎖じゃない
ですね。
ただし、貿易相手国が中国・朝鮮・オランダ・琉球(後に薩摩藩の領土になる)
と限られていたから、鎖国を始めた当初から他の国から「貿易しろ」と迫られて
いた訳(外交交渉)で、ペリー来航はその一つです。
で、ペリーの時は、軍艦から大砲を派手に打ち上げたから(ただし空砲)幕府は
対応に慎重になって、しかもその頃の幕府は外交交渉に慣れていないのと外交に
弱腰だったから、日本に不利な通商条約を結んでしまった訳ですね。

#それにしても、teacup掲示板みんな土曜のメンテナンス後からレスポンス悪いねえ。

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Re: 雑感 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月13日(月)08時41分48秒 返信・引用
> 西洋の科学知識オランダとの貿易を通して蘭学として日本に入ってきていましたね。

意外と見落としがちなんですが、中国経由でも入ってきてます。
漢文訳なら当時の知識階級は読めましたから蘭語読めなくても困らない。

                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:・ケ・?テ、ネKANTO 投稿日:2010年12月13日(月)12時02分43秒 返信・引用
>仮に男だけが姓を継ぐ場合、子供が3人生まれたとして2人が男子ならこの世代で2倍に
>なります。
>男子が一人でも1倍ですが、次の世代で男子が多ければ結局増える事になります。
>そこで、1,300年間にどれだけ増えるか単純計算すると、期間を1,300年、
>姓を継ぐ子供ができる一世代を30年として、一世代の姓を継ぐ子供が平均
>1.435人で626万倍になります。

1,300年÷30年=43世代として、
日本全体では、増加率=Xとして、Xの43乗=30倍、となります。

上記X=1.0823。
つまり次世代で男子が「1.0823倍」になる計算で、1,300年後に人口は30倍になる。
もちろん、直線的に人口は増加しなくて、農業生産力の増大に比例します。

さて、藤原氏一族が、この倍の「繁殖力」、1.1646倍の繁殖力があったと仮定すると、
1,300年間で人口は約700倍になります。
つまり、今の藤原末裔=2.5%と仮定した場合、
「1,300年前に、ご先祖様が日本総人口に占めるシェア」は
2.5%÷(700÷30)=0.1%だった、となる。

400万人×0.1%=4,000人、となりますが、いささか多すぎ?

「3倍の繁殖力、1.2469倍」なら、1,300年後には人口は13,200倍になります。
「1,300年前に、ご先祖様が日本総人口に占めるシェア」は
2.5%÷(13,200÷30)=0.005%だった、となる。
400万人×0.005%=200人、これだとまあ納得できる数値。

となると、藤原氏一族は、他の日本人を大幅に上回る繁殖力があった、ということ?
これもネズミ算のマジックなのか?

あるいは、ダーウィンの進化論「適者生存の法則」は、社会学的にも成立していて、
500年前、1,000年前、1,500年前の富裕階層だけが、現時点に子孫を残している、
という結論なんでしょうか?

計算簡便化のために「藤原氏」だけ取り上げましたが、他の豪族も含めると、
奈良時代における日本の「上位階層」10%の子孫」が、
現代日本人の90%を占める」なんていう結論になるのか?
裏返せば、「奈良時代における日本の「中下位階層」90%」は、
現代日本に10%の子孫しか残せなかった、ということ?

今まで自分はあまり歴史に興味なく、でその理由は
「こんなもの、上位階層の物語であり、うちの祖先は貧農だから関係ない」と
冷めた目で見ていたが、実は日本人の大半の先祖は「上位階層10%」の末裔なのか?
(下位階層は子孫を残せないほど貧しかった?)

                                                                                                                                                              • -

なぜか名前文字化け 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月13日(月)12時09分20秒 返信・引用
>●サンプリング対象は、自分から申し出た協力者なのですか。
>それでは、ランダムサンプリングから大きくずれて社会調査の正確性を失いませんか?
>また、この案では、言い古されたことですが、ネット使用能力が低い人のデータ収集が
>できないのでは?

世代によっては大幅な補正は必要でしょうね。70歳以上とかでは異常値になります。
30歳代とかであれば、大幅な補正は必要ないかも。

あと、本当は、国勢調査時にEメールアドレスの記載を求め、
「Eメールアドレス無作為抽出」方式にした方が、「積極的参加者」だけでなく
「消極的協力者」も拾えるからベター。

確かに理想はランダムサンプリングですが、現行のランダムサンプリングでも、
「参加拒否者」はどうしても出てくるので、結局五十歩百歩では?


                                                                                                                                                              • -

Re: (無題) 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月13日(月)13時37分27秒 返信・引用
> No.13151[元記事へ]

> となると、藤原氏一族は、他の日本人を大幅に上回る繁殖力があった、ということ?

