【5月18日のもろもろ】
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月18日(金)18時38分28秒
返信・引用
どもです。
各国の家庭料理については、これは最近小売・スーパーの本・雑誌(ウォルマートやイオン)を
読む機会が多くて、その際に必ず出てくるのが
「日本の家庭は欧米より鮮度への要求が厳しい」
とか
「アメリカの家庭は冷凍食品依存度が高く、スーパーは食品仕入れの一括合理化が図りやすい」
とか
「日本は地域によって食文化が多用な為、食品スーパーの全国展開が遅れ、
欧米のようなスーパー寡占が起きていない(群雄割拠状態)」
の類の記述が多かったので、
「そもそも日本って献立種類が多すぎないか?」と「気付いて」、そのような投稿をした次第。
その意味では確たるデータがある話でなく、感覚論です。
献立メニューの多様性って、食育推進主義者から言わせれば
「文化の多様性で、良きこと」ということなんでしょうが、
これが日本の食流通の合理化の足かせ、エンゲル係数の高止まりを招いていると考えると、
「行き過ぎた献立の多様化」も、どうしたものか、と思う。
余談ですが、「ミールソリューション」というには、
元々はアメリカでは「料理の簡易化」という意味ですが、
日本の主婦は「料理の簡易化より、献立の決定に悩んでいるから、
ミールソリューションを『献立チョイスのヘルプ』に意味合いを変えれば?」というエントリがありました。
まさに「クックパッド」が日本的ミールソリューションですなあ。
http://electrogustometry.blog23.fc2.com/category11-1.html
>アメリカはともかく、日本の主婦にとって、
>「調理」は大きな悩みにはなっていないという事実があります。
>それどころか、「調理は面倒」を「調理は楽しい」が上回っている
>ことの方が多いのですね。
>日本の主婦の最も大きな悩みは「献立を考えること」。
>これがさまざまな調査データに、共通で見られます。
(中略)
>約700人が選んだ結果は…
>◎料理の献立を考えるのがたいへん。(59%)
>◎後片付けが面倒。(38%)
>◎料理をする。(10%)
>「料理をする」をあげた人はやっと10%に過ぎません。(複数回答)
>食卓づくりをする上で、日本の主婦の最大の悩みは、
>「献立を考えること」。
>だから、日本で食卓の課題解決をはかろうとすれば、
>まず献立提案が最重視されるべきはずですね。
あと、diggy様、ご提案ありがとうございます。
保険制度の活用というのは、以前姉歯事件を受けて、
「損保会社に住宅性能検査機能を持たせてはどうか?」という議論があったのと、同じ流れでしょう。
細かいところではいろいろありそうですが、基本路線として「損保会社の活用」というのは、
充分政策メニューになりえるでしょう。
★先日渋谷ヒカリエ8階に行ったら、小布施町図書館の本が置いてあった。
老朽化本の寄贈を受けたものでなく、正規に貸し出された本らしい。
(宅急便でやり取りしているのか?)
・・・その辺の喫茶店とか散髪屋とかの、
「暇つぶし蔵書」に、図書館の本を活用する、というのは、どう?
★昔の本を読むと、新宿住友ビル(通称三角ビル)で、1975に
「幼稚園児の回転ドア事故」があったらしい。
・・・過去を学習しなかった不動産業界&回転ドア業界が悪いのか、
過去を伝え続けなかったマスコミが悪いのか・・・
★役所の住民課が、本来大正生まれの女性の生年を
「昭和生まれである」と勘違いして、本来なら受給されるハズの老齢年金を
受け取れなかった、というトラブルがあったらしい。
(女性死亡後に、戸籍との齟齬に役所が気付いた)
要は「大正10年生まれ」と「昭和10年生まれ」の取り違いミスのような話だが、
これって西暦和暦でも同じ話が出る危険性はないか?
例えば
「本来昭和44年生まれの人を、1944年生まれと勘違い」
「平成4年生まれの人を、2004年生まれと勘違い」
最近は西暦和暦選択制の行政窓口も増えているから、この種のトラブルは
より起こりやすくなっているのでは?
★二日酔いは年間1兆円の経済ロス、という試算結果が出たらしい。
以前、何故かアメリカの団体が、
「偏頭痛は日本の生産性を兆円単位で引き下げている」として
「経済生産性向上のために、日本政府は偏頭痛対策をすべきだ」と提言していたが、
この手の「慢性病、慢性症状」によるGDP引き下げ効果って、バカにならないのでは?
「肩こりは生産性を●兆円引き下げる」
「腰痛は生産性を●兆円引き下げる」
「冷え性は生産性を●兆円引き下げる」
・・・この手の慢性症状はの改善研究は、「生死に直結しない」ということで、
医学界では亜流に扱われ、厚生労働省内でも亜流扱いになる。
「肩こり改善研究に200億円の予算を付けるなら、
ガン研究や難病研究の方に優先して予算を付けろ」と患者団体に言われたら、
厚生労働省はグウの音も出ない。
なので、これら慢性疾患の改善研究は「経済産業省」が予算付けて研究してはどうか?
生死に直結しないが、GDPに直結するのだから。
★銘柄米価格が上がらない一方、ブレンド米のような「ノンブレンドのすそ米」の
価格がじりじり上がっているらしい。
私見だが、若者を中心に
「繊細な味覚がわからなくなってきた」という影響がボディブローのように効いてきているのでは?
「新潟魚沼産コシヒカリも、九州某県のすそ米も、そんなに味覚差を感じない、
じゃあ安いほうを買おう」というような感じ。
実際、東京ガスが若年層と高齢層で、
「非常の濃度の薄い砂糖水や塩水を味わってもらって、甘みや塩味を知覚できるか?」を
実験したところ、知覚できない若年層が多発したのに対し、高齢層は相当程度知覚できたらしい。
本来医学的には、加齢により味覚は劣化するので、逆の結果になるハズなのに、である。
ということで、20年後、30年後には、
「なせ魚沼産コシヒカリは、中国輸入米より高いんですか?大して味も違わないのに?」
という消費者がマジョリティーになって、
「価格は高いが繊細な味で美味しい」日本農産品が、国内では全然売れない、ということにならないか?
穿った見方をすると、農水省が「食育」に躍起になっているのは、
「日本人の繊細な味覚を維持しなければ、日本農作物を高く売れなくなるから」ではないか?
★「今は存在しない職業への準備――「21世紀型スキル」」というエントリが面白かった。
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120508/1048402/
>米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏が2011年8月、
>ニューヨークタイムズ紙のインタビューで語った予測が波紋を呼んでいる。
>「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、
>大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」というのである。
>情報化が進むに従って、我々の働き方は大きく変わってきている。
>例えば、10年前には「情報セキュリティマネージャー」や
>「ソーシャルメディア・コーディネーター」などという職業は存在しなかった。
>現在の教育は、19世紀末から基本的な構造が変わっていない。
>大学で専門家を養成することを頂点とし、必要な知識や技能を段階的に
>小学校から積み上げていくという仕組みである。
>このシステムは微修正を積み重ねながら、100年以上有効に機能し続けてきた。
>しかし、職業が安定したものでなくなるとすれば、教育システムは大きな変化を迫られることになる。
でふと思ったのだが、そういう「職業カテゴリが不安定な21世紀の子供たち」に対して、
キッザニアというのは、果たして有効なんだろうか?
あれは「可視化可能な、判りやすい職業」を「ごっこ遊びする」シロモノだが、
21世紀も後半になると、可視化できるような職業は、大半はロボットが代替するようになって、
本当に「今はまだ存在しない職業」(当然、可視化できない)がメーンになる?