だから家柄のいいほうへの婿養子...本気でわかんないの?

                                                                                                                                                              • -

れ 投稿者:まる 投稿日:2010年12月13日(月)22時15分4秒 返信・引用
私のくだらない雑感にレスどうもです。

鎖国の間も、科学技術が遅れず、欧米にキャッチアップしていたというのは
違うと思います。蒸気機関が発明されて、欧米で産業革命が起きているにも
かかわらず、日本がその恩恵を受けたのは100年以上あとだったはずです。

私の印象では、江戸時代の日本は、現代の北朝鮮です。
あまりにも似すぎている。

                                                                                                                                                              • -

Re: れ 投稿者:e10go 投稿日:2010年12月13日(月)23時39分53秒 返信・引用
> No.13154[元記事へ]

まるさんへのお返事です。

>私のくだらない雑感にレスどうもです。

こちらも勉強しながら回答を書いているので、くだらない事はないです。

鎖国の間も、科学技術が遅れず、欧米にキャッチアップしていたというのは
>違うと思います。蒸気機関が発明されて、欧米で産業革命が起きているにも
>かかわらず、日本がその恩恵を受けたのは100年以上あとだったはずです。

当時の日本と西洋では科学技術の差はあったでしょうね。ただし、その差は少ない、
と言うのが私の意見です。

日本に蒸気機関の実物が初めてやってきたのは、ペリーの黒船(1853年)。
その2年後の1855年に薩摩藩が蒸気船「雲行丸」を作っています。

実物をほとんど見ていないのに、何故こんなに早く作れたのか。
蒸気機関の原理図はオランダの書物で既に日本に伝わっており(何時伝わったかは不明)、
薩摩藩は4年前から製造を始めていました。
しかし、全く体験した事のない機械技術や100年前にできた科学知識を4年でモノに
できるでしょうか。
できるとしたら機械技術・科学知識の下地が必要ですね。
少なくとも、科学知識・技術の差は当時の西洋と日本の間で100年もないと思います。
せいぜい、10年〜50年程度でしょう。

>私の印象では、江戸時代の日本は、現代の北朝鮮です。
>あまりにも似すぎている。

北朝鮮には原子炉もあるし核兵器もありますからねえ。
似ている所もありそうですが、鎖国とはちょっと違うような気がします。

                                                                                                                                                              • -

Re: (無題) 投稿者:e10go 投稿日:2010年12月14日(火)00時08分55秒 返信・引用 編集済
> No.13151[元記事へ]

・ケ・?テ、ネKANTOさんへのお返事です。

>1,300年÷30年=43世代として、
>日本全体では、増加率=Xとして、Xの43乗=30倍、となります。
>上記X=1.0823。
>つまり次世代で男子が「1.0823倍」になる計算で、1,300年後に人口は30倍になる。

私が煽ったから、まじめに計算していますね。

>さて、藤原氏一族が、この倍の「繁殖力」、1.1646倍の繁殖力があったと仮定すると、
中略
>となると、藤原氏一族は、他の日本人を大幅に上回る繁殖力があった、ということ?
>これもネズミ算のマジックなのか?

くろださんが良いヒントを出していますよ。

>だから家柄のいいほうへの婿養子...

出世したい・良い役職に付きたい、という欲求が養子になる原動力で、名乗れば世の中で有利な姓が
増えるのは自然な成り行きでしょう。
その良い例が初代総理大臣の伊藤博文です。
林家の農家に生まれて、父の十蔵が蔵元付中間の水井武兵衛の養子になり、水井武兵衛が足軽
藤原姓を称する伊藤弥右衛門の養子になったため、伊藤姓を名乗っています。(ややこし)

つまり、名乗れば世の中で有利な姓は他の姓よりも増えやすい、と言う事です。

                                                                                                                                                              • -

Re: れ 投稿者:なかだ 投稿日:2010年12月14日(火)06時44分38秒 返信・引用
> No.13155[元記事へ]

e10goさんへのお返事です。

> >鎖国の間も、科学技術が遅れず、欧米にキャッチアップしていたというのは
> >違うと思います。蒸気機関が発明されて、欧米で産業革命が起きているにも
> >かかわらず、日本がその恩恵を受けたのは100年以上あとだったはずです。
>
> 当時の日本と西洋では科学技術の差はあったでしょうね。ただし、その差は少ない、
> と言うのが私の意見です。

私は、こと科学技術に関してはまるさんとほぼ同意見です。
すなわち、いくら日本が書物で細々と学んだとはいえ、ペリー来航時点での日本と欧米とのレベルの乖離ははなはだしいものはあったと思っています。
もっともその中にあっても伊能忠敬の地図など、真に世界に誇れるものはいくつかあったとは思うが。

> >私の印象では、江戸時代の日本は、現代の北朝鮮です。
> >あまりにも似すぎている。

そんな、あんまりだと思うな。
色々な点で全く違うと思いますが、なかでも一番違うのは、他の国との関係においてです。
江戸幕府は自ら国をほとんど閉ざした上で、他の国に対して恫喝したり攻撃したりといった方針は微塵も持っていなかったでしょう。

                                                                                                                                                              • -

Re: れ 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月14日(火)09時40分15秒 返信・引用 編集済
> No.13157[元記事へ]

> > 当時の日本と西洋では科学技術の差はあったでしょうね。ただし、その差は少ない、
> > と言うのが私の意見です。
>
> 私は、こと科学技術に関してはまるさんとほぼ同意見です。
> すなわち、いくら日本が書物で細々と学んだとはいえ、
> ペリー来航時点での日本と欧米とのレベルの乖離ははなはだしいものはあったと思っています。

江戸時代の科学と技術じゃだいぶ「乖離」に差があるでしょう。
科学はそんなに差がなかったけど技術はどうしようもないものがいくつか。
種痘苗とか石炭がらみ(蒸気機関、冶金)とか。

でなきゃ明治時代にあんな派手に発展できない。

                                                                                                                                                              • -

昨日のあじあ号様との会話 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月15日(水)12時44分14秒 返信・引用
村)菅総理の「半島有事の邦人救出自衛隊」という発言は、
  「『自国民保護』の名目が侵略の大義名分としてしばし用いられるという
   『侵略の言語学』を知らない不用意な発言だ」
  (日本側の意図は兎も角、相手方には「侵略行為」と受け取る者も出てくる)
あ)それはない、韓国侵略の意思も能力も日本にはない
村)日本側の意思は関係ない。韓国側がどう感じているか、が問題。
  現に韓国軍は仮想敵国を日本として軍備整備しており、
  今回の延坪島砲撃で被害拡大した一因は、
  「仮想敵国を日本として、対北装備を軽視した前政権のツケが来ている」と
  軍事作家大石英司氏が言っている。
あ)大石某が言っていることなんて当てにならない。
  韓国側マスコミが言っているのなら、わからないでもないが。

・・・ということで、関係する「韓国マスコミ」記事

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=80903
韓国中央日報 2006.10.18

>韓国、昨年SCMで米国に「日本を仮想敵国に」要請
>「昨年10月に開かれた韓米定例安保協議会(SCM)で、韓国政府が
>米国政府の『核の傘』提供の削除を求めると共に、
>日本を『仮想敵国』と表現することを求めていた」との主張が出ている。
> 17日に行なわれた駐米大使館に対する国政監査で、無所属の鄭夢準議員が指摘したもの。
>鄭議員は「韓国政府がそのように主張したが、米国が拒否したと聞いている」と付け加えた。
>また「韓国政府内にこうした考えを持つ人がいることが心配だ」と指摘している。
>質疑を終えた鄭議員は「どこで同情報を得たのか」という記者の質問には答えず
>「そういう発言があったから、調べれば確認できるだろう」と述べるにとどまった。

あじあ号様、ご理解いただけました?

                                                                                                                                                              • -

昨日のあじあ号様との会話2 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月15日(水)12時54分17秒 返信・引用
1.
村)農水省は無農薬を推進しているが、科学的エビデンスあるのか?

あ)「誤解してはいけない。農水省は無農薬がベターとは一言も言っていない。
   単に「無農薬が欲しい」という消費者ニーズに対して、
   食材選択行為がスムーズにできるような「環境整備」をしているだけだ」

2.
村)日本で遺伝子組換え食材が流通しない、仮に流通したとして「非組み換えより割高」なのは、
  一定量以上の流通が確保されないと、たとえ原価が安くても物流コストが重荷になる
  「食材流通のパラドックス」に陥っているのでは?

あ)それもあるかもしれないが、「途中で突き返されるリスク」も懸念しているのでは?
  説明不十分で、「遺伝子組換えなんて聞いていない、非組み換えをよこせ」と
  卸や小売の現場で言われてしまうリスクがあるのでは?

3.
村)最近テレビで知ったのだが、1つの胴体に2つの頭(脳)という双生児(?)が
  いるんだってなあ。
  日本で産まれた場合、戸籍は「一つ」なのか?「二つ」なのか?

あ)条文ないからわからないが、直感的には「二人分の戸籍」を作ることになるのでは?
  実際に発生すれば、恐らく市役所窓口が法務省に照会することになるだろう。


                                                                                                                                                              • -

父系と母系 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月15日(水)12時58分21秒 返信・引用
亀レス

養子の件ですが、それって、社会的には「子供」でも
医学的には赤の他人な訳でして。

婿を養子にして、それに●藤姓を名乗らせる、というのは、
医学的には「母系」ですよね?