以前「医師や教師は、子供にとってわかりやすい職業だが、公認会計士はわかりにくい職業だ」と
書いたことがある。
公認会計士の存在理由を理解するには、「経営と資本が分離された企業」という存在の理解が大前提になる。
これを理解するには、恐らく高校程度の知識がないと理解不能。
当然、キッザニアには公認会計士なんて出てくることはない。
他方、医師や先生というのは「3歳の時点で初めて目にする、親以外の大人」なので、馴染みやすく、
「憧れの職業」になりやすい。
しかし、21世紀後半には、これらはロボット代替されている気がする・・
★ここのところ、ネットが既存事件について、マスコミが気付かなかったアジェンダを提示する、と
いう事例が相次いでいる気がする。
その1)高速ツアーバス事故について、(マスコミが気付かなかった)道路構造不備を大貫さんが指摘
→翌日以降、マスコミが後追い報道
その2)大阪維新の会が、「親への教育」を意図した条例案作成
→(マスコミが気付かなかった)条例案後段の、
発達障害に関する記述を一部ブロガーが問題視して批判集中
→翌日以降、マスコミが後追い報道
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月18日(金)19時05分27秒
返信・引用
久々鉄コ。
気仙沼なり陸前高田なり大船渡なり、三陸の海産物が豊富に取れるエリアと
羽田空港を、「飛行艇」航空便で結んでみてはどうか?
例えば、朝7時に陸前高田を離陸(というか離水)して、
8時半頃に羽田沖に着陸(というか着水)。
夕方17時頃に羽田を離陸(というか離水)して、
18時半頃に陸前高田に着陸(というか着水)。
機体の基地は陸前高田に設定する。
朝一番に陸前高田を出て、夕方に陸前高田に戻るのは、
一つには「地元企業が東京に日帰りビジネスが出来るように」という設定。
そしてもうひとつの理由は「海産物を高速輸送する」ためである。
ただ、単に1往復だけだと、高価な機体を持て余してしまうので、
「小笠原に出稼ぎ」を行う。
9時半頃に羽田を離陸(というか離水)して、
12時頃に小笠原に着陸(というか着水)。
13時頃に小笠原を離陸(というか離水)して、
15時半頃に羽田に着陸(というか着水)。
小笠原航路は小笠原諸島の「悲願」だが、空港建設地とかすったもんだしている。
飛行艇導入なら空港建設は不要だが、高価な飛行艇を小笠原だけに使うのでは、
いかにも採算が悪い。
ならば、三陸新生の象徴としての飛行艇航空路と合わせ技にすればいい。
飛行艇は新明和のUS-2を利用(定員38名)
http://www.shinmaywa.co.jp/guide/us2_passenger.htm
にあるように、新明和自身、事業性を検証しているようだ。
また、飛行艇は、災害が再度発生した際には、災害救援の切り札になるはずだ。
なので、機体購入に多少の公費を投入しても、そこは理解が得られるだろう。
ということで、防衛省、岩手県、市(仮に陸前高田市)、東京都、小笠原村、新明和の6者出資の3セクが
機体を保有して運航してはどうか?
ただ、羽田周辺のどこを着水海域にするのか?がネックだなあ・・・
投稿者:diggy 投稿日:2012年 5月19日(土)02時33分19秒
返信・引用
> No.15018[元記事へ]
スルッとKANTOさんへのお返事です。
>
> ただ、羽田周辺のどこを着水海域にするのか?がネックだなあ・・・
羽田沖でもいいけど、羽田にこだわらず、たとえば新木場の先あたりのほうが便利な気がします。
あと、全然関係ないけど、飛行艇って琵琶湖を発着すれば、京都へのアクセスが便利になると思う。京都は空港が遠いから、東海道山陽新幹線沿線以外からのアクセスがかなり悪いので。たとえば、仙台⇔琵琶湖とか、金沢⇔琵琶湖とかなら割といけるのではないかと。
可視化できる職業
投稿者:なかだ 投稿日:2012年 5月19日(土)06時58分21秒
返信・引用
今も昔も、ホワイトカラーの仕事は可視化が難しいですね。
私が子供のころ、「お父さんの仕事しているところを絵にかきましょう」というのが小学校の授業でありました。
私の父親は某大手電機メーカーの工場に勤めていたわけですが、小学校中学年程度の頃の私は「ベルトコンベアーにのった部品を組み立てている父」みたいな絵を描いたんですね。
で、それを見た私の母親が困ってしまって……
実際は父親は電子回路の設計開発が仕事で、当時は開発部の課長ぐらいの役職だったはず。机に向かって図面を書いたり、特許書いたり部下の書類の決裁や会議やらに悩殺されて。つまり、机にPCがないだけで、やってることは今の私なんかとなんら変わらない。
こういう人たちは世のサラリーマンのうちの相当数の割合を今も昔も占めていたはずで、キッザニアではこういうタイプの職業ははなっから相手にしてないわけですよ。
ですから、あまりキッザニアの心配をしてもはじまらないのではないかと。
家庭料理
投稿者:なかだ 投稿日:2012年 5月19日(土)07時05分8秒
返信・引用
確かに日本の家庭で出される料理は米国に比べるとまだまだ冷凍食品依存度は低いでしょうし、献立を考えるが大変というある意味楽しい悩みを持つ人は多いかもしれないですね。
でも、そのことと「中国の家庭に行くと、中華料理以外の料理が出るケースはあまりない」とは全く関係がないように思うし、事実ではないように思います。
着水地点
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月19日(土)07時18分57秒
返信・引用
着水地点を羽田にしたのは、航空管制を羽田に統一した方が安全性高いんじゃないか、という点と、羽田のターミナル施設や燃料施設を借用することで、独自施設整備負担を避けたいこと、あとは羽田乗り継ぎで伊丹など全国各地に行きやすいので
琵琶湖着水するならば
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月19日(土)07時25分16秒
返信・引用
国立公園法を思い切り「無視」したら、飛行艇で田沢湖・十和田湖・洞爺湖などにダイレクトに直行するのも面白い。冬季凍結するのかな?
Re: 【5月18日のもろもろ】
投稿者:くろだ 投稿日:2012年 5月19日(土)07時30分15秒
返信・引用
> No.15017[元記事へ]
> >米デューク大学の研究者であるキャシー・デビッドソン氏
つまり米国の話ですね。
> >現在の教育は、19世紀末から基本的な構造が変わっていない。
> >大学で専門家を養成することを頂点とし、必要な知識や技能を段階的に
> >小学校から積み上げていくという仕組みである。
> >このシステムは微修正を積み重ねながら、100年以上有効に機能し続けてきた。
手元に高等学校学習指導要領解説の理数編があるのですが、
日本の数学教育はそういうふうになっていません。
高校で打ち切ることを考慮した「数学活用」という科目があったりします。
投稿者:くろだ 投稿日:2012年 5月19日(土)07時39分24秒
返信・引用
> No.15018[元記事へ]
> ただ、羽田周辺のどこを着水海域にするのか?がネックだなあ・・・
水陸両用なんだから、滑走路に着陸すればいいのでは。
投稿者:diggy 投稿日:2012年 5月19日(土)09時57分56秒
返信・引用
飛行艇の話の続き。
東京(羽田)⇔小笠原(父島) の定期便を開設とするとともに、沖ノ鳥島、南鳥島、硫黄島、尖閣諸島へのツアー便を不定期で開催します、大規模災害時には東京都に機体を貸し出します、と提案すれば、石原都知事はのってくれるんじゃないかと思うんですが。
投稿者:あじあ号 投稿日:2012年 5月20日(日)12時31分4秒
返信・引用
私は飛行機が大好きなので、あえて言いますが、危なくないのですか?
ジェットフォイルが、時々浮いている丸太やクジラにぶつかって、
乗っている人が怪我したとか報道されていませんか?
プールならともかく、普通の海で着水・離水するのは、救難艇とかは別として
今の時代、安全性を考えれば、定期便としてはできれば避けるべきでは?
>沖ノ鳥島
(笑)おーい、面白いけど、なにするの?釣り?
ただ、沖ノ鳥島は国際法上経済水域をもてる島か、もてない岩か問題になって
いますので、飛行艇でもいいので航空路線があればいいかも。
昨日、大学講義で「紅の豚」に似ていると言われたので気になった。
年金関係:本当か?