もともとの投稿で、自分は「末裔という概念を父系に限定した場合」と
注釈を示していたつもりですが。

やはり、日本では末裔概念は母系も含むのが社会通念なんですかね?

                                                                                                                                                              • -

「高層マンションに流産が多い」の統計マジック 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月15日(水)13時05分26秒 返信・引用
高層マンションに流産が多い、という研究があるが、それに対して異議を唱えている
エントリがあった。

「高層マンション=高所得者が多い=高齢出産が多い」ということで、
「母集団に高齢出産バイアスが掛かっているのでは?」という疑問は小生も抱いていて、
元の研究は「高齢出産バイアスを補正しても、なお流産が多い」と主張していたので、
小生もう〜ん、と首をひねっていた話。

http://ameblo.jp/hebipaku/entry-10632257802.html

>例え同じ年齢だとすると、上層階=購買力高いはそのままですから、
>ソシオ・エコノミック・ステイタス(SES) が高いとも言えます。
>SES高い人と低い人の間の流産率を比較すると、これは難しいです。
>SES高い人はバースコントロールをちゃんとしたり、妊娠極初期での産婦人科受診を
>するなどの傾向があるので、実際は等しい流産率でも流産が高く認識される傾向が現れます。
>言い方は極端になりますが、SES低い人は、貧乏人の子沢山じゃないですが、
>初期の流産を「あ、生理が遅く来た」程度の認識で済ませる傾向があり得ます。
>高層階が健康に良くないという結論は、数々のファクターを考慮、除外した上で比較しないといけません。

つまり、「高層マンション=高所得者が多い=産婦人科受診率が高く、流産認知率が高くなるのでは?」という仮説

目からウロコが落ちた。


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産業観光にイヤイヤ協力する板橋印刷業者 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月15日(水)13時21分44秒 返信・引用
日経夕刊に「産業観光」「工場見学」の特集記事があり、板橋区の印刷工場の話があった。

板橋区の場合、観光資源に乏しい区役所側が「中小工場を観光資源に!!」と
積極的に推進しようとしているが、肝心の中小企業側は「腰が引けている」らしい。

某印刷工場は、板橋区役所に
「印刷工場で産業観光に協力してくれる会社がありません、なんとかお願いします」と
泣きつかれたので「しぶしぶ協力した、本音は協力したくなかった」らしい。

「生産ラインのノウハウが外部に流出することを極度に恐れる」ため、
「参加者は工場内にデジカメ、ケータイを持ち込まないように」と
口を酸っぱくして言っているのだとか。

確かに印刷工場のような「B To B」(対法人向けビジネス)の場合、
食品工場(B To C)のような「消費者に向けての宣伝販促効果」が
全く見込めない。
なので、メリットは全く無く、「企業機密流出リスク」というデメリットだけが残る。

観光資源がない、という板橋区役所の悩みはわからなくはないが、
工場側が「嫌がっている」のに、ムリヤリ産業観光をごり押しする必要があるのだろうか?

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(無題) 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月15日(水)13時23分50秒 返信・引用
産業観光参加者から見学料を徴収し、工場に協力金支払うスキームにすれば、
少しは協力工場が現れるかも。

                                                                                                                                                              • -

ドラえもんと遺伝子組換え 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月15日(水)14時01分5秒 返信・引用
先日ドラえもん見たら「遺伝子組換え」を取り上げていた。
「大根が遺伝子組換えで知能を持って・・・」という設定だったが、
遺伝子組換えという行為自体はポジティブに捉えていた作品だった。

以前「原発広報センターにジプリグッズがあるのはケシカラン」という声に押されて
ジプリグッズが撤去された、という事件があった。
小生の「感覚」論で申し訳ないが、
これがドラえもんだったら、原子力にも「ポジティブ評価」をするような気がする。

ドラえもんとか鉄腕アトム、というのは、根本的なところで
「科学のポジティブな可能性」に賭けているように感じる。

一方、宮崎アニメには、このような「科学のポジティブ性」を感じない。
「トトロ」に代表されるような、
「昔は良かった・・・」という回顧主義、科学懐疑主義の印象。

ジプリだったら、「遺伝子組換え」にネガティブな作品になるんじゃないかな?