投稿者:あじあ号 投稿日:2012年 5月20日(日)12時38分13秒
返信・引用
>役所の住民課が、本来大正生まれの女性の生年を
>「昭和生まれである」と勘違いして、本来なら受給されるハズの老齢年金を
>受け取れなかった、というトラブルがあったらしい。
>(女性死亡後に、戸籍との齟齬に役所が気付いた)
この「勘違い」という行為がよくわからないのですが、裁定請求は年金事務所で行うので、
住民課(ということは市区町村役場ですか?)のミスでこのようなことが起きるという
ことが理解できないのですよ。戸籍や住民票自体は間違っていたということ?
ちゃんと引用していますか?また引用もとは確かですか?
時系列で後だからといって因果関係があるとは言えない
投稿者:あじあ号 投稿日:2012年 5月20日(日)12時41分48秒
返信・引用
>その1)高速ツアーバス事故について、(マスコミが気付かなかった)道路構造不備
>を大貫さんが指摘→翌日以降、マスコミが後追い報道
大貫さんの指摘の後でマスコミが報道したのは確かだが、因果関係があると主張するの?
その根拠は?
投稿者:あじあ号 投稿日:2012年 5月20日(日)12時54分48秒
返信・引用
> 尖閣諸島を個人の地主から東京都が購入すると話題になっているが、
> もし、尖閣諸島を中国が買うと申し出て、破格の価格でもし個人地主が
> 売ったらどうなるのだろう
>日本人から買った時点で「日本のもの」というのが確定しちゃうのでは。
中国「政府」が購入すれば、日本の法制度下における所有権を認めてしまうので、
中国領であるとの主張と矛盾してしまいますね。
これは、国際法上、相手の領土主張を認めた行為として日本側に有利になりますね。
なお、北方領土について、外国領であるという扱いをすれば、相手の領土主張を認め
てしまう(これは判る)ので、外交当局は、諸官庁に国内扱いせよと要請してますが、
正直、変なことになります。
例:北方領土地区からの輸入については、検疫なしで認めよ、とか。
(相手方官庁反論:おーい、変な病気が国内に入ったらどうすんねん。
我が国側の保健所等を北方領土に設置させてくれたら、考えよう。)
Re: 時系列で後だからといって因果関係があるとは言えない
投稿者:なかだ 投稿日:2012年 5月21日(月)06時16分12秒
返信・引用
あじあ号さんへのお返事です。
> >その1)高速ツアーバス事故について、(マスコミが気付かなかった)道路構造不備
> >を大貫さんが指摘→翌日以降、マスコミが後追い報道
>
> 大貫さんの指摘の後でマスコミが報道したのは確かだが、因果関係があると主張するの?
> その根拠は?
あれは映像みただけで誰でもちょっとおかしいと思いますからね。
みのもんたが映像見て指摘してましたが、彼はおそらく大貫さんの指摘を見てないはずです。
ただ、その時点ではみのさんが言っただけで、番組中他のコメンテイターやアナウンサーのフォローはありませんでした。
ちなみに大貫さん、かれこれ15年ぐらい前に何度か鉄道関係のコミュニティで議論したなあ。
当時やや自分の見たことを過信して類推する傾向があり、東京駅中央線ホームの位置の話で結局私の予想のほうが正しかったのをよく覚えています。
年号取り違いの原典
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月21日(月)14時14分28秒
返信・引用
老齢年金でなく健康保険料の間違いだったようで、失礼
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120509-OYT1T01601.htm
>大正と昭和を間違う…市が14歳若く住民登録
>秋田市が市内の女性(87)の生年月日を、実際の年齢より14歳若く誤って
>住民登録していたことが9日、市への取材でわかった。
>同市市民課によると、女性が1989年に市へ転入した際、「大正14年生まれ」を、
>職員が誤って「昭和14年生まれ」と住民登録したという。
>今年3月上旬、女性の家族が死亡し、親族が死亡届を提出した際、同市が本籍地の
>自治体に戸籍を照会して誤りが分かった。
>市は4月、女性に対し、実際は対象となっていた後期高齢者医療制度の保険料を、
>時効分を除き約7万8000円を請求した一方、過大に徴収した国民健康保険税4年分約16万円を還付した。
>同課は「ミスに気付かず迷惑をおかけし、大変申し訳ない」としている。
>(2012年5月10日00時00分 読売新聞)
高学歴女性パラドックスと、世帯年収1,000万円超での勤労意欲弾力性逓減
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月21日(月)19時55分10秒
返信・引用
以前、名ブロガーkechack氏が、「高学歴女性パラドックス」を提唱されていた。
これは、
「高学歴の女性は、それまでの人脈等から、高学歴(=高収入)男性と知り合うケースが多く、
その結果として高学歴女性は高学歴(=高収入)男性と結婚する確率が
(低学歴女性と比べて)有意に高まるので、
その結果として「退職して専業主婦になっても、経済的にやっていける」
可能性が高まる。
よって、学歴を身につけた女性ほど、専業主婦になってしまう比率が高くなり、
「学歴の社会還元」がなされなくなって、教育効果が減損してしまう」
というパラドックス。
で、このパラドックスの「解消」に、経済学的アプローチが、果たして有効なんだろうか?
これはあくまで私見だが、
「ある一定の世帯収入までは、勤労意欲惹起に経済的アプローチは有効」
だが、
「ある一定の世帯収入を超えてしまうと、勤労意欲惹起への経済的アプローチの有効性が薄まってしまう」
ということがあるんじゃないか、と思う。
具体的数値で説明すると、
「ダンナの年収=800万円の家庭の場合、高学歴女性が
「もう200万円は稼ぎたい」として再勤労しようとする」が、
「ダンナの年収=1,000万円以上の家庭の場合、
高学歴女性が「プラスアルファ稼ぎたい」という意欲が、急速に萎んでしまう」
という現象が、あるのではないか?
要は、
「子供をそれなりの学校に進学させるだけの世帯年収ライン」に達してしまえば、
「それ以上、稼がなきゃいけない」という勤労意欲より、
「教育ママとして、子供の教育に賭ける、子供の側にいたい」
という意欲が勝ってしまう。
勤労意欲曲線が、「子供をそれなりの学校に進学させるだけの世帯年収ライン」を超えてしまったら、
一気に「傾きが低下してしまう」ということ。
「子供をそれなりの学校に進学させるだけの世帯年収ライン」というのは、恐らく都市圏によって
違っていて、東京圏だと1,000万円とか1,200万円なんだろうが、
大阪圏だと1,000万円いかなかったり、福岡圏だと800万円程度だったりする。
こういう「学歴の死蔵」は社会的損失だが、
既にダンナが1,500万円も稼いでいるような高学歴女性主婦に
「じゃあ年収1,000万円のところを、年収2,000万円に倍増させますから、働いてください」と
ニンジンぶら下げても、こういう女性は再勤労する可能性が急増するわけではない。
こういう女性にとっては、経済的懸念が乏しいため、
「子供に付き添って教育する=プライスレス」とマスターカードCMみたいな状態になっている。
プライスレスVS年収1,000万円、もとい年収2,000万円じゃあ、プライスレスの勝利。
こういう言い方もできる。
「高学歴女性の稼ぎ能力は経済的可視化できるが、
育児教育効果は経済的可視化できないので、高学歴女性は可視化できていない育児教育を担当せざるを得ない」
このような「高学歴専業主婦」を、労働市場に引っ張り出して、日本社会の生産性を高めるためには、
経済的アプローチじゃなく、
「あなたが再勤労することが、日本社会の為になります」と
「利他的アピール」をすることの方が、効果的なのかもしれない。
それこそ「あなたが再勤労すれば、子供はあなたの背中を見て、プラスの影響を受けますよ」と
「育児教育とオルターナティブ」とアピールした方が、いいのかも。
イラク国旗
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月21日(月)20時11分8秒
返信・引用
公文かどこかの「お風呂に貼って、世界地図&国旗を覚えよう」というのがあって、
そこでイラクの国旗が「空白」になっていた。
で、上の子が「なぜ空白なのか?」と妻に聞いたが、妻もうまく答えられなかったらしい。
これは推測だが、サダムフセイン体制が打倒され、アメリカ主導の新政権が発足した際に、
「体制変更の象徴として」、国旗デザインを変更したのだろう。
・・・ということを妻にしたところ、
妻は子供に「大統領が変わったから、国旗が変わった」という説明をしていた。
大統領が変わったから、国旗が変わった訳ではない、
「体制」が変わったから、国旗が変わったのだが、
この「体制」というファジーな用語を、子供にいかに説明するか・・・
(というか、妻も正しく理解しているのか?)