                                                                                                                                                              • -

れ:高層マンションに流産が多い 投稿者:まる 投稿日:2010年12月15日(水)16時29分5秒 返信・引用
これはそのまま素直にそう信じたらいかがですか?
実際に多いんでしょう。

で、反論する人の立論は、理由は高層階に住まうことではなく、
高層階に住まうことをもたらした別の要因に起因するはずだ、です。

要因によっては、高層階の居住と独立させて考えられないものも
多いのですが、高層階がもたらす深層心理にもたらす不安感、運動不足
などが原因になっていることは否定できません。

私は、高層階に好んで住まうメンタリティーというか、高所の恐怖よりも、
高いところに住む優越感を好む嗜好性が、何らかの形で流産に影響を与えている
気がして仕方がない。高いところを怖がらないというメンタリティーは、
リスクを正しく怖がらず、そのときはそのときだという発想で行動している。
これが、流産のリスクを正しく認識できず、行動に制限を加えないため、
流産率が高いとか。

                                                                                                                                                              • -

Re: 父系と母系 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月15日(水)16時52分54秒 返信・引用
> No.13161[元記事へ]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%AA%E6%97%8F#.E5.B0.8A.E5.B1.9E.E3.81.A8.E5.8D.91.E5.B1.9E

まあWikipediaですけどね。念のため新明解国語辞典を調べましたが
父系と書かれずに「子孫」と同じ意味とかかれてました。

つまり、誰かさんの「末裔」の概念がそもそもおかしい。

                                                                                                                                                              • -

Re: ドラえもんと遺伝子組換え 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月15日(水)19時55分39秒 返信・引用 編集済
> No.13165[元記事へ]

> 一方、宮崎アニメには、このような「科学のポジティブ性」を感じない。
> 「トトロ」に代表されるような、
> 「昔は良かった・・・」という回顧主義、科学懐疑主義の印象。

天空の城ラピュタ」は? あんなメカメカしいアニメなのに。
他にも「ルパン三世 カリオストロの城」とか。

科学は万能ではないが道具としては認めてますよ。

                                                                                                                                                              • -

れ:産業観光 投稿者:まる 投稿日:2010年12月15日(水)22時24分45秒 返信・引用
つくづく思うのですが、「観光」の振興に積極的なのは、市役所、区役所、県庁などの
行政と、観光客を相手にする飲食店、みやげ物店、宿泊施設だけです。
それ以外の一般市民は、観光客の誘致なんて望んでいないし、むしろ迷惑がっているのが
現実だと思います。そんな労力があれば、工場の一つでも誘致してほしいもんです。

産業観光に巻き込まれる中小の印刷業者も迷惑な話だと思いますが、
印刷業者のもつノウハウって、どんなものなんでしょうね・・・。
市販の印刷機で、マニュアル通りに使って印刷しているだけのように思っていましたが。
そりゃ、外部に伝えたくないノウハウがあって、不思議ではありませんが。

私が、ある零細プラスチック製品の工場を見学したときのこと。家族経営ぽい感じの
小さな会社で、塩ビ成型品を作る工場なのですが、「塩ビは硬いが、うちは軟らかくして
このような軟らかいシート(プラスチック消しゴム風のシート)を作るノウハウを
持っている」と、「軟らかい塩ビ製品を作る方法は門外不出」みたいにやたら説明されて
いたのでした。

私が「可塑剤を入れるだけじゃないんですか。フタル酸エステルとか」というと、社長の
表情が急変、表情が険しくなって、テンパってました。

プラスチック製消しゴム、塩ビ手袋、ルイヴィトンのカバンをはじめ、可塑剤を加えた
軟質塩ビなんて、教科書にも載ってるし、そんなに難しい製造技術のモノではないの
ですが、門外不出のノウハウと思い込んでしまっている節があった・・・。

右も左もわからない人にそういうところを盗まれて、真似されたら、よくないのでしょうけど、
陳腐な技術をひた隠しにするのもいかがなものかと思ったのでした。


                                                                                                                                                              • -

気になる... 投稿者:cornucopia 投稿日:2010年12月16日(木)07時59分14秒 返信・引用
> ジプリグッズ

> ジプリだったら

...


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そういえば 投稿者:まる 投稿日:2010年12月16日(木)08時23分46秒 返信・引用
>>これがドラえもんだったら、原子力にも「ポジティブ評価」をするような気がする。

ドラえもん自身は、体内に内蔵された特殊な超小型原子炉で動いているという設定でした。
いつ頃、設定したのか知りませんが、ネガティブなイメージはもってないのでしょうね。

こういう設定には作者自身が作品の中でしたものと、「方倉陽二」作のドラえもん百科等
に後から追加されるような形で書かれたものがあるのですが、どっちだったかは記憶に
ありません。

後者によると、ドラえもんに名字がないのは、「ロボットの象徴だから」だそうで、
日本国民の象徴に名字がないことを踏まえてのギャグでしょうな。

>>以前「原発広報センターにジプリグッズがあるのはケシカラン」という声に押されて
>>ジプリグッズが撤去された、という事件があった。

そりゃ、ジブリ著作権上の契約をしていないのに、無断で広報に使ってはまずいでしょう。
広報センターに置くのも、広報に利用しているということになると思います。


                                                                                                                                                              • -

著作権違反じゃないようですが 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月16日(木)08時42分24秒 返信・引用
http://www.asahi.com/national/update/0820/TKY201008190523.html

朝日新聞

宮崎駿監督のアニメで知られるスタジオジブリのキャラクター商品販売店が、
福島第二原子力発電所福島県)の広報施設から撤退することになりそうだ。
5年前に開店したが、「原発PRに協力している」とインターネット上で話題になり、
ジブリは「誤解を招く」と判断。販売店の運営会社が19日、東京電力に閉店を
申し入れたことを明らかにした。東電は「大変残念」と困惑している。

この店は「となりのトトロ」や「崖(がけ)の上のポニョ」、現在公開中の映画
借りぐらしのアリエッティ」などのキャラクター雑貨を販売する「どんぐり共和国」。
ジブリから許可を得て、ベネリック(本社・東京)が、全国に展開する約30店舗のうちの1店だ。
東電によると、原発の広報活動を行う福島第二原発エネルギー館(福島県富岡町)に
2005年7月に出店。「どんぐり共和国」は東北地方に同店を含めて2店舗しかなく、
年間約8万人の来館者の間で人気という。

だが最近、ネット上で「ジブリ福島原発のPRに協力している」と話題に。
同社は星野康二社長名で「メールと電話で複数お問い合わせをいただきました。
(中略)重大な判断ミスでした」と出店取りやめを指示したと公式サイトで発表した。

ジブリはキャラクターや作品のイメージを守るため、新作映画タイアップなどを除き、
企業や団体の広報にキャラクターを使用させていない。
今回は東電の広報施設内にある店のため、PRにあたると判断した。
東電は公式サイトで店を紹介しているが、キャラクターをPRには使っていないと説明。
「利用者、地域の方にご心配をかけ、大変残念。今後の対応は検討中」(広報)という。(小堀龍之)

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アパートの相当数は「相続対策目的」。 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月16日(木)16時35分14秒 返信・引用
以前、
「大家が『孤独死リスクを恐れ』単身者に賃貸しなくなるリスクを考えると、
 ちきりん女史のいうような『賃貸が分譲よりベター』理論は成り立たない」と投稿した。
http://anond.hatelabo.jp/20101202202019

これに対して2つの批判を頂いた。

①ちきりん女史は「多額の住宅ローンのリスク」を主張しているのであり、
 「賃貸が分譲より勝っている」とは主張していない。
 少額のローンで済むように、
 年収相応な安価な家、つまり「狭い家」「古い家」「遠い家」を選べばいい。

②今後人口・世帯数が減少するので「借家需要」が減少するので、
 「借家需給バランス」は「借り手市場になる」から、大家のワガママは通らない。

①については、確かにもっともな反論であり、分相応な家に住めばいい、と思う。

しかし、②については、一見もっともらしいが、実はカンタンに言い切れない点がある。

世の中には多量のアパートが存在しているが、これらアパートが建設された主目的、というのを
一般人はあまり理解していない。

確かに「借家ニーズがあるだろうから、そこそこ儲かるんじゃないか」という理由で、
つまり「純粋に借家需給バランスを勘案した上で建設された借家」も、それなりにある。

しかし、特にバブル期に建設されたアパートの類は、「借家需給バランス」以外の要因を
主目的に建設されたものが、相当ある。

それは「相続税対策のために、アパート建設自体が自己目的になっているアパート」である。
そういうアパートは、必ずしも借家ニーズが強いから、という理由で建ったものではなく、
相続税課税評価額が下がる」という政治的理由で建設されたのである。

この手のアパートが1990年に建設されたとして、築20年。
恐らく、アパートを建てた大家=地主は、2010年までに「寿命」を迎えたので、
「相続対策」にはアパートは役立ってくれただろう。

問題は、その次の代、旧大家の子供の代が、アパート経営を本気で行うか否か、である。
現時点ではまだ築20年だから、あまり老朽化することもないので、そのまま経営を続けるだろう。
しかし、これが2020年になり、2030年になり、相当老朽化した場合に、
「もともと自分の意思で始めた訳ではないアパート経営」を、そのまま続けるだろうか?

「旧大家の子供の代」も相続税対策に悩んでいるのであれば、彼らも本気になってアパート経営をし、
リフォームなり建替新築したりするだろう。
しかし、「旧大家の子供の代」が相続税対策するインセンティブは、2つの理由で希薄になっていると
考えられる。
①地価がじわじわ下がっているので、相続税そのものに頭を悩ませる必要がない。
②未婚率が上昇し、直系卑属(子・孫)を持たない大家が増えているので、
 「相続人の心配」をしてやる必要性がない。

・・・となると、相続税対策意欲が乏しい「旧大家の子供の代」は、経年劣化が顕在化する前は
「消極的なアパート経営を続ける」が、いよいよもってアパートが老朽化した場合に
「高いリフォーム費用を掛けてアパートを新装」せずに、「入居者募集せずそのまま放置」、
もしくは「取り壊して更地化」するケースが、結構出てくるのでは?