以前「満鉄調査部」を読書した際に、
張学良が、関東軍の反対を押し切って、自軍の旗を青天白日旗に変え、
「国民党(蒋介石)に従う」ことを内外に示した、というエピソードが書かれていたのを思い出した。
これが「旗幟を変える」、「旗幟を鮮明にする」ということわざなんだろうなあ。
それで
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月21日(月)20時21分17秒
返信・引用
「日の丸は日本の国旗か?」議論が起きるわけだ。
「日本の体制は、戦前と一緒なのか?違うのか?」
【日経通信】
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月22日(火)21時54分1秒
返信・引用
★エッフェル塔の「文化的意義」は
「庶民でも、カネさえ払えば、眺望を見に行ける」という文化を創ったことらしい。
平たく言えば「権力者が私占していた眺望が解放された」ということ。
★また、江戸時代、城(天守閣)を絵画に残すのは軍事的にタブーだったとのこと。
富士山の絵が多いのは「タブーがなかったから」という側面もあったんだとか。
★生物の構造を工業技術に生かす「バイオミメティクス」
というのがあって、例えば
「トンボの羽の構造を応用して、風力発電でより集風する」とか
「タマムシの羽の構造を応用した、着色せずに発色させる技術」とか
「カタツムリの殻の構造を応用した、耐久性に優れた外壁材」とか
「ガの目の構造を利用した、反射防止フィルム」とか
「ヤモリの足の吸着構造を利用した、粘着力の強いテープ」とか
「マグロの皮膚構造を利用した、摩擦係数の小さい船舶塗料」とか
「アメンボの足の構造を利用した、水上歩行ロボット」とか
「バラの花びら表面構造を利用した、保水技術(砂漠に応用可)」とか、
兎に角いろいろ考えられているらしい。
生物多様性は、こういう点からも確保されなくちゃいけない、ということか。
【5月22日のもろもろ】
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月22日(火)22時00分43秒
返信・引用
★かつては五輪というのは視聴率20〜30%は固い「優良番組」で、
なので民放キー局は放送権の獲得にシノギを削っていたのだが、
ここのところ「趣味の多様化」の影響で、五輪といえども
「視聴率はようやっと10%台」程度しか稼げない、とのこと。
これにはテレビ局のみならず、地デジ特需の「後遺症」に悩まされる
テレビメーカー、家電量販店も悩みのタネで、
いくら「ロンドンオリンピックを大画面で見よう」と宣伝しても、
そもそもオリンピックを見ない人が増えるようでは、どうしようもない。
東京都の「東京五輪誘致活動」が支持を得られにくい背景としては、
「そもそも数十年前と比べても、五輪なんて関心ない、という無関心層が
増えているから(特に都市部で)」ということもあるのでは?
★飲食店の評価のサイトとしては「食べログ」とか「ライブドアブログ」とかあるが、
物販店、例えばスーパーマーケットとか衣料ブティックを評価するレビューサイト、というのは
ないのだろうか?