しかも、今後、「アパートといえども耐震基準を満たせ」とか
「アパートといえどもカーボンニュートラルにしろ」と社会的要求が増してくれば、
ますます「消極的アパート経営を続けることのコスト」は増大する。

特に首都圏に多いアパートの相当数が「相続対策目的を主目的としたアパート」であるのであれば、
その「主目的使命を終えたアパート」は、経年すると「御役御免」となるのでは?

「アパート経営による経済的便益」を「アパート経営によるコスト」が逆転する日に、
一気に老朽アパートが賃貸市場から去って、需給バランスがタイトになる可能性は、ゼロとはいえない。

勿論、需給バランスがタイトになれば、それに対して一定の供給はあるから、
需給バランスは緩むのかもしれない。
しかし、「相続対策目的」という「特殊要因供給」は出てこないから、長期的にはタイトな方向へ
進むのではないか?

                                                                                                                                                              • -

(無題) 投稿者:くろだ 投稿日:2010年12月16日(木)20時23分41秒 返信・引用
> No.13151[元記事へ]

 だらだら書き連ねる前にやることあるのでは?
↑とか。

                                                                                                                                                              • -

手帳在庫処分セール 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2010年12月16日(木)21時31分11秒 返信・引用
もう12月だし・・・

※女系の件は、これは「末裔概念の違い」としか、いいようがない。
 天皇制で「男系維持」を叫ぶ保守派が多いので、てっきり、
 一般人レベルでも「自分の先祖、ルーツといえば、男系を指す」と
 考えているのか、と思っていたのですが・・・


1.先日日経夕刊で「猫の飼育数が微増している、犬は微減なのに」として
  主なペットの推移グラフが載っていた。

  小生は、微増の猫・微減の犬よりも、そのグラフ内の
  「小鳥の見るも無残なまでの急減」の方が気になった。

  1980年時点で「小鳥を飼っている=35%」が
  2010年に「5%」にまで減少、一気に7分の1だ。

  一体、小鳥の世界に何が起こった?

2.↑の日経記事では、本来記者が別に気にしていない小鳥ネタを、
  小生が「ん?」と問題視して拡げたネタ。

  同じように、日経記者がスルーした一方で小生が気になったネタだが、
  日経スポーツ欄で、球団ビジネスと球場の関係が載っていた。

  要は「甲子園球場阪神グループ所有だから、球場内で副業すれば収益になる」とか
  「札幌ドームは所有が札幌市だから、売上は球団に入らない」の類の記事で、
  付属資料として「12球団球場の所有者リスト」が載っていた。

  で、日経記者がスルーしているデータに「神宮球場明治神宮所有」とあった。

  不勉強ながら、明治神宮神宮球場を所有している、という事実を、日経のこの記事で
  初めて知った次第。

  ・・・ということは、あの辺一帯の地所、全て明治神宮が所有している、ということ?
  戦前に明治神宮は国家の加護を受けて、多大な資産を下賜されたのだろうが、
  そういうのって、戦後はちゃんと「没収」されてしかるべきでは?

  しかも、宗教法人ということで、税金的にも相当優遇されている・・・

3.先日、明治安田生命が「赤ちゃん名付けランキング」を公表していた。

  ただ、小生が考えるに、この「母集団」は生命保険に加入しているような
  「しっかり者の親御さん」な訳で、ある意味「保守的な親御さん」である。

  こういう親御さんは、あまり極端な「DQNネーム」は赤ちゃんに付けない。

  一方、できちゃった婚で赤ちゃん作るようなヤンママだと、無計画ゆえ、
  保険に入らないし、DQNネームもつけてしまう。

  つまり、「しっかり者バイアス」を除去して勘案すれば、
  実際の新生児の名前には「もっとDQNネームが紛れ込んでいる」と
  考えた方がいいのでは?

  一番母集団の偏りが少ないのは、「新生児全員の住民基本台帳を閲覧するしまじろう」作戦である。

3.最近大塚ホールディングス東証に上場したので、思い出したネタ。

  外食の「最大手」は、実は日本マクドナルドになってしまったが、
  この会社、東証1部でも2部でもなく、ジャスダック上場である。

  外食の「最大手」が、東証1部でなくジャスダックに上場する、というのは
  極めて「不自然」なのだが、似たような疑問を持つ人は多いらしく、
  この疑問はしばしQ&Aサイトに登場する。

  で、様々な仮説・解説がなされているのだが、
  次の「仮説」が一番説得力があった。

  「通常、企業が新規上場するのは、資金需要があるから新規上場するケースが大半だが、
   マクドナルドの場合、上場の真意が他の会社と違っているので、
   『あえてジャスダック上場に留めておいた』。