「池袋のエチカ内のブティック30店を、口コミ評価してみました」
「御殿場アウトレットの150店を、口コミ評価してみました」
のようなサイトが、あってもおかしくないと思うのだが・・・
★放射能の過剰忌避ママが相次ぐのは、
戦時下において形成された「(国家が)母親に対し、ひたすら母性の発露を求める『母性至上主義』」が
戦後の「専業主婦」という制度でさらに肥大化し、
「自己の存在理由を『母性の限りない発露』と定義づけしてしまったママ」による
「自己存在の再確認作業」と看破したエントリがあった。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.gepr.org/ja/contents/20120326-01/
その意味では、「(科学的合理性を欠くまでに)放射能に過敏の反応すること」は、
「むしろ母性の発露の証明として、自己満足を満たしてくれる」ということになる。
裏返せば、
「国の規制値、●ベクレル以内の食品であれば、科学的に妥当だから、購入してもいい」という態度のママは、
科学的には「正しい」のかもしれないが、
「母性発露レース」という観点では、「なんて子供のことを考えない、冷たい母親だろう」と
周りのママ友や姑に揶揄される、ということになってしまう。
★飛ぶ鳥を落とす韓国のサムスン電子って、会長は一人ですが社長は7人もいるんだとか・・・
副社長は数十人いるらしい。
複数もいる「社長」って、社長の意味ないんじゃ・・・
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/32639
★フェイスブックの書き込み内容を「テキストマイニング分析」を施して、
「この男性は、こういう趣味や性格の持ち主なんだな」と分析して、
「じゃあ貴方にはこのような女性が似合うでしょう」とフェイスブック婚活できるソフトキボンヌ。
・・・と書こうと思ったら、どうやらそういうサイトがこの春に誕生したらしい・・・
★ウェブサイト「BIZ誠」は、時々面白い記事が載っている。
で、「全3ページ」の記事を読み進めて、3ページ目に達した時点で
「この記事面白いなあ、はてなブックマークしておこう」と思ったとする。
実はBIZ誠のページにはキチンとはてブアイコンが存在するので、
そこから手軽にブクマ手続きが出来るのだが、
「3ページ目がブクマされてしまって、1ページ目はブクマされていない」のではないか、と心配。
【児童虐待は「3丁目の夕日が明るかった頃」の方が多かった疑いもある】
投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2012年 5月22日(火)22時01分56秒
返信・引用
大阪の「維新の会」が親学押し付け条例を画策し、世論の猛反発で引っ込めるようだが、
そもそも「昔の伝統的子育てでは、児童虐待なんてなかった」というのは、一種の「神話」ではないのか?
「現代は、児童虐待が増えている」というのが「社会の常識」となっているのには、
2つの「要因」があると思う。
1.行政の「問題可視化、認知化機能」
2.マスコミによる「アジェンダバイアス機能」
1.は、例えば発達障害なんかが典型例だが、
「医学の側、行政の側の検査体制が充実してきた結果、従来だと見落とされてきた症例の把握率・捕捉率が上昇してきた」
というもの。
発達障害などは、かつては検査体制が未整備だったので、認知件数も少なかったが、
最近では行政側の検査体制が整ってきている上、市民の側も「大人の発達障害」なんて本などの影響で、
症例の認知度が高まってきているので、検査に出向く市民・親が増える、そういうことで認知件数が増える、という関係にある。
これを「児童虐待」に当てはめると、
「数十年前に比べて、児童虐待を把握する行政の体制が整備されてきていて」、
その上
「市民の側にも、児童虐待を社会問題として認識するようになってきている」ので、
「市民の通報も増え、行政の認知も増える」という関係になっている。
2.は、「マスコミがニュースのネタに取り上げると、今まで顕在化していなかった社会問題も可視化されて顕在化する」という話。
例えば以前から「パワハラ」「アルハラ」なんてのは社会に存在していたが、
マスコミの方が「それは問題だ」としてこなかったから、問題が可視化されなかった。
しかし、マスコミや社会学者が「問題だ」と問題提起(=アジェンダセッティング)することによって、
可視化されて、問題意識が社会に共有化される。
もっと平たく言えば、
「児童虐待は、数十年前にはアジェンダセッティングされていなかった」ということ。
問題としては存在していたが、マスコミが報じなかったため、それが可視化されなかっただけではないのか?
・・・ということで、例えば「3丁目の夕日がまだ明るかった」昭和30年代と、現代とで、
「虐待発生度合いを定量的に比較する」というのは相当に難しい作業ではないか?
行政データも、報道データも、比較母データとしては不適だから。
それでも聞き取り調査とか、医学的データとかから、強引に定量比較してみたら、
「実は昭和30年代の方が、児童虐待は酷かった」という結果が、出そうな気がする。