   マクドナルド上場の真意は『藤田田一族の、相続対策』である」

4.工業高校で、「工業英語」を教育する、というネタが日経に載っていた。

  要は、モノ作り企業が海外進出する際に、技術タームを駆使して現地従業員に技術指導しなければ
  ならず、それに役立つ英語、ということらしい。

  ・・・むしろ「工業中国語」の方が、ニーズが強かったりして。

5.住宅評論家櫻井氏が語っているのだが、意外とマンションの現場において
  「ガスコンロの人気が高い」らしい。

  オール電化に押されていると思いきや・・・

  ガスの方がいい、という顧客にその理由を聞くと、
  「ガスを使わないと、子供が火に接する機会がなくなるため」という
  「子供に火の使い方を教える」という目的が多いらしい。
  これって、大阪ガスが提唱する「火育」?

  一方、マンションデベの開発担当は、「オール電化の方が支持されている」と
  思い込みがちなんだが、今後、これがギャップになっていくのか?

6.小説「スギハラ・ダラー」に書いてあったのだが、
  ヒトラーの演説は、最初は「ボソボソっと、小声で低音で始まる」らしい。

  小声で低音なので、注意して聞き取らなければいけない。
  自然と聴衆はヒトラーの発言を注意するようになる。

  そうやって引き付けておいて、徐々に声が大きくなり、トーンも高くしていく。
  最後には絶叫になった時には、聴衆は完全にマインドコントロールされるのだとか。

7.日経に「都営地下鉄は、従来4路線毎に別々に置いていた列車司令所を、
  1箇所に統合する」と載せていた。
  統合することで、1路線に事故勃発した際に、即座に他路線用要員を
  事故路線に転換できるので、事故時の対応がスムーズになる、としている。

  ・・・であれば、更に進んで、メトロの運転司令とも統合すれば?
  メトロとの経営統合は無理でも、司令統合はできるのでは?

8.ウィキリークスの機密流出が話題だが、ウィキリークス自身は
  「Aという機密情報とBという機密情報、どっちがニュースバリューがあるのか?」という
  こと自身を判断する能力は、ないのでは?

  ニュースバリューを判断できるのは、やはり、知見を積んだ新聞社とかジャーナリストであろう。
  なので、ウィキリークスができることは
  「ニュースバリューの軽重はよくわからないので、とりあえずぜ〜んぶ流出しておくから、
   あとは新聞社なり専門家なりはてなぶっくまーくが、情報の価値を判断してね!」ということ。

9.最近、自分の「はてなブックマーク」に、
  「aikoku sensei」という「はてな界で有名な靖国ウヨク」に
  「お気に入り登録」されてしまった・・・

  これって、拙ブクマが、一種の「監視対象入り」した、ということ?

10.日経グローカルより

   スキー場が不振にあえいでいる。
   そもそもバブル期に、大した需要が見込めないのに
   「隣の村が三セクスキー場をオープンさせたから、オラの村も」
   という「ノリ」で、村長が無計画にスキー場を作りまくったツケ、という面もあるのだが。

   で、閑古鳥スキー場だが、「廃止」という事例は、あまりない。
   「休止」ばかり目立つ。

   実はこれにはカラクリがあり、国有林をスキー場にしたような場合、
  「廃止」するには「国有林の原状回復」、つまり「植林」が求められるため、
  それを避けるべく「休止」という体裁にしているのだとか。

11.先日、荻窪から杉並区の堀ノ内近辺(環七付近)に行こうとした。
   歩くと遠いなあ、と思って、
   「環七沿道だから、同じ環七沿道の高円寺からバスが出ているハズ」と思って
   高円寺に出たが、堀ノ内方面へのバスが全然ない。

   おかしいなあ、と思って調べたら、手前の阿佐ヶ谷から堀ノ内方面バスが出ていた。
   「やられた・・・」

   なんで阿佐ヶ谷から出ているんだろう?
   杉並区役所があるから?

12.バスで思い出したが、都内のバス停には、ベンチがあるケースはあまりない。
   スペースの関係で仕方ないのかもしれないが、北海道のバス停だと
   ベンチは勿論、「待合室」があるバス停もある。

   都内でも、スペースが許せば、待合室でも設けてくれたら・・・

13.京王バスの中野車庫を見て思ったのだが、こういう都内のバス車庫って、
   「立体化」できないのか?

   立体化して、余剰スペースを売却すれば、多少は収益になるのに。
   一部ではそのような立体利用があるのかもしれないが、まだまだである。

   電車車庫も然り。
   阪急の西宮北口車庫なんか、「ガーデンズ」が反対側にできるような立地なんだから、
   こちら側も立体化して・・と思ってしまう。

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